日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

おめでとう!女性同盟結成70周年

2017-04-28 09:11:04 | (K)のブログ


 4月26日の水曜日、東京・王子の北とぴあ・さくらホールで行われた在日本朝鮮民主女性同盟(女性同盟)結成70周年を記念する公演を観覧した。「ハンマウム イオ」(訳せば「一筋の心を受け継いで」というような意味)というタイトルの記念公演は、びっくりするほど、うまくて内容の濃いものだった。

 合唱と舞踊「祖国賛歌」(写真)で幕が開いた記念公演は、歌あり舞踊あり楽器演奏ありの10の演目が披露された。女性同盟の顧問たちや朝鮮学校児童たちの合唱もあり、ほとんどの出演者は日本各地の普通の女性たち。もちろん、金剛山歌劇団の団員や元団員、朝鮮歌舞団の団員や元団員も出演していたのだろうが、公演の質の高さは、女性同盟全体の芸術性の高さが如実に反映されていたと思う。

 在日朝鮮人運動で文化芸術活動は、一貫して非常に重要な位置を占めてきたし運動の中心にあったと思っている。各地で文化芸術のサークル活動は盛んに行われてきたし今も行われている。その根底には民族教育・朝鮮学校での文化芸術教育があるのだろう。朝鮮学校在学中に舞踊や楽器、歌を部活などでやったという人は大変多いはずだ。社会に出た後も、地域のサークル活動で文化芸術を楽しむ人たちは多い。そういった分厚い歴史的・社会的な部分が存分に出た舞台だったと感じた。

 そして何よりも、異国・日本の中で、堂々と朝鮮人として生きてきた、女性同盟を自分たちが守り発展させてきた、在日朝鮮人運動で大きな役割を果たしてきた、という誇りや気概がすべての演目と会場全体にあふれていて、見ているこちらも気持ちが良くなった。

 会場には日本全国から同胞女性が集まっていた。学生時代や青年同盟時代からの友人、知人らの懐かしい顔がたくさんあった。再会が本当にうれしかった。(k)
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咄嗟の英会話

2017-04-27 10:00:00 | (麗)のブログ
人に電車の乗り換えや道などを聞かれる事が多い。
ほとんどが日本人だが、最近では駅で外国人観光客に乗り換えを聞かれる回数が増えた。

私は英語がてんで駄目なので、ジェスチャーや単語だけで何とか伝えようとするが、なかなか英単語が出てこない。
とりあえず乗り換え案内アプリの画面を見せながらカタコトの英語で頑張る。

なんとか理解し、お礼を言って去っていく姿を見ると
「あれで伝わったかな」「うまくたどり着けるかな」と、自分の拙い説明がものすごく不安になる。
寧ろ、言葉が通じなくてもいいから、一緒に目的地まで着いていってあげたくなる。
それでも、まぁ相手も大人だし、なんとかなるでしょ…と言い聞かせてやり過ごす。

朝鮮語ならまだしも、咄嗟の英語は一瞬パニックになるが、困っている人は助けたい。
こういった場面でのちょっとした英会話も、少しは身につけておいた方がいいのではとも思う。(麗)
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小一時間、絵に癒される

2017-04-26 10:00:00 | (理)のブログ


 昨日、JR十条駅から徒歩5分ほどの喫茶店「梅の木」で行われている展示会に行ってきました!
 花と女の子の絵手紙展「そる展」というものです。作家そるさんは、東京都在住の同胞女性。



 梅の木さんは店内をギャラリーとして提供しており、一般の方でも予約すれば作品展示が可能だそうです。



 展示のための特別なスペースがあるわけではなく、客席のまわりの壁に作品が飾られていました。





 優しいタッチのイラストや綺麗な花の写真が、喫茶店のゆったりとした雰囲気に似合っていました。



 淡い色づかいで描かれた水彩画。
 色が空間に溶け込み、あたたかい空気となって訪れた人々を包み込んでいるように感じられました。
 


 立ち上がって作品をまじまじと見ている方も。



 途中、店員さんがノートとペンを持ってきてくれました。コメントを書くと、ポストカードがもらえます。





 ノートを開くと、「可愛い」「癒された」「ほっこりしました」などのコメントがたくさんありました。
 私は次の取材があったので1時間ほどで席を立ちましたが、もう少しぼーっと浸っていたかったです。



 帰り際に見ると、Tシャツや缶バッジといったオリジナルグッズもありました。
 本来はトートバッグとマグカップもあるのですが、人気のようで昨日は売り切れていました。





 そる展は5月9日(火)まで行われています。お店の場所や営業時間は、以下のHPでご確認下さい。
 梅の木→http://umenoki.tokyo/

 ここで紹介していない作品もいくつかあるので、お近くの方はふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
 コーヒーもとても美味しかったです。(理)
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地元の結婚式

2017-04-25 10:00:00 | (愛)のブログ
先週末は地元で幼馴染の結婚式があり、久々に子どもと里帰りしました。
長野は東京より少し季節が遅れていて、空き時間に子どもと行った公園ではチューリップが満開でした。

結婚式では久しぶりに同級生たちが一堂に会し、
小1から中学3年まで共に過ごした女子たちも全員が久々に集まりました!

