ポケベル？

小学校５年生の息子は、夫や私に対していろいろな質問をしてきます。それがなかなかおもしろい。今日はそれを少し紹介しちゃいたいと思います。

この前聞いてきたのは「五月病ってなあに？　どんな病気？」でした。うーん、難しい質問じゃのぉ。次に聞いてきたのは「ぎくしゃくってどんなかんじ？」。うーん、これも難しい質問じゃのぉ。そしてもうひとつ「ポケベルってなあに？」。あー、そうか～、今の小学生って「ポケベル」って知らないのよねぇ。

みなさんだったらどうやって説明しますか？　恥ずかしながら私の答えを紹介しておきます。五月病は「４月に新しく学校や会社に入った人が５月頃になると『これが俺がやりたかった勉強なのか、これがやりたかった仕事なのか、ここが入りたかった学校なのか』、などと新しく入った場所などについて悩んでしまうこと」。「ぎくしゃく」は「スムーズじゃあないこと」。ちなみに「五月病」も「ぎくしゃく」も、小学生用の辞書には出ていませんでした。

「ポケベル」はね、ちょうど質問されたときに夫もそばにいたのでふたりで説明してしまったのですが、今はもう携帯があるのでね、今のような便利な時代を知ってしまっている人間に対して説明するのは難しかったです。最初のポケベルは音が鳴るだけでしたよね。そのうち簡単なメッセージの文字を送れるようになって。今はもう売ってないんですよね、確か。ああ、時代はなんと早く流れているのでしょう。もはや「ポケベル」も死語になりつつあるなんて。息子が大きくなって結婚して子どもが生まれて親になるころには、その子どもはいったいどんな質問をするのでしょう。「携帯電話ってなあに？」なんて質問をしたりして。おお。