猛暑を振り返りながら考える来年のイオ

　今日９月９日は、朝鮮民主主義人民共和国が誕生した日（1948年9月9日）。建国記念日です。だから、お休みです。ディズニーランドなど、人気の行楽地では、総聯関係者がデートや家族サービスを楽しんでいることでしょう。
　私はそういうことにわき目もふらず、ブログを更新したいと思います。


　昨日の雨で、ようやく暑さが和らぎましたが、今年の夏は本当に暑かった。観測史上最も暑かったらしく、連日猛暑がニュースになっていました。
　高校授業料無償化の対象から朝鮮学校だけを外し、その適用を今になっても決めずにいることに、猛暑が重なって、いっそうイライラがつのる夏でした。この夏、猛暑のなかを、日本各地の多くの同胞や日本人が適用を求めて文科省を訪れ、集会を持ち、街頭宣伝、署名集めに奔走しました。

　民主党政権がスタートして約１年。朝鮮に対する「制裁」をやめるわけでもなし、最初は朝鮮学校も含めるとしていた無償化を政治的な思惑から朝鮮学校を適用から外すしで、本当にがっかりさせられました。
　民主党政権は１年しかたっていないのに、３人目の総理が誕生するかもしれません。さて、党首選、どうなることでしょう。


　さて、イオ編集部では、来週から2011年の編集内容についての討議を始めます。まだ暑さが残っているのに、１月号のことも考えなければなりません。
　でも、来年１年間、どのような内容でイオを作っていくのか、編集部員みんなでいろいろと話し合い考えるのは楽しいものです。

　今年は、「韓国併合」100年に当たる年であり、朝鮮の44年ぶりのワールドカップ出場が決まっていたので、それに沿った企画をいろいろと考えました。高校無償化のことをこんなに載せなければいけなかったのは想定外でしたが。

　来年の編集の中心には何を据えるのか―そういった漠然としたことから、具体的な一つひとつの記事の内容まで、１ヶ月以上かけて決めていきます。
　日刊イオの読者の皆さんも、こういった連載をやってほしい、という要望や案があれば、どしどしコメントを送ってください。積極的に採用していきたいと思います。

　私個人としては、旅の企画を継続させて担当し、来年もいろんなところに行きたいと思っています。（ｋ）