蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

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「九条の会」に誘われて(虚しい思いの湧き出る!)

2006-01-30 23:09:26 | 時事所感
1月30日(月)晴れ 風強けれど暖かし

 一昨日の土曜日の午後、誘われて「九条の会」に出かけた。会場は近くの公民館である。定刻に会場に入ると15、6人の人が集まっていた。北風の寒い日である。みんな着膨れしてふくら雀のように見える。年恰好はと見渡せば私と同じ退役世代と思われる方々ばかりである。
 
 司会者が「今日は寒い中をお集まりいただいて、…今憲法改正が論議されています。今日はこのことを考える上で、過日NHK、BS1で放送されたビデオ『アメリカは何故イラクで戦うのか』を一緒に見たいと思います」と挨拶した。
 
 ビデオが始まった。2回の放送が1本にまとめられていた。1時間40分ほどで終わった。
 やりきれない思いのする内容であった。アメリカ的価値観、自由と民主主義を世界中に広めるのがアメリカの使命だという。そのための果てしない軍備拡張、他国侵略の歴史。それは、あの「9.11世界貿易センタービル爆破テロ」を口実にしてのイラクへの白昼の侵略行為により、より露骨に直裁的に断行されている。

 しかし、今、そんなアメリカ内部で軍人はもとより一般市民の中からも疑問の声が上がり始めているという。「軍、産複合体の脅威」を説いたアイゼンハウアー大統領の危惧が的中したかの観がある今日のアメリカ、ネオコンの跋扈するアメリカ」。その輪のなかにいやおう無しに組み込まれつつある小泉自民党に一蓮托生の我等の日本。

 見終わって、司会者に促され皆で感想を述べあうこととなった。

 私は言った。
 
 「大体、こうして集まってみても、これから一番影響を受ける若い世代の人が一人も居ないじゃないですか。失礼ながら私を含めて用済みの残り少ない人たちであれこれ言ってもしょうがないのではないでしょうか。
 戦争なんて誰もやりたいなんて思っている人間は一人もいないでしょう。戦争が悪いことだなんて人間昔からわかっていることじゃあないでしょうか。しかしそれでもやめられない。それは人間に欲がある限りしょうがないことなんじゃあないでしょうか。」と。

 私の後ろの席の人が、ぼそりと言った。

 「どの生物だってやがて亡びるんですよ。人間も一緒ですよ。早く滅びようとしているんじゃないですか」と。

 さて、皆さんはどうお思いでしょうか?。
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獅子吼城址を尋ねて(戦国エレージー)

2006-01-29 23:54:46 | 田舎暮らし賛歌
 1月29日(日)晴れ ー5度~10度

 昨日に変わって風の無い穏やかな日曜日。新聞、TV(日曜討論)等を見終え、何となくじっとしていられない気分だ。
 吾が愛する軽トラ(ロシナンテ)に乗り込む。

 目指すは、前から行って見たいと思っていた近くの古城址である。我が家から車で10分ほどのその山城は、信州峠に向かう旧街道の谷あいの南側の山稜へ少し入ったところにあるらしい。

 街道沿いの小さな案内標識に従って車を右折すると、程なく欅の巨樹が二本、天然の門をなすといった感じの古びた神社の前に出た。

 其処に「獅子吼城址」への道案内板があった。車を道路わきに止め、今見た「図」を頭に入れて歩き始めた。道は直ぐに急坂となった。何しろ標高788mとかの山頂のこと。
 日頃の運動不足の身は、直ぐに息が上がる。

 九十九折の道を3、40分も登っただろうか。道路工事中でうっかりすると見落としそうな道路脇に、アルミ板に「獅子吼城」の故事来歴が記されていた。そこから幅30センチ程の山径が奥の林へと続いている。右下は結構深い谷間だ。

