バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

決められたことを守って…

2017年03月27日 18時53分52秒 | バス運転士
弊社の運転士が運行ミスや事故などを起こすと、その詳細が書かれた紙が点呼場や掲示板に貼り出されることがあり… 大抵の場合、赤くて大きな文字で印刷された「決められたことを必ず守れ!」という意味の一文で締めくくられている(ような気がする)。

最近も… ある営業所の運転士さんが、終点(私鉄某駅)で降車客扱い後、上の方で決められたルール通り“その場で車内チェックをした”のだが… 止まった時にアイドリングストップをしただけで、駐車ブレーキを掛け忘れていたのである。一見“平坦な場所”だからこそ、やってしまいがちなミス…

運転士さんが車内通路を往復している間に、バスはゆっくりと前進… 幸か不幸か、歩道に対して少し斜めに止まっていたので、バスの左前部が歩道の柵に「ゴンッ」と当たってしまった… ということで、いつものように最後は「決められたことは何が何でも守れ!」と…

ん? 何となく違和感が… この運転士さんは「駐車ブレーキなんて、いちいち掛けてられるかぁ〜!」と思って“やらなかった”のではなく、単純に“忘れた”のであって… そこで、ただ「やれ」と言われてもねぇ〜 「なぜ忘れたのか?」という点から対策を考えないと…

“アイドリングストップした時に駐車ブレーキを忘れる”というのは、私も他人事ではなく… これまで“待機場所など”で何度「ドキッ」としたことか… やはり、車内チェックは“輪留め”や“バスの重みで出来た凹み”がある待機場所で… そうだ! 万が一のことを考えて、予め降車停に“小さな凸凹”を作っておけばいいじゃんねぇ〜 ハハハ…