富田元治のブログ

臆病で小心者のブログ

神風連の檄文

2017年09月25日 | 面白かった本

今日の熊日新聞から。

神風連の檄文・・伊藤比呂美・訳

(賊の死体の懐中にあった檄文)

【そもそも鎮台だ県庁だというものは、天子様を助け奉り、

よろずの民をやすらかに、外国のあなどりをふせぎ、

国内の治安を守る。

これをきちんとやりとげてこそ、役を果たしたといえるのである。

しかし、現実は、ぶざまな異人どもになれしたしみ、

わが固有の文化である刀剣を禁じ、邪教の布教をおしすすめ、

ついに神のつくりたもうたこの国土を売り渡し、

国内に雑居させよというだけでなく、かしこくもすめらみことを、

外つ国に遷幸なしたてまつらむとする姦謀邪計が露見した。

その大逆さ、無道さ、神も人も怒るべき国賊である。

われらには臣としての情義がある。雌伏していていいのか。

上はすめらみことの玉体に不測の御危難がふりかかろうとしている。

それを防ぎたてまつらねばならね。

下はよろづの民が泥にまみれ炭に焼かれような苦しみをなめている。

それも解かねばならぬ。そのために、かしこくも神のおつげを奉じ、

諸国の同盟、正義の兵を奮い立たせ、

やつらをことごとく根絶やしにして、御国の運を取り戻す基をひらこうと思う。

ああ、士の子らよ、農の子らよ、工の子らよ、商の子らよ。

あめつちのようなすめらみことの大恩に浴さぬものはない。

四民よ、心あるものよ。今こそ神速に城内に馳せ参じ、

み国のために真心をもって報いなければならぬ。

ただし、他国からの官史文官武官を問わず首謀者と同格とみなして

皆殺しにすべきところ、前罪を悔悟して降伏するならば、

それぞれの事情に応じて本国へ帰らせることにする】。

先日討ち取った賊の死体の懐中にあった檄文の写しであります。

御回覧ください。右の管理担当の預かりであることをご了承ください。

                    明治9年10月29日  藤崎少尉

近藤大尉殿

(政府軍の藤崎少尉が書き写したものです)。

神風連・資料館(熊本市黒髪)

 

さて、檄文とは何か?

人の心を動かし、行動を変えるものだ。

 

三島由紀夫の檄文 1970年

【われわれの愛する歴史と伝統の国、日本だ。

これを骨抜きにしてしまった憲法に体をぶつけて死ぬ奴はいないのか。

もしいれば、今からでも共に起ち、共に死のう。(三島由紀夫)

三島由紀夫の檄文。 クリック。三島由紀夫の檄文・全文

 

西南戦争・田原坂。

NHK大河ドラマ(西郷どん)で有名観光地になると思っていますが。

 

来年(2018年)のNHK大河ドラマは、西郷どん(せごどん)です。

明治10年の西南戦争までのドラマだと思っています。

さて、西南戦争(明治10年)の一年前に、神風連の乱が起こっています。

 

熊本市で起こった事件です。

西郷どん でも取り上げられると思っています。

新風連の乱、西南戦争、田原坂、いい熊本市の宣伝になると思っています。

しかし、

熊本のマスコミは、沈黙をしたままです。

2018年NHK大河ドラマ・西郷どん(せごどん)。

神風連、田原坂、ネット検索で調べましょう~!!

熊本・三角半島の最高峰・大岳山頂で多くの神風連の若者が自刃しています。 


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