 足元を気にしながら小径を5分も行き急な斜面を20mほど登りきると急に視界の開けた平場に出た。そこが狼煙台のある主郭あとだった。東隅に小さな石の祠があり、5円玉が三つばかり散らばっていた。

 また、説明板が立っていた。今度はゆっくり読む気になった。この山城は、1300年代に土地の豪族によって作られたとか。城主親子は武田の祖と戦い破れ討ち死にしたとのこと。その武田家も天正10年(1582年)3月、勝頼の代に織田信長に攻められて亡びている。
 さらに、信長も僅か3ヵ月後の6月、本能寺で敢え無い最後を遂げている。
 その後、この城は小田原北条氏のものとなり、徳川家康の手勢に夜襲を掛けられ亡んだとか。

 私は往時を想った。この狭いポケットパークのような山頂で、水場もろくに無いようなこの場所で、一体何人の戦士たちが立てこもっていたのだろうかと。きっと日頃はふもとの田畑で百姓仕事をしながら、一度、敵方迫るとの報に鐘、太鼓で集められ、無理やり持たされた槍や刀を振り回し敢え無い最後を遂げたのかと。

 そして残された妻や子等は、それからどうやって暮らしをたてたのかと。

 昔も今も変わらない。私の父も先の大戦で南の海に散ったのだ。たった一人の弟は父の顔さえ知らないのだ。それから始まる母の苦労は汗と涙の縞模様。その哀しみが癒えるのにどれだけの時間がかかったろうか。
 
 想えば何故、こんな遠い山里まで押しかけてきて、人は争い戦うのか?。
 攻めるも守るも、いつの世も人間の欲は、なぜにこうも果てしないのだ。

 見渡せば眼下遠く甲斐駒、鳳凰三山の山並みが蒼く霞む。

 冬の陽は早い。風が急に冷たくなった。今、登ってきた徑を恐る恐るゆっくりとおりてきた。
 
 
 
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「60歳以上の受刑者急増」記事に思う。

2006-01-28 00:38:38 | 時事所感
 1月28日(土)

 昨日、ヤフーのニュースを見ていたら、「60歳以上の受刑者急増、新規入所10年で2.6倍」との記事を見た。

 この記事によると新規に入所した60歳以上の受刑者は、1994年には1181人だったのに対し、04年は3129人と始めて3000人を超え、03年には成人受刑者の11%に達したという。
 これに対して、ドイツは(2.6%)、英国は(2.8%)、米国は(55歳以上、3.1%)にとどまっているとのこと。

法務省は、06年から2年かけて、高齢受刑者の実態調査を開始し高齢受刑者が出所後に社会に適応しやすいように環境を整える対策を講じるとしている。

 この頃、何かと60歳以上という活字をみると、ついわが身に引き比べて敏感に反応してしまう。

 そうか、ついに悪いことをする奴まで増えたかということである。一昔、二昔前なら55歳定年を過ぎたら、もうこの世に用無き者として、程なく老いぼれやすやすと死んでいけた。
 ところが、高度経済成長の下、医療、福祉の充実(まだこれでも不足と言う人たちも多いが)で平均寿命は世界一、おいそれ簡単には死ねなくなった。
 今や皆さん、気力体力十分で、海外旅行はもとより、登山、マラソン、社交ダンス…と打ち興じ我が世の老春(?)謳歌していらっしゃる。
 これじゃ不良老人も増えるわけと、何故か素直にのみこめる。

 しかし、今の世の中、若い人でも一旦少年院や刑務所に入ってしまうと、刑期を終えて出所してみても受け入れ先がなかなか無くて、とどのつまりが再犯、入所とか。
 まして高齢者ともなれば云わずもがな。むしろどこにも行き場が無くて、よほど刑務所のほうが暮らしやすいと、入所志願で犯罪に及ぶ者もいるのではと想像してしまう。
 
