私が滞在中の平壌ホテルの最上階に5日、展望レストラン(正式名称は、平壌ホテル展望台食堂)がオープンしました。
平壌ホテルに元々あった展望台を改造してつくられたこの展望レストランは、なんといってもそこから見える景色が最高です。
大きなガラス窓からは、大同江や羊角島、チュチェ思想搭などが一望できます。
昼に太陽の光がふりそそぐ雰囲気も素敵ですが、暗くなってからは夜景がキレイなのでオススメです。
料理は朝鮮料理を基本としていますが、西洋料理や中国式料理など、外国料理も楽しめます。
私は店オススメの「総合チョンゴル」(チョンゴルとは、鍋という意味)とチョウザメの刺身を食べました。
まず総合チョンゴル(上の写真です)は中国式の辛味スープに牛と羊肉のスライス、海鮮、野菜などたくさんの具材を入れて軽くゆで、タレにつけて食べるというスタイル。
タレはゴマダレで、そこにトウガラシヤンニョムジャン、醤油ヤンニョム、ネギ、シャンツァイ(香菜)などの薬味を混ぜます。スパイシーな味がやみつきになる感じでした。
一方のチョウザメ料理は初めてでしたが、チョウザメの刺身は私からするとエンガワの刺身を食べているようでおいしかったです。ワサビ醤油でいただきました。
そのほかにも、フレンチトーストやスパゲティ・ナポリタン、アイスクリームなど、ちょっとした軽食メニューもたくさんあります。
平壌ホテルは在日同胞たちが主に泊まるホテルなので、展望レストランでは日本式のメニューも多数そろえてあるそうです。
今後、平壌ホテルに滞在する機会がある方は、ぜひこの展望レストランに足を運んでみてはどうでしょう。(里)