権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

「雨に唄えば」

2020-07-27 17:40:00 | 映画

そもそも米国制作の古いミュージカルにはまったのはこの「雨に唄えば」だったか「オズの魔法使い」だったか。
この映画は無声映画からトーキ映画に移行する時代の映画界の内幕を喜劇化にしたもので、ダンスシーンの見事さや楽曲の素晴らしさにおいてベスト・ミュージカル映画だと思う。
随所に登場する映画撮影風景が結構楽しめたりもする、この点は奇術師を描いた「プレステージ」何かも同じ。
そして有名な雨の中で歌う名シーン、このシーン中で警官が登場するがこの警官役は間の取り方とかにすごい緊張感があったろうと思う。

〔内容〕
 トーキーの出現でハリウッドは大騒動。それまでスターだったリナ(ヘイゲン)もその悪声から将来が危ぶまれる。
パートナーのドン(ケリー)はリーナの吹き替えに採用されたキャシー(レイノルズ)に目をつけ、親友のコズモ(オコナー)と一緒に、彼女を次代のスターに担ぎ出そうとする。サイレントから新たなる時代に突入した映画界の楽屋裏を軸に、ケリーとレイノルズのロマンスを描いた名作ミュージカル。どしゃ降りの雨の中、『雨に唄えば』をケリーが歌い踊るシーンは今さら説明のないほどの名シーンだが、それ以外にもケリー、オコナー、レイノルズの3人が陽気に歌う『グッドモーニング』など数々のナンバーが楽しめる。
(出典:全洋画オンライン)


 
この映画はビデオ・レンタル等で何回も見ているはずだが、それでも面白い。
MGMミュージカルの総集編としてまとめた様な「ザッツ・エンタテイメント」、こちらも見てみたい。
余談だがSF-TVシリーズ「フリンジ」に登場する未来人「ドナルド」はこの映画の出演者の「ドナルド・オコナー」に因んだらしい。(その様な会話が出てくる。)

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「飢餓海峡」

2020-07-25 11:34:21 | 映画

これは大傑作
3時間もの長尺にも関わらず一気に観てしまった、「砂の器」との双璧らしいが、「砂」と比較するのはどうか?と言うのが素直な感想。
(実はHDDの主みたいな存在になっていたので板にダビングしようとしてつい最後まで見てしまった。)
女優の左幸子がうぶな娘から田舎の娼妓、そして10年後に舞鶴まで主人公を訪ねるあでやかな姿、と時代を経た女性を綺麗に演じ分けている。
そして伴順三郎のボクトツとした田舎刑事と、どん底から這い上がる三国連太郎の犯人も見事、前半の物語はこの三者が見事に絡まって進行し、後半は舞鶴の刑事高倉健が加わって舞鶴の事件と北海道の事件が線でつながるとこなぞは推理物の真骨頂の様な展開、原作も良かっただろうが(未読)映像化した監督の力量も見事。
今じゃ監督や役者が揃わないからどれだけお金を掛けても出来ないだろうと思う、かつて名画劇場で内田吐夢監督特集で掛った時に観ておくべきであった。
これはお勧め、絶対に損の無い映画。

〔内容〕
 昭和22年に青函連絡船沈没事故と北海道岩内での大規模火災が同時に起きる。
火災は質屋の店主を殺害し金品を奪った犯人による放火と判明。そして転覆した連絡船からは二人の身元不明死体が見つかり質屋に押し入った三人組強盗のうちの二人であることが分かる。
函館警察の弓坂刑事は、事件の夜に姿を消した犬飼多吉という男を追って下北半島へ赴く。



この物語は実在の「洞爺丸事故」を元ネタにしたものらしい。

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「天地創造」

2020-07-23 09:30:11 | 映画

ともかく大作
これは大昔に地元の映画館で観た記憶がある、その当時の動機は「ノアの洪水」のスペクタクル・シーンと「アダムとイブ」のエピソード。
あらためて見ると、この時代(1960年代)にしては見事な特撮で映画自体も良くできていると思う。
そもそも旧約聖書の物語は全知全能の唯一絶対の神なる存在が失敗を繰り返すもので、突っ込み所が満載。
いちいち俎上に載せるのも面倒なので、それについては棚上げ。