 されば、自衛隊や刑務所には、若者はきらっても高齢者にはふさわしい雑用等出来る仕事が結構あるのではなかろうか。そうしたところで受け入れ活用したらどうなのか。

 もっとも、私の暮らす山里は、85歳でも現役で耕運機をでの農作業。畑や田んぼは余ってる。こうゆう所に、国か地方自治体で休耕地を買い上げるか借りるかして、宿舎つきの農場を造って住まわせたらとも思う。

 ここでふと、2月2日号の週刊新潮をパラパラ見ていたら、
 筒井康孝『銀齢の果て』が予言する「老人バトルロワイアル」-つまりは、政府が決めた究極の高齢化対策は老人たちがお互いに殺しあうーという、
恐ろしい近未来小説の概要が目に止まった。

 不老不死の仙薬求めて徐福を蓬莱山に送り出した秦の始皇帝も、こんな現実知ったなら、己の不明に真っ青といったところか、さて皆さんはいかが思われますか。

 何かとりとめもなく牛の涎となりました失礼の段お許し下さい。

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「ライブドア・ショック」にやられる!(その7)

2006-01-27 19:20:13 | 時事所感
1月27日(金) 晴れ -5度~10度

 このブログで株の話なんか余り書くつもりなかったのが、「ライブドア・ショック」をもろに浴びて思わず愚痴ってしまった。

 もっとも今回の「ライブドア・ショック」は単なる「株」の話ではなく大きな社会現象である。恐らく今年の10大ニュースに数えられることは間違いないと思う。

 何よりも「ライブドア・ショック」の記事には多くの人がアクセスしてくれる。「田舎暮らし賛歌」や「読んだ本の感想」なんかを書いても余り人目を引かないようだが、この「ライブドア・ショック」は格別である。

 ブログを書く以上やはり少しでも多くのひとにアクセスしてもらえると張り合いがある。そこで、今日もまた、同じテーマで書いてしまうこととなった。

 一昨日頃からか、フジTVの日枝会長の話しぶりが少し変わってきたので、これは目ざといトレーダーが早速買いに入って急騰するかと見立てたら、昨日は不発に終わりさらに値を下げた。

 そして今日、朝からチラチラと横目で板情報を見ていたら最初は昨日の終値をさらに下廻る成り行き。午後2時、取引開始。しばらく値がつかない。漸く寄り付いたと思ったら昨日の終値をさらに下げた。これは吾が見立て違いかと見ていたら、その後すぐに上がり始めた。

 よし、これは流れが変わるぞと、少々ナンピン(※下値で買い増し平均単価をさげること)してみた。午後3時。始値から25円上げて終わった。

 やや、ほっとする。とはいえ今後どうなるのか、一体誰にこの先が、よめるのだろう。とにかく今は、エース?、「平松新社長の手腕」に期待するほかないということだ。

 ところで、さすが今の日本経済、日経225は、「ライブドア・ショック」なんてなかったごとく今年最高値をつけて終わった。
 
 私の「ポートホリオ」が黒字化するのはいつだろうかと思うこの頃、さて皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
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「ライブドア・ショック」にやられた!(その6)

2006-01-26 13:47:05 | 時事所感
1月26日(木)晴れ -2度~10度

 昨日、ホリエモン氏が、案外あっさりとライブドア取締役の辞表を出した。まあ、当然と言えば当然のなりゆき。頑張ったところで、ますますイメージダウンが加速するだけのこと。

 これを受けてかフジTV、日枝会長も「ライブドア再建主導か、買収も選択」と言う動きになってきた。

 ライブドアの新社長に選任された平松氏、「ホリエモン」とは大違い。30年前にはアメリカでワシントン支局長だった渡辺恒雄巨人球団会長に見込まれて、読売新聞に誘われたのを断って、ソニーに入社、盛田会長の薫陶を受けたとか。
 ソニーは人材豊富で、松井、イチロー、クラスがごろごろ、これじゃとても社長にはなれそうにも無いと飛び出して、外資会社に入りキャリア積み上げ、会計ソフト会社「弥生」の社長になったとのこと。