この歳になると、結婚、出産、子育てが重なり、独身のころのように身軽に結婚式に参加できないことも多く、
なかなか皆の予定が合わさることも少ないのですが、
今回は奇跡のように! 集まることができ、やはり地元の友達は落ち着くな~としみじみ実感。

今回の結婚式では、余興の前のスピーチも個人的に頼まれてしまい、
原稿を用意していったものの、すごく緊張してふるえてしまい、
自分は人前で何か話せる性格ではないな、としみじみ思いました。。。
それでも貴重な経験を積めたので、スピーチに選んでもらえて嬉しかったです。

今回の結婚式も幼馴染の人柄があふれ出た人情味あふれる結婚式で、
とても温かい式でした。
長野ハッキョの伝統でもあるチャンダンノリも友人たちが演奏し、会場を盛り上げたりして…。

家族のように過ごした友人が幸せを迎えた瞬間というのは、見ていると心が癒されます。

子どもと参加し、その日のうちに東京に戻るという弾丸日程で、
家に着いた時は疲れすぎてそのまま泥のような眠りについてしまいましたが、
いい夢しか見ませんでした。
参加することができて嬉しい1日でした。(愛)




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葬儀社の取材で見た、人のつながり

2017-04-24 10:00:00 | (S)のブログ
 5月号では在日同胞の葬儀について特集を組んだ。
この特集関連で私もいくつか取材をしたが、とても印象深かったのが、地域の在日同胞がよく利用するという葬儀社のスタッフの話だ。

 お話を伺ったお二人は在日同胞の利用者を20年以上担当してきた方々で、私が思っていた以上に同胞について詳しかった。

 葬儀をあげる前に必ずご家族とお会いして打ち合わせをする。同胞の自宅を伺ったり、焼肉店を営んでいればお店に足を運んだり…。
すると、同胞が必ず「ご飯は食べた? お腹すいたでしょ、食べていきなさい!!」と食事を出してくれるんだとか。「いつも気にかけてくれて、大事にされて、本当にたくさんお世話になりました」。

 「毎回のように感じるのは、在日の方々は先祖を敬う気持ち、親や家族を大事にする気持ちが本当に強いということ。決して日本人にそれが希薄というはけではないが、在日の方々にはまた少し違ったものがある。家族だけでなく地域の在日同士のつながりも強く、葬儀も支部や分会、女性同盟などが総動員」
 初めて在日同胞の葬儀に携わったときは、朝鮮の風習や同胞社会のネットワークについて知り、驚いたそう。

 取材中にびっくりしたのは、会話の中で朝鮮語の単語がポンポン出てくるということ。それも在日同胞たちが日頃よく使う単語だ。アボジ、オモニなどの家族の呼び方やちょっとしたときに在日が使う生活用語、その他にチブ(支部)、プネ(分会)、ウィウォンジャン(委員長)、ニョメン(女性同盟)、サンゴンフェ(商工会)などなど。
 ふとした時に朝鮮語を使うと、「○○さん、チョソンサラム(朝鮮人)だったの!?」と同胞に言われ、「いえいえ、イルボンサラム(日本人)です」と返したり。

 同胞の会話を聞いているうちに少しずつ意味が分かるようになり、簡単な単語であれば朝鮮語で言えるようになったそうだ。「とにかくまずは、みなさんと意思疎通を図りたい。そうしないといいお葬式も出来ない。会話で朝鮮語を交えて話すと、親族も親しみを感じてくれる。そうして少しでも安心させてあげたい」。

 過去には、朝鮮学校支援で売られるキムチの購入に協力し、朝鮮学校のフェスタで葬儀社の名前でかき氷を販売することもあった。どれも会社と団体の関係を超えた、人と人との絆があってのことだ。

 長年同胞たちと付き合いがあるため、顔も広い。管轄していた地域での在日同胞の葬儀があれば、参列者の8割の方とは顔見知りだという。

 20年の間に、親交があった本部活動家や在日同胞を見送る機会も多かった。「親しくしていた方が亡くなる現実はすごくつらい。自分の身内が亡くなったかのような寂しさがある」。
 少し涙をこらえて、たくさんのことを思い返しながら話すようすが印象的だった。
 業者として葬儀に携わるが、知り合いの葬儀でもある。「見送る人」の1人でもあるのだと感じた。(S)
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公衆電話とお水

2017-04-21 09:35:54 | (瑛)のブログ
 外出するときは、飲みものを持つようにしている。小さい頃は、電車のホームにある水飲み器で喉を潤したが、最近はそれが減っているのも理由のひとつ。気のせいかと思ったが、違うようだ。

