管理人ぎんなんの日記

つれづれなるままに。
思いついたときに更新。

2018年8月に読んだ本

2018年09月05日 12時14分17秒 | 
8月はとても忙しくて、3冊です。「彼方の友へ」は良かった! 少女雑誌に携わる人々が雑誌を作って全国の「友」たちへ届けるのですが、その志が描かれています。これが良いのですよ。興味のあるかたはぜひ。

それから「覇王の海」。実は8月終わりに、松阪、伊勢、鳥羽に旅行しまして、その前にこの本を借りて読みながら旅行しました。戦国武将九鬼嘉隆のお話なのですが、九鬼が持っていた海軍や鳥羽の海、それから鳥羽城がたくさん出てきます。

旅行中、鳥羽の海を遊覧船で回ったのですが、そのときに見た景色が本とだぶりました。ぽこぽこと浮かぶ島をぬって進む船。九鬼水軍のころは手こぎですものね。島の向こうにまた島が重なって見えるところなど、海と島を知る者でなければ、海の幅の広さや深さや潮の流れの速さなどはわからない。そんなことを思いました。

鳥羽城は観光地としてはいまいちなのでしょうね。うちの家族以外に歩いている人を見ませんでした。暑かったこともあるでしょうが。九鬼はこの城を海が見えるように建てています。たいてい海は防御のためだそうですが、九鬼に限っては海は攻撃のため。ここから船を出して攻撃するため。逆に言うと、海から逃げることもできるわけです。

そんなことを本を読まなかったら現地で実感できなかっただろうなと思うと、この本を借りてから旅行に行ったのは大正解でした。楽しかった!

またどこかに旅行するときには、本を読みながら行こうと思いました。

8月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1059
ナイス数:0

覇王の海―海将九鬼嘉隆覇王の海―海将九鬼嘉隆
読了日:08月28日 著者:二宮 隆雄
憂鬱な10か月 (新潮クレスト・ブックス)憂鬱な10か月 (新潮クレスト・ブックス)
読了日:08月09日 著者:イアン マキューアン
彼方の友へ彼方の友へ
読了日:08月01日 著者:伊吹 有喜

読書メーター
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2 コメント

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九鬼嘉隆 (番頭)
2018-09-08 08:51:02
ご無沙汰しております。妻の、のんこから、伊勢にご旅行と聞いていましたが、鳥羽城に行かれたのですね。私も今年の春に鳥羽城に行きました。鳥羽は観光地で何度も行っていたのですが、なかなか鳥羽城には行けませんでした。九鬼嘉隆は織田信長に見出されて日本一の水軍大将になりますが、最後は関ヶ原の時に息子と仲違いして、敗死するとい、いかにも戦国武将らしい生涯を送った人ですね。鳥羽城から、九鬼嘉隆も眺めた海を見下ろすと、感慨深いものがありますね。
鳥羽城 (ぎんなん)
2018-09-11 17:20:00
番頭さん、コメントをありがとうございます。お返事が遅くなりました。

やはり! 番頭さんは鳥羽城に行っていましたね。鳥羽城にコメントをつけてくださるとは。うれしい限り。私たち以外の観光客は見ませんでしたもの。

そうなんです。鳥羽城から海を眺めたかったんです。お城としてはほぼなにもないけれど、この眺めを見たのだなぁという気持ちを味わいたかったのです。

そうそう、偶然なのですが、泊まった宿に「九鬼嘉隆が日本丸をつないだと伝わるタブの木」がありました。ロマンが広がりますね。

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