 渡辺会長は、旧知平松氏の天敵ライブドアの社長就任について「彼は勤勉で能力があり、人柄もよく誠実な人間。彼の成功を祈る。」とエールを送ったとのこと。
 
 ドラ息子どもの不始末を、苦労人の伯父さんが出てきて後始末と言った感じか。

 昔、北条早雲も60歳を過ぎてから、暗愚な主人を追放し関八州を一国に纏め上げた故事もあり、大いに期待できるのではと思うのは私のはやとちりだろうか。
 とにかく、その評価は株価に現れるはず。今日の2時からの取引開始が楽しみだ。
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「ライブドア・ショック」にやられた!(その5)

2006-01-25 22:40:22 | 時事所感
 1月25日(水)晴れ -5度~11度

 今日、午後1時30分過ぎ、ライブドア株@155円で漸く約定した。見ているとその後160何円かまで上がり安値128円を付けて終値137円であった。
 こうゆう終わり方だと、明日また寄り付きではさらに上値を追う展開になるのではと思う。とにかく軽トラホルダーとしては、一応値がついたことで一安心である。何が安心なのかは自分でもわからないが。
 
 たちまち大株主のフジTV日枝会長の対応もにも変化が見られた。昨日までは、関係解消、すぐにも損害賠償請求と息巻いていたのが、今日の会見では「しばらく様子を見るのも選択肢の一つ」ときた。

 そうだろう。痩せても枯れても天下のライブドア(?)だ。無借金経営、現金資産900億余り、なんだかんだと言って資産価値3000おくとか。
 それにともかく、良くも悪くもそのブランド名は今や一躍世界的である。

 フジTVにしてみれば、1400億円もかつあげ(腹心の宮内取締役の言葉)されたうえにさらに400億円も無理やり株を買わされた憎っくき敵である。
 
 しかし、ものは考えようで、ライブドアの新体制、新社長はソニーで盛田社長の薫陶を受けた優秀な方とか。
 さすれば、ホリエモンや怪しげなニャラニャラ団のフロント企業とかの噂もたかいダイナシティーとの縁切りを条件に逆買収を図るのも手ではないのか?
 そうすれば、日枝会長一派も無駄な投資をしたとの株主代表訴訟に脅かされることもなくなるのではと思いつくのは、素人の浅知恵だろうか?。

 そして、おめでたいのは今頃になってJQ市場のお偉方だったっかのコメント、新興企業の上場にあたってはもっと審査を厳正に、そのごの管理も強めなくてはとのたまわっている。

 「株」いじりの功罪いろいろあるが、先ず、我が手を染めていなければこんなに熱くなることも無くてすんだが、愚かしくも手を染めたお陰で吾が住む狐、狸の山里と、今を時めくヒルズとがダイレクトに結びついてる実感は、またなんとも言えない今を生きてる現実感でもある。でなけりゃ今頃仙人である。

 その仙人とて、昔々その名も高き久米の仙人も、女の脛(ハギ)の白きをみてまっさかさまに天から落ちたとか。

 ともあれ、ここでつくづく思うのは人の勢い、人の「運」ということである。今日もヤフーの掲示板をちょっと覗いていたら、「ホリエモンまた復活してくるよね」というのがあったが、私はそうは思わない。

 人は所詮、大河を流れる水の一滴。今を時めく人はその大河の急流の波頭にしかすぎないのではということ。遠く昔を尋ねれば、史上名高き義経だって、一の谷から壇ノ浦まで世にも目覚しい天才武将と拍手喝さい今に伝わっても、一度勧進帳でゆうめいな落ち逝く定めとなりぬれば、たちまち腹切る衣川である。
 信長だってそうである。桶狭間では一騎がけして攻め込んで大勝利を収めたが、たかを括った本能寺では近臣僅かに4、50人、敢え無い最後を遂げ果てた。
 また、つい最近は今太閤の角栄宰相、コーチャン甘言、ロッキードたちまち墜落、塀の中。遂に再起は図れずじまい。

 こうしてみれば人間一人の才能なんてものは、ほんのきっかけで所詮大きな「運命」という窺がいしれないものの掌中でもてあそばれているということではないか?