 通勤で使う京浜東北線は長い車両だが、水飲み器のない駅もある。代わりに増えているのが、飲料販売機。お金で買えと言うことなのだろう。消費税が加算されて100円で買えるのは小さいサイズのお水くらい。東日本大震災が起きたときは、自販機の自粛が少しあったけれど、その後は相変わらずだ。自販機が減ったら電気代も浮くはずなのに…。すべてが電気ありきで回っているこの世の中、震災が起きた時はどうなるのかと心配になる。

 公衆電話も同様で減っている。この春、わが家でも電車通学する中学生が出てきて、携帯電話を持たせることにしたが、通信費もバカにならない。それでもないと、連絡手段がないので、仕方なくガラケーを買った。

 中高生を持つ母親が集まれば、決まって話題に上るのが、お金の話。サッカーやラグビー部に入ると、休みに遠方で試合もあり電車代がかさむ。小学校の時とは違い、電車代は当然に大人料金。「定期券のように学割が効かないだろうか」と話す知人がいて、「その通り!」と膝を打った。

 日本では最近、給付型の奨学金がやっと話題になってきたけれど、ほとんどが返済型。昨年暮れにイオの誌面で、奨学金のことでルポを組んだが、400~500万円を借金して大学に通うことはフツーのことで、50代になっても返済しつづけている知人がいる。

 公共スペースにお水くらい、と思う。郵便局もそう。郵便局同士の振込料は要らなかったのに、最近3件までと制約がついた。民営化の当然の帰結と思いつつ、腑に落ちない。

 とにかく、公共的なものがどんどん減っているのは確かで、もう少し、社会が寛容になれば、と庶民の私は思う。

 話は変わって、週末の4月23日に東京飯田橋で注目のイベントが行われます。主催者の李全美さんのメッセージをご紹介いたします。皆さん、ぜひ足を運んでみてください。(瑛)


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4月23日は1977年に在沖縄朝鮮人で、元日本軍性奴隷被害者である裵奉奇ハルモニが自身が被害者であったことを告発した記事が朝鮮新報に掲載された日です。

 「慰安婦問題」と言えば南の被害がクローズアップされますが、在日朝鮮人である我々がまずこの日を忘れずに訴え続けて行こうと3年前から立ち上がり外務省前でのアクション、映画上映会と活動を重ねてきました。

 今年は初のシンポジウムということで裵奉奇ハルモニのひととなりや韓日談合の流れ、そしてあまり語られない朝鮮北部の被害者の証言VTRの上映など盛り沢山な内容で行われます。

 パネラーは全員、在日朝鮮人女性で素晴らしいメンバーです。仕切るしかとりえのない私もコーディネーターで出演しますのでぜひ来てください。

 韓日談合何がおかしいの?とか初歩的な疑問を持っている人にこそ来ていただきたいシンポジウムです。







 
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今年で7回目を迎える千葉フレンドシップフェスタ

2017-04-20 10:00:00 | (相)のブログ
  

 先月の11日で、2011年の東日本大震災から丸6年が過ぎた。
 その震災直後の同年5月に産声を上げた、私の地元千葉県の国際文化交流イベント・フレンドシップフェスタが今年も千葉朝鮮初中級学校のグラウンドで行われる。
 今回で7回目の開催となるフレンドシップフェスタは、東日本大震災の被災地復興支援、朝・日友好と交流などを目的に掲げて2011年から始まったイベント。地域の在日朝鮮人の若い世代が企画している。
 開催は5月21日、10時30分から。各種飲食屋台が軒を連ね、文化公演や国際交流フットサル大会、チマチョゴリ試着コーナー、足裏マッサージ、豪華商品が当たる大抽選会など充実した内容となっている。非常に楽しいイベントで、参加して損はない。第1回から欠かさず参加している私が保証する。
 問い合わせは実行委員会まで
 TEL=043-233-6225、FAX=043-233-6532、Eメール=kyc_ichiban@ybb.ne.jp

 3.11から6年。当時のことをつらつらと考えていると、今年初めに亡くなった地元の総聯本部委員長の李英植さんがふと脳裏に浮かんだ。
 震災当時、李さんは、もっとも甚大な被害をこうむった宮城県の本部委員長をしていた。私は震災から1週間目にして現地に入り、東北朝鮮初中級学校で寝泊りしながら取材活動にあたった。故人に対しては、年齢が離れていることもあって強面の活動家という印象を持っていた。そんな彼が被災地を回りながら涙を流す姿を見て、現場がどれほど大変なのか一瞬にして理解した。
 当時、東北朝鮮初中級学校の校長を務めていた尹鐘哲さんも一昨年に亡くなっている。被災地で最前線にいた方々が相次いでこの世を去った。本当に悲しい。(相)
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《내나라(わが祖国)》

