「考える人」終刊


 2002年春に創刊された「考える人」(新潮社)が15年、60巻の歴史を刻んで終刊。考えてもみれば、出版不況と云われる時代に「考える人」のような一般受けしない季刊誌が15年も続いたことが奇跡とも云えるかも知れませんが、このような良質な雑誌が消えるのは実に残念で寂しいことです。

 「右手にジャーナル(朝日ジャーナル)、左手にパンチ(平凡パンチ)」とも云われながら「朝日ジャーナル」が消えたのが25年前。ジャーナルと「考える人」とでは立ち位置も考え方も違うけれど、少なくとも「考える人」に読んでもらいたい、あるいは「考えない人」にこそ読んでもらいたいと云う思いは同じだったような気がする。

 郷秋<Gauche>は後者に属する読者であった訳ですが。だからこそ15年読み続けた。今号が最後になるけれど、手元にはちゃんと60冊ありますから牛が反芻するように読めば、あと30年は楽しめるだろうか。少なくとも、読むことができなくなるまでの十分なバックナンバーが手元にあると云うことになるね。よしよし。気の向いた時にコーヒを飲みながら、ウイスキーを舐めながらゆっくり読むとするか。

 毎週撮影・掲載している「恩田の森Now」には、ただいまは3月18日に撮影した写真を5点掲載いたしております。まごうことのない春がやって来た、そんな森の様子をどうぞご覧ください。
「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori

 諸般の事情により二週続けて撮影・掲載ができませんでした。今週末の掲載にどうぞご期待ください。と、自分にプレッシャーをかけてみる(^^;

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