  ゆえに「ホリエモン」も、何年たつのかしらないが、臭いお勤め終えて出てきたときには、目ざとい週刊誌にちょっと冷やかされてそれでお仕舞いというところでは?、と思う今日この頃ですが、皆さんいかが思われますか。

 ここで駄句少々。

  「人の世は 浮きつ沈みつ 波頭」

  「仙人も 落ちて涙す お化け株」

  「神の手に 遊ばれている 檻のなか」

  「人の世の 定めしみじみ 檻のなか」

  「出てみれば いくたりがしる ホリエモン」
    
                              蛾遊庵山人   
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「ライブドア・ショック」にやられた!(その4)

2006-01-24 13:54:23 | 時事所感
 1月24日(火)晴れ -1度~10度 北風強し

 ライブドア株は、今日もまだ値がつかない。報道によれば残った3人の取締役で檻に入った親分から取締役辞任を取り付けた上、今後の対応を協議し結果を記者会見で発表する運びとか。
 この発表内容を市場がどう評価するかってことだろうか。

 さて、檻に入れられた親分衆としては、自分たちの所業が、地検が入るまでもなく「山根治」先生がたった4ヶ月の個人的な調べで、その違法なインチキ性を見抜かれた程度のしろものであることを、さっさと認め、少しでも裁判官の心証をよくして、刑務所に入ったら模範囚として臭いお勤めを速やかに果たして、晴れて娑婆に出てくる計算を立てた方がよっぽどお得と思うがいかが。

 さすれば皆さんまだお若くて40ちょっとで、前科1犯の勲章付きで、また人生一勝負も二勝負もできようというもの。

 ところで、今日の議会でも、ライオン大宰相は、「ホリエモン」と自分とは、何の関係もない、とすまし顔。どうしてこうも厚顔無恥でシラーと見得が切れるのか?

 ライブドアの兄ちゃん衆が、法を無視して金儲けに走るのも、大宰相が議会の答弁で「人生いろいろ、会社もいろいろ」と嘯いて国民を韜晦して恥じないのも、根っこは同じと思うのだが。

 その根源は、飛躍するようだが憲法第9条にあると考える。

 9条2項は「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。」と規定している。

 にも係わらず、現在の日本自衛隊は世界6、7番目の軍事大国と言われる。

 憲法の条文と、この現実の実態の乖離をどう受け止めればいいのだろうか。

 国家の根幹をなす憲法を、半世紀もの長きにわたり、日本政府自らがかくも踏みにじって糊塗してきたところに、法を無視して恥じない国民性となってしまったのではないか。

 我々日本人は理屈ぎらいである。私などは幼い頃より「この子は何かと言うと屁理屈こねて…」と祖母を嘆かせ、世の中出ても「一言多い」と嫌われてきた。

 まあいいじゃないか。難しいことはおいといて…うまくやっていこうよ。これである。

 こんな社会で小さなときから育てて置いて、忘れた頃に「おいお前、これは違法だ」と決めつけられたって、それは美味くやれなかった奴の僻み、ねたみの類とどれだけの違いがあるってことだ。
 昨日までは何にも言わないで置いて今日になって急に寝起きの寝言みたいに何言うんだよということだ。