2017-04-19 09:34:48 | (K)のブログ
 先週土曜日は4月15日で、金日成主席の生誕105周年を迎える日だった。午後、それを記念する大会に参加した。
 大会が終わってから、第2部として金剛山歌劇団による芸術公演が行われ観覧した。主席の生誕を慶祝する公演ということで、懐かしい歌がいくつも登場し、懐かしい朝鮮の歌が大好きな私にはたまらない舞台だった。
 大学に入り、朝鮮語を学び始めた。同時に朝鮮の歌もたくさん覚えた。歌の歌詞で朝鮮語の単語もたくさん修得することができた。
 「朝鮮の歌で一番好きなものは?」と質問されると非常に困るのだが、《내나라(わが祖国)》と答えても良いのでは、と思うほど、《내나라》という歌が好きだ。土曜日の公演でも歌われた。

 朝鮮民主主義人民共和国は現在、日本において「厄介な国」「何をしでかすかわからない危険な国」「国際秩序を乱す国」だと見なされている。そういったイメージは、意識的に作られたものだ。
 シリアやアフガニスタンに対して実際に攻撃を加えているのは米国だ。今まさに米韓合同軍事演習を平壌の目と鼻の先で行っている。米国は一貫して朝鮮に対して軍事的圧力をかけ続けてきたし、それに日本は加担し続けてきた。
 いま日本では朝鮮半島情勢が緊張していると、盛んに煽っているが、緊張をもたらしているのは朝鮮ではない。米国とそれに追従する勢力だ。
 米国らの圧力の中で、朝鮮は国づくりを進めてきたし、これからも進める。

 《내 나라》をはじめ朝鮮の歌には、多くの困難な中でも国づくりを進めてきた朝鮮・朝鮮の人々の誇りや気概があふれている。《내나라》を聞いてまた、朝鮮と在日朝鮮人との関係を考える機会となった。そして、危機を作り出している米国などにあらためて怒りがこみ上げている。
 日本社会の中で生まれ育ち、日本のあふれる情報の中で生活しているにもかかわらず、朝鮮を支持する人たちはいる。朝鮮人にも日本人にもいる。そのことを多くの日本人は理解できないのだろう。(k)
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動物ほっこりニュース

2017-04-18 10:00:00 | (麗)のブログ
動物に関するほんわかしたニュースを見るのが好きです。

最近では、尾道市立美術館での「猫と警備員の攻防戦」。
ここで開催されていた特別展「招き猫亭コレクション―猫まみれ」で、
近所の黒猫が仲間がいると嗅ぎつけたのか、美術館に何度も「来場」しようと試みるも、
警備員に止められ帰されるというもの。

このほっこりニュースに、尾道市立美術館のツイートは10万リツイートを越え、
各メディアでも大人気となりました。

なんとその黒猫と警備員のグッズ(トートバック)まで販売!(商魂たくましい…!)
黒猫が化け猫として描かれた浮世絵風で、これがまた可愛いんです。

こういう動物に関するニュースや動画を見て癒されているという話題で盛りあがったのがつい先日。
可愛い動物を見るのは「疲れている」と証拠らしいという後輩の言葉を聞いて、そうなのかな、とどこか納得した自分がいました。(麗)

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イオ5月号、本日完成!

2017-04-17 10:00:00 | (理)のブログ

 月刊イオ5月号が完成しました! 今月号の特集は「エンディング虎の巻」、特別企画は「ヘルシー弁当計画」。前回と前々回のブログで、発案者の(愛)さんと(S)さんが詳しい内容についてそれぞれ書いています。

 他にも、愛知県の同胞デイサービス施設で働く男性職員の手記、14年続く朝鮮学校「入学おめでとう応援隊」の取り組み、日本による植民地と侵略被害の証言をネットで公開する「記録する会」、広告で同胞社会を元気にする「ウリアド」の活動などなど、いつにもまして読み応えある記事が盛りだくさん。

 また、今年1月26日に大阪補助金裁判の判決が出ましたが、その内容がいかに不当なものだったのか、同裁判に携わっている弁護士お二人が書いた解説・「真実から目をそむけた不当判決 大阪補助金地裁判決を読む」も掲載されています。
 この文章を読むと、朝鮮学校への補助金を不支給にした国の行動、そして裁判になってからの国の主張がいかに異常で矛盾しているのかを知ることができます。とても勉強になると同時に、いろいろと思うところがありました。

***

 先日、東京無償化裁判の口頭弁論を傍聴しました。裁判官が交替したことによって、原告側弁護団はこれまで主張してきた内容をまとめ、新しい裁判官に裁判の論点を正確に伝えるための更新弁論を行いました(詳しい内容は4月12日の日刊イオをご参照下さい)。
 喜田村洋一弁護団長は事実に則って、論理的に被告・国の発言に虚偽があることを指摘。「国会が制定した法律を、裁判所が通常に解釈していただきたい」という喜田村弁護団長の言葉が印象的でした。

