日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

菅総理が続投するわけだが…

2010-09-16 09:29:36 | (K)のブログ

 注目の民主党・党首選挙が終わりました。結果は、菅さんが再任されたわけですが、菅さんと小沢さん、どちらが総理としていいかは別として、菅さんが総理を続投するということは、これまでとあまり変わらないということになります。

  菅さんは総理になって、朝鮮民主主義人民共和国に対する「制裁措置」を撤回しませんでした。高校無償化からの朝鮮高校排除の現実もすぐに変えようとしませんでした。「韓国併合」100年に際しての談話は、韓国だけに向けたもので、朝鮮民主主義人民共和国にはひと言も謝罪がありませんでした。

  南北の接触が始まるなど、朝鮮半島情勢がすこし動こうとしているなか、日本の対朝鮮政策は、菅総理の下、ほとんど変わることなくこう着状態が続くとみられます。 小沢さんがなったらと、期待したわけではありませんが、菅総理に何か期待することは難しいと思います。

  せめて、高校無償化への朝鮮高校の適用を、速やかに決めてもらいたいと思います 。

  菅総理は続投ですが、党人事がかわり、新たに組閣もされるようです。文部科学大臣もかわるかもしれません。

 そのなかで、高校無償化への朝鮮高校の速やかな適用のために、検討会議の報告書の基準で確定し速やかに適用の判断をするよう促す多くの声を、文科省や首相官邸に届けるよう、呼びかけがなされています。
 ぜひ、文科省、首相官邸に朝鮮高校を適用するよう、要望の声を送ってください。

文科省 https://www.inquiry.mext.go.jp/inquiry38/
首相官邸 https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html

  高校無償化の朝鮮高校適用を求める運動は、3月からずっと行われてきました。在日同胞だけでなく多くの日本の団体が声をあげ、署名活動や街頭宣伝、デモ行進など具体的な行動をすすめてきました。

 そのなかで、京都在住の詩人、河津聖恵さんらが中心となって、『朝鮮学校無償化 除外反対アンソロジー』(写真)という朝鮮学校が高校の授業料無償化から除外されていることに反対する詩集も出版されました。

 第1刷はすでに完売し、第2刷が現在 発売されています。ぜひ、ご購読していただきたいと思います。
 河津さんのブログ「詩空間」 (http://reliance.blog.eonet.jp/default/2010/09/post-bb4b.html

  また、9月26日の日曜日には、「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する全 国集会が開かれます。(午後1~3時、社会文化会館ホール、地下鉄永田町駅、国会議事堂前駅徒歩5分、地図 http://www.syabunkaikan.org/Traffic.html)。
 ここには、日本全国の約150の団体が賛同しています。
 関東在住の方は、ぜひ参加してください。

 集会の日までに、高校無償化の適用を勝ち取り、勝利の報告会にしたいものです。 そして、高校無償化のことを、このブログで書くのも、これが最後にしたいものです。(k)


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