 つい先ごろまで賑やかに大騒ぎした官々接待の悪習だって同じことだ。

 人間生き物、多少飲み食いしてお互いの腹打ち割って難しいけど良い知恵だそうというのはあたりまえではないか。

 なぜ、ごく自然な賄い料をきちんとしたルールのもとに予算化して公明正大にやろうとしないのだろうか。
 
 今、騒がれている談合問題だってそうだ。何が何でも競争入札ばかりが能ではない。適正な仕事に適正な経費は誰がやってみたところで大差はないのではないか。
 であれば、適格者を厳選して、その中からの希望者で抽選としたほうが発注者としては安物買いの銭失いにならずにすむのではないか。
 何故、知恵を絞ってそのような契約が可能となる契約法規を作ろうとしないのか。

 法律は、建前ばかり立派に取り繕ったものを定めたところで、そんなものは学者が喜ぶだけの代物で、所詮守られず、脱法、違法野放しで官の裁量のいいようになるだけである。

 自衛隊が必要なら、先ず、何故とことん議論して、憲法の条文を変えてからやろうとしないのか。その勇気と気概がないのか。

 靖国問題もそうである。何故、いっぺん国民全体で認めた戦犯を、ある日こそこそ靖国に祭り上げ、中国、韓国からいらぬ詮索受けるのだ。

 面倒なことは迂回しようという、こすっからい国民性にいつからなってしまったのだ。

 今の諸悪の根源は、現実と正面からぶつかろうとしない不甲斐ない国民性の堕落にあると、己のことを棚に上げて悲憤慷慨している今日この頃ですが、さて、皆さんはいかがお思いでしょうか?

 
 

 
 
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「ライブドアショック」にやられた!(その3)

2006-01-24 00:10:35 | 時事所感
 1月24日(火)
 
 週明けの昨日は、株価は一転反騰すると思いきや、そんな甘い見通しは木っ端微塵に吹き飛ばされた。
 東証1部はともかく、新興市場は目もあてられないありさまだ。
 信用口座の維持率の目減りの早さに命縮む思いがする。「よほどのアホ」の自業自得である。

 英国の学者の話では、1月23日の月曜日と言う日は人間にとって一年で一番気分のよくない日だそうだ。と言うのは、楽しかったクリスマス、お正月というどこの国でも年末年始のイベントが終わり気がつけば財布の中身は軽くなり、またしんどい仕事の毎日が始まり、春まだ遠くと言った感じで誰もが憂鬱な気分に落ち込むからとのこと。
 
 であれば、誰も進んで株など買って見ようなんて気分にならない訳である。

 まあ、暫くは天神様の「東風(こち)吹かば匂いおこせよ梅の花」の心境で待つよりほかにないのかも。

 しかし昨晩、思いのほか速やかに「ホリエモン一家」が一網打尽、檻に一旦入れられてしまった。

 こんなに早いと言うことは、そんなに複雑な図式ではなく案外世間をなめた杜撰なものであったということではないか。

 さっそく日々愛読の「きっこの日記」にアクセスしてみたら、「イノシシ社長捕獲さる」と出ていた。それによれば、懲役10年前後の実刑が求刑されるだろうとのこと。しかも類は大宰相の次期後継プリンス(注:日記では実名)まで及びそうとのこと。その他本件にまつわるおどろおどろしいことが縷々書いてある。

 それにしても留まるところをしらなかったライブドア株も、イノシシ社長の逮捕で一段落、早速外資ファンドの食指が動いているとか。まさに死肉を漁るハイエナのごとしである。
 今日あたりから狼狽組みの投売りが止まり、思惑買いの反騰という動きになるのではなかろうか、というのもひかれ者の小唄だろうか。 
 
 ここで駄句少々、

  「きのうまで 担いだ神輿は 檻の中」

  「浮かれ歌 歌え終れば 檻の中」

  「担ぎ手が 消えてなくなる 檻の中」
  
  「ヒルズの灯 遠く恋しき 檻の中」

  「邯鄲の 夢を貪る 檻の中」
  
  「邯鄲の 夢は現か 檻の中」
                    蛾遊庵山人

 さて皆さんはいかがお思いでしょうか?
 