 東京無償化裁判は5月16日に結審を迎え、今年中には判決が下る予定とのこと。弁護団からは「喜田村弁護団長の言う通り、裁判所が通常の法解釈をしてくれれば勝てる。早く判決が出てほしい」という声も上がり、私もその時は元気をもらいました。
 しかし、数日たってふと考えてみると、もやもやとした不安が広がりました。
 前述の解説文「真実から目をそむけた不当判決 大阪補助金地裁判決を読む」に書かれていることが説得力を持つからこそ、話を聞けば誰もがおかしいと思うであろう主張が通らず、間違ったことが押し通されようとしている社会の現状に落ち込まされるのです。

 広島でもこれまで、当事者である原告の証人尋問がすべて却下されるなど、裁判所の不条理な態度が目立ってきました。弁護団と支援者たちの熱心な働きかけによって結審の期日は延びましたが、遠くにいる私には、国と一体になっている裁判所とそれに抗う当事者たち―という構造に見え、相手にしているものの大きさに脅威を感じました。

 どうしてこれらの暴挙がまかり通るのだろうと考えた時、朝鮮学校のこと、補助金や無償化問題のことが日本社会に全然知られていないのだと思い至りました。

 無償化裁判はほとんどニュースになりません。国がでたらめなことをしたうえ、司法が信じられないような不当な判断を下しても、圧倒的多数の人たちはそんなこと知りもしないのが現実だと思います。
 声を上げる人の数がまだまだ脅威にはならない、強引に封じ込めてしまえる規模のもの。どうにかごまかして時が過ぎてしまえば解決だ―。手を下した人たちにそう思わせてしまうくらい、一緒に声を上げる人の数がまだまだ足りないのでは。
 各地の無償化裁判には毎回100人を超える支援者が駆けつけています。たくさんの人が集まると熱気が生まれ、「インパクトを与えただろう」と感じますが、社会の規模で見るとこれもやはりまだまだ小さいのでは。

 愛知や東京では街頭宣伝も見ました。通行人はほとんどが無関心です。それは何も知らない人たちがほとんどだということを表しているようです。私も、自分が知らない物事は無意識にスルーしていたという自身の経験があります。

 …ではどうしたらいいのでしょう(「あんたネガティブすぎだよ」と怒られてしまうかもしれません)。

 ここで私が思い浮かぶのは、先月24日に開かれた「民族教育権擁護運動を全同盟をあげて力強く繰り広げていくための関東朝青員らの緊急集会」で講演された金舜植弁護士の言葉です。
 金弁護士は、高校無償化制度からの朝鮮学校の除外や補助金の不支給など、民族教育に対する日本の差別・弾圧とその不当性について解説し、最後に「これまでの世代ができていない運動の仕方というものがたくさんあると思う。若い人たちの発想で、より広範な運動を展開してほしい」という激励を送ってくれました。

 文科省前で行われている「金曜行動」で、群馬からきたオモニが話していたことも思い出されます。「青商会の人たちが一緒に並んでくれるだけですごく心強いのにね。いかつい人多いし、ずらーっと並んだら絶対に効果あるのに(笑)」。
 笑いながら話していましたが、本当にいいアイデアだと思いました。アイデアと言うか、無償化の問題は朝鮮学校とそれを中心にする同胞コミュニティに関わる人すべての問題。そのようにしてアクションを起こすのは自然なことだよなとも感じました。

 他にも、これは日本社会と日本人の問題と言って取り組まれている方々もいます。
 アプローチする対象や方法を変えたり、別の分野で活躍してきた人を主体に立てたり、今まで遠かった人たちと連帯したり、見落としていたことにもういちど目を向けたり…。日本社会にもっと問題提起していくための手立てをみんなで考える時が来ているのかな、と思いました。

***

 すみません、脱線して5月号の宣伝以外の内容がとても長くなってしまったので、最後にもう一度PRをして終わります…。ということで、最新号のイオもぜひお手に取ってみて下さい!(理)
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2017年5月号の特集は「エンディング虎の巻」

2017-04-14 10:00:00 | (愛)のブログ
イオ5月号工程が先日終わった。
5月号の特集は「エンディング虎の巻」。

「人が生きていれば必ず最期は訪れる。
葬儀関連の書籍は数あれど、同胞の場合は日本人との違いもある。
朝鮮半島固有の風習や遺族の思いを知らないまま、葬儀を終えることも多いようだ。
本特集では、近年の葬儀やお墓を取り巻く意識の変化を取材しつつ、
葬儀そのもののあり方を考えてみたい。
身近な人を納得できる形で見送る「エンディング」とは―。」

特集頁は全部で11ページ。
故人を見送る家族たちを取材した「ルポ 同胞葬儀・墓事情」。
葬儀屋、ウリ寺院から見た風景の「増える“小さな葬儀”」。
その他ウリ葬儀を考えるヒントを集めたものを紹介したり、
「私が考える見送り方」を語ってもらったり。
その時になって困らないための準備をまとめた「エンディングを考えるエトセトラ」という頁も掲載。


