管理人ぎんなんの日記

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2019年8月に読んだ本

2019年09月04日 12時40分23秒 | 
8月末に家族で天橋立に行ってきました。途中、舞鶴市にある田辺城に寄りました。城と言っても天守閣があるわけではなく、日本100名城に入っているわけでもなく、石垣が残っているだけです。城門が復元されて資料館になっています。

この田辺城、関ヶ原の戦いのときに細川幽斎が立て籠もったお城です。石田三成率いる西軍はなんとかこの城を落とそうと取り囲みますが、なかなか落ちません。細川幽斎という人は、古今伝授を受け継いでおり、それが途絶えてしまうことを憂えた天皇により休戦となり、幽斎は助け出されます。50日以上におよぶ籠城戦でした。

その田辺城に行ってきたわけです。そして8月に読んだ「幽斎玄旨」という本は、幽斎の生涯を書いた本です。旅行に持って行き、行き帰りの電車で読みました。丹後(京都の北)地方には、他に宮津城、弓木城などがあったようですが、今は何もありません。丹後には細川ガラシャが幽閉された場所もあるようですが、人里離れた山のなか、一車線の道路を行かなければならないそうで、車のない私たちには無理でした。

丹後まで行く特急は、ほとんどが山のなかを進みます。明智光秀や細川幽斎は、どんなふうにしてこんな山を越えていったのだろうと思いました。旅行中にそこに関する本を読むのは、本当に楽しい。旅行がさらに味わい深いものとなりました。

「天国はまだ遠く」という本も丹後地方が舞台の本です。旅行前に読みましたが、海に近い山のなかの話です。やはり電車のなかから、あのような山のなかなのかな、もっと海よりかな、などと想像していました。

旅行のお供に本。毎年の旅行の定番になりました。

8月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1524
ナイス数:0

本屋さんで待ちあわせ (だいわ文庫)本屋さんで待ちあわせ (だいわ文庫)
読了日:08月31日 著者:三浦 しをん
幽斎玄旨 (文春文庫)幽斎玄旨 (文春文庫)
読了日:08月27日 著者:佐藤 雅美
天国はまだ遠く (新潮文庫)天国はまだ遠く (新潮文庫)
読了日:08月23日 著者:瀬尾 まいこ
物語は人生を救うのか (ちくまプリマー新書)物語は人生を救うのか (ちくまプリマー新書)
読了日:08月17日 著者:千野 帽子
青い棘 (講談社文庫)青い棘 (講談社文庫)
読了日:08月11日 著者:三浦 綾子

読書メーター
コメント
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