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「組」に入る! (その3)ー新年会ー

2006-01-23 12:20:23 | 田舎暮らし賛歌
 1月21日(土)朝、小雪舞う。午後曇り。

 今日は、今年早々、仲間に入れていただいた「組」の新年会である。近くの温泉へ行き一杯やってカラオケ歌って帰ってくるそうだ。
 
 午前10時近くの集合場所に行く。

 宿のマイクロバスが待ってくれている。中に入ると先客でほぼ一杯。
「皆さんおはようございます。それでは皆さんお揃いになりましたのでこれから出発します。」と組長さんが挨拶。
 小雪が舞う中、バスは走り出した。

 私にとってこんな集団行動は何年ぶりのことだろうと思う。何だか小学生に戻ったようなかすかなはしゃぎを感じた。

 小一時間ほどして宿に着いた。シーズンオフの昼中のホテルのロビーは私たち20人足らずの他は誰もいない。少しヒンヤリと寒々しい。

 大きな宴会場に案内された。そこで一服。組長さんが今日の会費を集める。12時の開宴までまだ1時間ほどある。
 それまで早速温泉入浴である。7階の展望大浴場とかへ行く。一部に、屋上を利用して桧の露天風呂がある。

 温めの湯である。顔見知りのお隣さんがすでに湯につかっていた。

 ポツリポツリと会話する。曇っていて遠望はきかない。湯船の中に小雪が舞う。良い風情である。

 定刻、宴会が始まった。組長さんが酒をついで回ってくれる。今度はこちらがついで廻る番だ。さしつさされつお互いさまの家族の話、農作業の話、山菜とりの話等様々である。
 現役の頃の宴会と全然気分が違う。何の思惑遠慮もない対等のお付き合いである。酒の美味さをそのまま楽しめる。
 勧められるまま久しぶりにカラオケも一曲、大好きな「古城」を腹の其処から声を出して歌った。日頃もやもやしていたものが一気に発散した感じで良い気分である。

 3時過ぎお開きとなりほろ酔い機嫌で帰りのバスで送られてきた。

 改めて「組」に入ってよかったと思った。今まではご近所の家を見てもどんな人が住んでいるか皆目見当がつかなかったが、今日の集まりのお陰で大体どんな人が住んでいるかが知れた。やはりお互いに安心なことである。

 ここで一句

  「小雪舞う 露天風呂かな 心解く」   蛾遊庵山人

 さて皆さんは如何お過ごしでしょうか?
 
 

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「ライブドアショック」にやられた!(その2)

2006-01-23 10:06:09 | 時事所感
 1月23日(月)晴れ北風強し、朝8時気温ー3度

 昨晩、22日付けで、このテーマで書き終えて、やれやれと送信ボタンを押した途端、せっかくの記事はどこかへ吹っ飛んでしまった。
 がっくりである。時計をみたら午前1時半である。さすがに直ぐには書き直すきにもなれず、炉辺酒をほんの少し呑んで寝た。

 しかし、一回心に湧いた思いはヤッパリ書かずにいられない。どなたさまかに愚痴らずにはいられないのである。

 その愚痴とは以下のごとくである。

 この頃、一日に1度はクッリクしないと落ち着けなくなった「きっこの日記」。なにげに21日(土)クリックしたら、特別日記として短く「ホリエンモンの錬金術」(山根治blog)の紹介記事がアップされていた。
 (注:不思議なことにこの記事何故かその夜のうちに削除されてしまった。)

 幸い、私は、直ちに記事中のリンク先をクリックした。

 その内容は衝撃的であった。

 2005年3月15日付けの第1回~20回(同年7月26日)を一気に読んだ。筆者は島根県で会計事務所を多年経営されている方である。
 氏は、近鉄バッハローズの買収問題で話題となったライブドアに興味をもちどんな会社かと調べ始めてみてその内容のいい加減さに驚いたとのこと。