イオでこうした特集を扱うのは実は初めて。
今回デザインを担当しながら、記者が取材した文章をいち早く読み、
もっと早く取り上げればよかったなと思うほど、色々なことを私自身も知ることができた。


私自身、昨年に祖母が他界した。
身内が亡くなるのは2回目で、その時より大人になったからか、見送りながら本当に思うところが多かった。

1回目は私が高校生の頃、祖父が亡くなった。祖父の葬儀ではウリ寺院のスニム(お坊さん)を呼び、父は白い帽子を被り、私たち女性は白いリボンのピン止めを頭につけて、葬儀をあげた。
昨年の祖母の葬儀の時は、祖母が日本人だったこともあり、日本のお寺のお坊さまを呼んで、葬儀あげた。
でも、出棺の時等はチェサのようにお膳を準備し、クンチョルをあげて送りだすなど、ウリ式と混ざった形になった。

真心がこもっていれば、どんな形でもいいとも思う。
でも、色々な形を知っておいて損はない。

いまの在日同胞のスタンダードな見送り方って?

日本の雑誌には決して掲載されていない、今回の特集、ぜひご一読ください。

イオ2017年5月号は来週月曜日、4月17日発行予定です。(愛)
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ヘルシーで贅沢なお弁当

2017-04-13 10:00:00 | (S)のブログ


イオ5月号の特別企画は「ヘルシー弁当計画」です。
どんなに忙しくても気を配りたいのが自分や家族の食生活…。
そこで今回は、毎日食べるお弁当にスポットを当てました。

管理栄養士の方のアドバイスを参考にしながら、お弁当作りが得意な同胞の方に実際にお弁当を作っていただきました。

取材でご自宅にお邪魔すると、美味しそうな匂い広がり食欲をそそります。
手際よくおかずを作り終えると、いざお弁当箱に詰める作業へ。見る見るうちに色鮮やかなお弁当が出来上がり、見ているだけで幸せな気持ちになりました。

小学生用、中高生用、成人用をそれぞれありますが、どれもその年頃に必要な栄養を考えたヘルシー弁当です。
味、見た目、ボリューム、健康とすべてが工夫された素敵なお弁当を、是非みなさんも誌面でチェックしてみてください! 
レシピもとても参考になると思います。

取材が終わると、それぞれのお弁当の残ったおかずをふんだんに詰め合わせた超贅沢なお弁当を持たせてくれました。これは誌面には載らないスペシャル弁当です(笑)。

いただいたお弁当を家で食べながら、こんなお弁当を作れるようになりたいな~としみじみ思いました。
また、健康的な食事をとろうとすると、コンビニ食ではなかなか難しいということも企画を進めながら実感しました。
入社当初、お弁当作りを数日続けてすぐに断念…。
上手く続けられる方法を考えて(いつか)再チャレンジしたいと思います。(S)
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東京無償化裁判第13回口頭弁論・結審は5月16日に

2017-04-12 10:00:00 | (瑛)のブログ


 朝鮮高校が無償化から外され8年目の春を迎えるなか、東京無償化裁判第13回口頭弁論が4月11日、東京地裁で行われ、98席の傍聴席を求めて216人が列をなした。

 4月1日付けで裁判官が交替したことを受け、この日予定されていた結審は5月16日に延期された。交替した裁判官が記録を読みたいとの提案を受けた形だ。

 ①裁判官が交代、弁護団長が更新弁論

 東京の裁判では、原告側準備書面7と、被告国側の最終準備書面が陳述された。また、裁判長の交替に伴い、喜田村洋一弁護団長が更新弁論を行った。裁判官に提訴から3年の間、朝鮮学校側が積み重ねてきた証拠と論旨を正確に伝えるためだ。

 喜田村団長の弁論は、文科省の主張が虚偽であり、何より法律を侵している点を鋭く説いており、聞いていて爽快だった。

喜田村団長は、下村博文・文部科学大臣の発言などから、「(朝高)不指定の理由は政治的外交的配慮に基づくものであることは一点の疑問もない」と確認したうえで、しかしながら国はこの裁判の過程で政治的外交的配慮に基づいて行ったものだと主張していないと矛盾を突いた。また、「国は、規定ハの削除、ハの規定に基づく指定に関する規程13条に適合すると認めるに至らなかったということを不指定の理由に掲げた。しかし、この2つは不指定の理由とはいえない」と喝破し次のように国の虚偽発言を整理した。

