gacco広報部の竹内です。
先週のブログでご紹介させていただいた
gacco広報部制作のピクトグラム<モチーフ:フクロウ>を
先生に講評いただきました。
白尾先生、ありがとうございます!
5つの作品に対しての講評を通して
「特徴をとらえて伝える」ということに
新たな視座を得ることができました。
みなさまも是非ご覧ください!
<総評>
事前に「フクロウ」ということがわかっている場合と
「さてこれは何の動物に見えますか?」という場合とでは
理解度が変わります。
事前知識が全くない状況では、Dはわからないかもしれません。
Cはある種のフクロウを象徴しているようですが、
フクロウという前提で見て初めてわかる作品だと思います。
講義の第1週目課題は練習になりますので、1点だけを制作するのですが
同じような考え方で、あと2種類の動物も制作するという課題であったとすると、
統一的な表現で3種類の動物(同じようなわかり方)を制作することができるかどうか。
基本的な考えがしっかりしていると、あらゆる場合に対応することができます。
<個別講評>
全体のバランスはよいと思います。
耳の部分の表現が複雑になりすぎています。
もう少し見やすい表現を工夫することによって、さらに形がしっかりしたと思います。
密度があってピクトグラムとしての面白い魅力があります。
動物の種類の理解度には若干難がありそうですが、
耳の部分をもう少し整理するとわかりやすさとユニークさを両立できたと思います。
大変シンプルで特徴をとらえていると思います。
もう少しフクロウらしさをどこかに追加することによって、
もっとわかりやすく、完成度の高い作品になったのではないかと思います。
一見ではフクロウとわかりにくい作品です。
もう一度実際のフクロウの形をよく観察し、
その特徴をとらえ直した方がよいかもしれません。
ちょっと動きがあって面白いピクトグラムになりました。
手を挙げている、足が歩き出しそうな動きがある、
フクロウとは関係のない丸があるなど、少し演出過剰かもしれません。
丸をとり、足の部分をもう少し整理するときっとよくなったと思います。
いかがでしたか。
伝え方のバリエーションが増える感覚はありませんか?
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カタチで意味を伝える ピクトグラム
武蔵野美術大学 通信教育課程
白尾 隆太郎、清水 恒平、山口 弘毅、上田 和秀
Week1の課題締切(動物の顔)は12月8日までです。
ふるって受講、課題提出を行ってください!