どうせ読んでもらえないでしょうけれど東南アジア、カンボジアの話です。
北朝鮮危機と希望の党に隠れて目立ちませんが、カンボジア、ここにきて中共寄りを強めています。
具体的には親中共のフン・セン政権が野党救国党(CNRP)に対する圧迫を強めたこと。
なぜ強圧手段に出るかというとフンセン批判が高まったから。
これでフンセン強権体制となればカンボジアはいずれ中共の従属政権化することでしょう。
親中共のポルポトであれだけひどい目に遭ったにもかかわらず、です。
ただカンボジアの親中共は今日に始まったことではありませんし、中共従属が深刻なのはむしろラオス。
そして最大の懸念はそれがタイに波及することですが、実際ジワジワ浸透しています。
対して日本の危機感のなさ。
極端な話、尖閣と南シナ海以外は無関心で、カンボジアに完全に中共従属政権ができても日本は惰性でODAとかの援助を続けることでしょう。
日本の保守系の東南アジア専門家も東南アジアでの中共の影響力拡大を警告していますが、保守の人、そもそもそんな専門家いたの? くらいの認識では。
どうせ読んでもらえないと最も初に書きましたが、こうした関心の薄さこそ最大の不安。
心配です。