 「…ハの削除等は、この(朝高不指定)結論を導くために作りだされた。因果の列は、『拉致問題が進展しない→そのために不指定→そのためにハの削除等』なのであり、『ハの削除等→そのために不指定』ではない。ところが、国は、この因果の列を逆転させ、不指定処分とはいえないものを不指定処分の理由だと強弁している。これは、本件訴訟の中で不指定処分の理由を変更しているところからも明らかだ。文科大臣は(東京朝鮮学園への)不指定処分の通知の中で、『ハの規定を削除したこと』及び『規程13条に適合すると認めるに至らなかったこと』が不指定の理由であると明記している。…ところが、本訴に至り、被告国は『ハの削除』は不指定処分の理由ではないが、『念のため』、省令改正の事実を本件不指定処分の理由に含めて通知したという。国の処分の理由が2つから1つにされた、しかも文部科学大臣の通知において、最初に記載されていた処分理由が実は処分理由ではなかったということは、寡聞にして聞いたことがない」(喜田村団長の発言から)

②稟議の過程からしても違法

 さらに喜田村団長は、稟議の過程を見ても国の主張が虚偽であることが明らかになっていると主張した。

「文科省では…『規定ハの削除に伴う朝鮮高級学校の不指定について』との件名の決済・供覧文書が作成されているが、朝鮮学校の不指定処分がハの削除に基づくものと理解され…決済されたことは明らかだ。

 …証言の不合理性についてもう1点付加すると、文科省の証人は、省令ハの削除が上位法である高校無償化法の委任の趣旨に反することにならないかとの検討は、文科省の中で行ったことはないし、規則が法の委任の趣旨に反するとして裁判所で無効とされたことがあるということも知らないと証言した。…この証言のとおりであれば、文科大臣は行政手続法38条1項の規定をまったく無視し、遵守精神を欠いたことになる。国は、ハの削除が高校無償化法の委任の趣旨に反しないかを適切に説明できないことを恐れて、このような証言を得たとしか考えることはできない」(要約)

 喜田村団長は以上を述べたうえで、「規定ハの削除による朝高排除は、政治的外交的配慮にもとづいてなされたもので、高校無償化法の下では違法」だと断じ、「私たちが求めているのは、国会が制定した法律の正当な解釈であり、これを行うのは裁判所だ。裁判所が通常の解釈をしていただきたい」と訴えた。






 参議院議員会館で行われた報告集会では、2人の国会議員が激励のあいさつをした後、弁護団による口頭弁論の解説、田中宏一橋大学名誉教授による講演「日本の司法は、行政による『朝鮮学校いじめ』を糾すことができるのか」が行われた。



田中名誉教授は、2002年の日朝平壌宣言以降の朝鮮バッシング、その後に行われた朝鮮学校をめぐる裁判(枝川裁判、京都朝鮮学校襲撃事件裁判)を振り返った。

「拉致事件の時は、法務省によって朝鮮学校生への嫌がらせや脅迫をやめようと呼びかけたポスターが作られたが、まさかその後、政府は自身が嫌がらせをするとは思わなかっただろう」と国による差別を批判。また、「日本の民事裁判では朝鮮学校差別が違法とされた。アメリカでは入国禁止の大統領令に司法が待ったをかけたが、無償化裁判では公による差別に対して日本の司法がどのような判断を下すのかが問われている」と裁判の意義を述べた。



 集会には、東京朝高から10人の生徒が参加、うち高級部3年の2人が発言した。

女生徒のCさんは、「文科省前の金曜行動に参加してきたが、人々の冷たい目線は何度みても慣れない。文科省の高く威圧的な建物、頑丈そうな窓まですべて怖かった。国という大きな力に、こんなにもひどい差別を受けていると思った」と不安を語りつつ、「先輩たちは自らが原告となった。先輩たちのおかげで裁判もここまで来ることができた。当たり前の権利を実現するため、屈してはいけない」と闘う意思をふりしぼっていた。


 次回最終弁論は5月16日の11時から東京地裁103号法廷で行われる。判決は夏以降に出される見込みだ。7月には広島、大阪で無償化裁判の判決が出される。(瑛)


△今後の裁判日程

愛知無償化裁判第23回口頭弁論
5月15日(月)14:00~ 名古屋地裁

第24回口頭弁論
7月12日(水)14:00~ 名古屋地裁

東京無償化裁判第14回口頭弁論(結審)
5月16日(火)11:00~ 東京地裁

九州無償化裁判第13回口頭弁論
5月25日(木)14:00~ 福岡地裁小倉支部

広島無償化裁判判決言い渡し
7月19日(水)16:00~ 広島地裁

大阪無償化裁判判決言い渡し
7月28日(金)11:00~ 大阪地裁
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安英学さんの引退