 氏は調べるにあたって何も特別な資料を入手したわけではないという。公表されている決算資料、上場の際の目論見書とかを取り寄せ克明に其処に記載されている数字を読み込まれた結果とのこと。

 結論から言えば、ホリエモン氏は僅か600万円の手持ち資金で、立ち上げた有限会社を数年の間に時価総額8000億円の一部上場企業に変身させたのである。
 まさにアラジンの魔法のランプもまっさおというべきか。

 (注:この詳細な分析を読む限り、ライブドアが上場廃止になるのは、よほどの政治的判断が作用しない限り、時間の問題のようである。
 現在進行中の検察の捜査はその検証過程にすぎないようである。)

 しかも、その過程では、れっきとした一流証券会社大和証券SBCM㈱が介在し自らもその美味しい分け前に預かっているという。

 ライブドアの富の源泉は「東証1部上場会社」という、看板にあるのだそうだ。
 マザーズ→東証1部と上場するには厳しい審査があるはずである。
 ところが、天下の東証が何故、地方の一会計事務所の所長さん(大変失礼な言い方お許し下さい)が、調べれば(といっても3000ページの資料とか)明らかにできるインチキを何故見抜けずにやすやすと上場を許したのかということである。

 これはまさに市場への背信行為である。

 問題の構造は、今、話題の耐震構造偽装における建築確認行政の無責任さと変わるところが無いのではないか。

 「きっこの日記」のきっこさんは1月18日の日記で嘲る。『よほどのアホじゃあない限りライブドアの株なんて買わないよね。』と。
 その「アホ」の一人が私である。目先の動きに引かれてうかうかちょいと手をだしたがために、軽トラ1台がまさに軽く吹っ飛んだ勘定である。

 しかし、「アホ」にも5分の言い分がある。

 天下の東証の監視下にある1部上場企業の株であれば、安心して売買するのは当たり前ではなかろうか。
 露天の大道香具師の叩き売りのバナナではないはずだ。
 もし、国が建築確認行政の不備を認めてマンション被害者に対して、応分の支援策を講じるのであれば、同じ理由で東証の審査、市場監視の無責任さについて応分の損失補填を要求したくなるというものではないか。

 まして、ホリエモン氏は、天下の自民党が、昨年夏の衆院選に、抵抗勢力の巨魁のタマを取るべく三顧の礼をもって、変人大宰相の腹心大幹事長が口説いて「時代の寵児」と刺客に送ったばかりである。
 選挙戦においては、大宰相の信任厚い竹中大臣が、ホリエモンの腕を高々と上げて応援の甲斐もあってか、8万余票の次点という結果。

 つい最近においては、ライブドアの経団連加入申請に対して、早々と財界総理の奥田会長が加入を認める発言をしたばかりである。
(注:奥田会長は、検察の強制捜査を聞いてから「加入を認める発言をしたのは早すぎた」と先日無責任なコメントをしている。)
 
 かくほど左様に、識見、情報ともに豊かな方々がコロリと騙されているときに、新聞、TVの情報源しか持たない一般市民の愚を誰が笑えるのか。

 だから「きっこさん」は教えてくれる。株なんて情報の世界の早い者勝ち、そんな世界で徒手空拳に等しい一般庶民はせっせとネギを背負って貢ぐ鴨(美味しいカモ)にすぎないと。
 確かにそれが現実とは思うこの頃なのだが、預金金利が引き出し手数料にもみたない中では、つい怖い怖いと分かっていても、フラフラ附いてく愚かしさ。

 まあ、しばし、炉辺酒でも呑みながら、明日から始まるマスコミの、昨日までは、我先に担ぎまくったホリエモンを、追っかけ廻してもぐら叩きをする有様をとっくり拝見させてもらうとしますか。

 ここで一句、

 「蕗のとう 苦味重ねる ライブドア」 蛾遊庵山人





 
 
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