レクサスLS600hは小食な恐竜?

 アナウンスがされてはいたが、なかなか見る事が出来なかったLS600hがついにその姿を現した。LS460はこのところ路上でも目にする機会が多くなりつつあるから、LS600hに対する興味はそのパワーユニットに集中する。

 LS460用のV8、4.6Lのストロークを伸ばして394psを発生する5Lとし、さらに最大224psを生み出す電気モーターを組み合わせてあると言う。ガソリンエンジンと電気モーターの最大出力の合計は618psにも達するというのだから、まさに21世紀に現れたモンスター、恐竜である。

 しかしこの恐竜、実はLS460よりも30%程の小食なのだという。20世紀の恐竜たる大排気量かつ巨大なアメリカ車はオイルショックを機にその姿を消してしまったが、21世紀の恐竜には果たしてどんな未来が待っているのだろうか。

 トヨタとしては、メルセデスとBMWの牙城に迫るためには何としてもこのパワーユニットが必要だったのだろ。でもだ、こんなウスラデカイ物を作るよりも先にトヨタが作るべきはヴィッツやポルテのハイブリッドじゃないのか?小さいはスマートだ!と、郷秋<Gauche>は思う。

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 排気量はヴィッツの半分でもこんなに楽しいクルマだって作れるんだ。トヨタも恐竜なんか作っていないでハイブリッドでこういうクルマを作ってみたらどうですか。世界一なんだから分けないんじゃないの?いや、世界一には作れないタイプのクルマなのかも知れないね。
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