2017-04-11 10:00:00 | (相)のブログ
 プロサッカー選手の安英学さんがこのほど現役引退を発表した。
 安さんは2002年、アルビレックス新潟(当時J2)でのデビュー以来、名古屋グランパス、柏レイソルをはじめとするJリーグのチームや韓国Kリーグでプレー、朝鮮民主主義人民共和国代表としても長く活躍し、2010年の南アフリカワールドカップにも出場するなどお馴染みの存在。
 これまでサッカー取材には縁があまりなかったこともあり、フットボーラーとしての安さんと間近で接したことはほとんどない。安さんが出場した国家代表の試合を2回ほど取材したくらいだ。もちろん、個人的な知り合いでもない。
 その数少ない機会の一つが、2004年9月8日、平壌の羊角島スタジアムで行われたFIFAワールドカップドイツ大会アジア二次予選のタイ戦。リーグ戦の一巡目の対戦を終えて朝鮮は首位UAEの後塵を拝していた。最終予選へ進めるのは1位のみ、タイ戦は絶対に負けられない試合だった。
 代表召集2回目の安英学選手はこの試合、スタメンで出場し2ゴールを決め、チームの勝利に貢献した。国際試合で在日の選手が2ゴール、それもチームにとって絶対落とせない大事なゲームで。すごい! 当時、朝鮮新報平壌支局の記者としてスタジアムの客席にいた私は、取材者という立場を忘れて喜んでいた。糸を引くように相手ゴールに突き刺さるファインゴール、どよめくスタジアム、ピッチ上の安選手とチームメイト、私の隣で感情をあらわにして喜ぶ在日本朝鮮人サッカー協会の関係者―。13年前の出来事だが、その時の光景は今も思い出せる。
 宿舎が同じだったので、試合後、レストランで食事をとっていた彼を訪ね、短いコメントをもらった。ただ、10年以上前のことなので、自分が何を質問したのか、彼が何と答えたのか覚えていない。しかし、試合のことは覚えているので人の記憶は不思議なものだ。
 安選手の代表選出にサッカー協会からどれだけのプッシュがあったのか、この試合がチームや本人にとってどれほど大事な試合だったのか―。この試合での活躍がきっかけとなり安選手は代表に定着し、後に多くの在日選手たちも続くことになるのは後にさまざまなメディアで書かれたとおりだが、そんなことは当時、つゆほども知らなかった。

 選手としてのプレーはもちろん、その人柄も相まって、ピッチ内外で多くの人々から愛された安さん。私はもっぱらメディアを通して彼の活躍に接していたが、彼が在日同胞社会に与えたインパクトの大きさは一目瞭然だった。
 一時代を築いたレジェンドが表舞台から去った。今後、進むであろう新たな道の先に幸多からんことを祈りたい。安さん、長い間お疲れさまでした!(相)
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大阪朝高ラグビー部が選抜大会に出場

2017-04-10 09:37:55 | (K)のブログ
 先日、久しぶりに大阪朝鮮高級学校ラグビー部の試合を見ることができた。埼玉県の熊谷スポーツ文化公園で行われた第18回全国高校選抜ラグビーフットボール大会(3月31日~4月9日)に出場したのだ。3月に行われた近畿大会で3位となり出場権を獲得した。選抜大会の出場は2年ぶりとなる。
 大阪朝高は予選リーグをGグループで、春日丘高校(愛知県)、流通経済大付属柏高校(千葉県)、崇徳高校(広島県)と戦った。グループ1位とならなければ、決勝トーナメントに進めない。
 初戦(4月1日)の流通経済大付属柏高校戦を19対14で、第2戦の崇徳高校との試合(2日)を52対19で勝利した。決勝トーナメント進出をかけた2勝同士の対戦となった、4日の春日丘高校戦を見にいったのだ(写真)。

 風はあまり強くなかったが前半は風下に立つ朝高。前半を10対14で折り返す。後半に入ってすぐに朝高がトライ! 15対14と逆転した。これは行けるかと思ったのもつかの間、相手に立て続けに4トライを奪われ突き放されてしまった。終了間際に朝高は2トライを返して意地を見せるも29対42で敗戦。惜しくも決勝トーナメント進出はならなかった。

 熊谷まで出かけたのは、重要な試合だったということもあるが、2年前からチームを率いるラグビー部の監督に再会したかったということもあった。監督就任後の初めての「全国大会」出場ということで、ぜひ直接会って激励したかったのだ。私が倒れてから初めてお会いしたのだが、こちらの体のことをずいぶんと心配していただいた。
 監督就任後は、「選手の体作りをいちから始めた」と話す。今回は残念ながら上位進出はならなかったが、「全国の強豪チームと公式戦を戦えて良い経験になった。朝高のアタックが通じることもわかり自信にもつながった。さらに経験を積みチームを鍛え、花園に必ず出場したい」と抱負を語ってくれた。

 久しぶりに見た大阪朝高ラグビー部は、素人目だが、これまでのチームとずいぶんと違った印象を受けた。フォワードでごりごり行くというよりも、バックスの展開が魅力的だと思った(間違っていたらすみません)。まだ、力不足なのだろうが、高校生は少しの間で急成長する。春、夏、秋と鍛えて、冬の花園での全国大会にぜひ出場してもらいたい。
 久しぶりに年末年始に花園で大阪朝高ラグビー部を取材したい。(k)
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