蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

参議院本会議特別中継を見てー何故出欠状況を公表しないのか

2005-09-30 00:16:45 | 時事所感
 今日、参議院の本会議国会中継を見ていたら、議場の議員席に結構名札が倒されたままの空席がめだった。

 議員は国会の会議に出るのが先ず基本的な職責ではないか。にも係わらず本会議を欠席するとは何事かと思った。

 そこで、参議院のホームページにアクセスしてみたが、議員の出欠状況を記録したような資料は全く見当たらなかった。

 国会議員には一人1億円程度の国費が掛かっていると聞く。少なくとも最低の義務である本会議をはじめ所属する委員会への出欠状況や欠席の理由等を、各議員個別に公表すべきではないか。

 国民は知る権利がある。今のインターネットを使えば簡単な事に思える。衆参合わせて700人近い議員諸氏は高い歳費を貰って一体何をやっているのか。

 大体、今度の参議院の体たらくを見ていても、全く経費と手間の無駄使いに思える。
 今回の、杉村何とかと言う議員や、麻薬をやっていても周囲の議員が見抜けないような
節穴議員に、どんな国政が議せられるというのか。

 大体、ラーメン屋を開くのにさえ、いちいち食品衛生管理者の資格を取らせる国家が、国民の生命、財産をさえ左右する国会議員や、地方議会議員になるのに、被選挙権が年齢条件と公選要件のみというのは、おかしいのではないか。

 無報酬の名誉職ならともかく、一人当たり何やかやで1億円近くもの国費を要するのであれば、選良にふさわしい最低限の資格制度を設けるべきではないか。
 
 その資格試験においては、最低限憲法、民法、刑法、地方自治法、財政法、労働法等の基本法の知識、日本歴史、世界歴史、経済学の基本ぐらいは課すべきではないか。この資格試験は何も司法試験や国家公務員上級試験なみにしろいうのではない。
 少なくとも、官僚のいう事が普通に理解できる程度は必要ではないかということである。官僚の言うことが理解できなくて、政治が官の上に立てるわけがないと思うからである。少なくともせっかくの政治家のアイディアを骨抜きにされないためにである。
 
 さすれば、少なくともただタレントかなにかで名が売れているだけの者でも、今のようにすぐにしゃしゃり出てきて議員でございなどというやからは排除できるのではないか。

 今や国政を初めどんな小さな自治体の議員であれ、ただ口が利けて頭を下げることだけでつとまる仕事ではないはずだ。
 
 皆さんはどう思われますか?