Nikon Photomic FTn + NIKKOR-S Auto 1:2 f=5cm


 20日にご覧いただいたNIKKOR-S Auto 1:2 f=5cmを同世代のボディ、Nikon Photomic FTnに着けてみました。Photomic FTnは名機Nikon FにTTL中央部重点測光のフォトミックFTnファインダーを装着したモデルで1968年に登場したFシリーズの完成形です。

 1959年に登場したFには露出計が内蔵されていないアイレベルファインダーが装着されておりました。当時は まだTTL露出計が実用化されておらず、外光式の露出計が販売されておりましたが1965年には待望のTTL平均測光が可能なフォトミックTファインダーを搭載したNikon F Photomic Tが、1967年にはTTL中央部重点測光のフォトミックTnファインダーを装着したNikon F Photomic Tnが発売されます。

 1968年に至り、レンズ装着時に絞りリングを最小絞りから開放まで往復させる(通称ガチャガチャ)だけでレンズの開放値がファインダーに伝わり開放測光が可能になるフォトミックFTnファインダーを搭載したNikon Photomic FTnが登場し、Fシリーズが完成します。

 面白いのはFTnファインダーを搭載したFはNikon F Photomic FTnではなく、Nikon Photomic FTnと呼ばれることです。FではなくPhotomic FTnと云うのが正式なモデル名ですが、ファインダー部分以外はFそのものであることに変わりはありません。

 さて、NIKKOR-S Auto 1:2 f=5cmを装着したPhotomic FTnですが、増築した二階屋のように大きなファインダーと小振りなレンズがいささかアンバランスな感じです。このレンズならファインダーはコンパクトなアイレベル、このファインダーならレンズはF1.4や55mm F1.2のような大振りなものの方がバランスが良さそうですが、あいにくアイレベルファインダーもF1.4や1.2と云った明るいレンズも持ち合わせがないのです。この際探してみようかしらん。
 
 blog「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは11月19日に撮影した写真を6点掲載いたしております。晩秋を彩る花たちとニワトリをご覧いただければ幸いです。

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