4月になりましたね。すっかり春です。テンプレートを「春>チューリップ」にしました。
最近、PSP用ゲーム「モンスターハンター」のCMが頻繁に流れます。私はこのゲームはよく知らないのですが、以前はPS2用のゲームだったのが、今回PSP用のゲームとなり発売されたようです。CMでは、そのPSP用のゲームでお笑い芸人が4人で遊んでいるところが映ります。どうやら通信で協力しながらモンスターを倒して捕まえることができるようで、4人のうち3人はかなりゲームに詳しく、「おれが落とし穴を作るから」とか作戦を立てながら遊んでいるようです。見ているとそうやって相談しているところが、なんだかとっても楽しそう。
小学生の息子とこのCMを見ていたら「お友だちのYくん、これ持ってるよ」と。話を聞いてみると、PSP版ではなくPS2版のようです。でもね、ちょっと待って。これ、年齢制限付きのゲームでしょ? 「CERO C」だから15歳以下は遊んじゃあいけないはず。そう息子に言うと、「でもやってるって。楽しいみたいだよ」と。
その後、そのお笑い芸人が遊んでいるCMを観ると、確かに画面の右下に小さく「CERO C」と書いてある。うーん、でもあのCMは楽しそうだ。小学生でもやってみたいと思ってしまうようなCMです。それに深夜じゃあなくて昼間のCMだから、小学生もテレビを観る時間です。
「あのゲーム楽しそう! 買って、買って~!」と子どもに言われて親が買いに行く。そこで果たして「これはCERO Cって書いてあって15歳以下の子どもにはお勧めできないんだよ」と言って買わずに帰る親がどれだけいるでしょうか。明らかに小学生を連れた親子連れにお店の人は売らないなんてことはできるのでしょうか。親だけで買いに行けば買えてしまうし、買ってきたものを「ほら、買ってきたよ」と子どもに渡してしまうことだってある。もちろんネットで親が買うこともできる。
Yくんは学校で「モンスターハンター」の話をするそうです。なんの悪意もなくて、他のゲームのことを話すのと同じように話しているのでしょうね。それに果たしてYくんがこのゲームが「CERO C」だなんて、15歳以下にはお勧めできないゲームだなんて知ってるかどうか疑問です。
息子には言いました。「このゲームは15歳以下の子どもにはお勧めできないんだよ。きっと 小学生は観ないほうがいい暴力的なところがあるんだろうね」と。「じゃあ、どうしてYくんは遊んでるんだろうね」と息子が聞いてきました。「うーん、そういう年齢制限があるってお母さんがわからなかったのかな。これはYくんよりもお母さんやお父さんが考えなければいけないことだよね」と。
息子も私もこのゲームを買う気はまったくないのですが、「モンスターハンター」をご存知のかた、いらっしゃるかしら。捕まえるときに暴力的なシーンがあるのでしょうか。なんだかえげつないことをして捕まえるのでしょうか。やっぱり小学生にはお勧めできないのでしょうか。ゲームのことをよく知らない親は「CERO」なんてわからないのかもしれませんね。ちなみにCEROについてはこちら。
PlayStationcomJapan CEROレーティングマークについて。このCEROについても賛否両論あるようですけどね。小学生が買えない、でも買いたくなるようなCMを小学生がテレビを観るような時間帯に流すのは遠慮してもらいたいなぁと思います。