いろいろなエピソードがそれぞれに楽しめるが、
 ・「アダムとイブ」:見えそうで見えない画面造りに関心した。
 ・「カインとアベル」:リチャード・ハリスには気が付かなった。この話が一番の矛盾を感じる。
 ・「ノアの箱舟」:熱帯から寒帯までのあらゆる動物が見事な画面合成で違和感なし、ジョン・ヒューストンの見事な役者ぶりにも感心。
 ・「バベルの塔」:特撮が見事、ビューゲルの絵画を見事に動画化したようで、CGを使わずにどのように造りこんだかか不思議。

 ・「アブラハム」:この話はそもそも世界宗教の祖の話なので最も時間を割いている様で、ジョージ・C・スコット、エバ・ガードナー、ピータ・オトュールとかの名優たちが一杯でそれだけでも見どころ満載。
しかしこの神様は本当に底意地が悪い、猜疑心が強くて自己中心的、まるで人間の本姓みたいなところがある、「アブラハム」のエピソードで最もそれを感じる。
余談だが「ノア 約束の船」に比べれば約50年前に制作された本作の方がよほどに見ごたえがある。

宗教素材の映画と言うのはいろいろとあるがどれもそれなりに面白い。

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日暮れ時

2020-07-22 21:14:30 | 日記・エッセイ・コラム

今日は午後から打合せ(@東京)、これから毎週水曜の午後は定例打合せとなった。
移動は電車が空いている時間帯を選んで、コロナ禍を極力さけて。
さて夕刻帰宅して暇が出来たのと陽気に誘われてまたチャリを駆ける、今回も行き先は大黒埠頭。
 往路:7.5km 32’ (平均14.0Km/Hr)
 復路:8.0km 32' (平均15.0Km/Hr)
大分自転車の操作に慣れてきたのと、夕飯前のトレーニングにはちょうど良い距離とコース。




さてもう一つ大きなニュース、本日は中日ドラゴンズが大巨人に5:0で勝った。
当分は負けが込むと読んでいたから想定外の喜び、今年のドラは有望な若手に機会を与えて世帯交代を完成させて欲しい。

この歌は十八番です。
Brothers Four - WhenThe Sun Goes Down & Lyrics

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日曜の昼下がり

2020-07-19 20:38:08 | 日記・エッセイ・コラム

陽気が良いので、布団干したり洗濯したり宿題片付けたり(実は途中で放り出し)何やかやで暇ができたが昼寝するには遅すぎる、ということでチャリで大黒埠頭まで駆ける。
ここも定番のコースになりつつあるが、大黒大橋というのが難関で大型船が通過出来る様にかなりの高さ(20M)がある。
(帰路の運河風景)

帰路にこの大黒大橋をヒィヒィ登って行ったら、横をかなりの速度で悠々と追い越してゆく玄人っぽいお兄さん、いでたちが違ったので腹も立たなきゃ張り合う気力も無い。
(以前、丹沢の馬鹿尾根をやはりヒィフゥ言いながら登って行ったら後から来た達者な婆さんに抜かれてかなり情けない思いをした、その時のことが頭をよぎった。)
 ・往路 8.2km 36'13"  (平均速度13.6Km/h)
 ・復路 7.2km 30'50"  (平均速度14.1Km/h)

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「雲霧仁左衛門」が終わった

2020-07-19 09:46:41 | テレビ番組

雲霧仁左衛門4」が終わった、まぁ面白かったが池波正太郎風では無かった。
どちらかといえばかつての「必殺シリーズ」に似ていて、このシリーズも池波正太郎の原作からかなり逸脱して一人歩きしてた様な。
最近はTVドラマなどはとんと見なかったが、これは真面目に見れたほど面白かった、ただ少々臭い。
お頭の安倍式部が老中安藤帯刀に対して、
「雲霧は巨悪から仕事をする盗人です、今度は老中があぶのうござります」
ってこのセリフいくら何でも警察署長が総理大臣に向かって、
「奴は嘘つきを懲らしめる悪漢であります、故に今度は総理があぶのうございます」って言う様なもんで脚本家よ、もう少し練れよ。
悪老中の安藤帯刀役の小野武彦さん、ちょっと善人のイメージが強すぎて今一つなじめなかった、ここは金子信夫とか小沢栄太郎みたいな役者だったらなぁとか。(無いものねだり)
そのそも原作では’殺し’はしないが用意周到にチームワークを駆使して仕事(押し込み強盗)をする泥棒一家とそんなのにこれまたチームワークを駆使する「火付け盗賊検め」との丁々発止の物語、それに独特の人情エピソードを加えたもので、どちらかと言えば「鬼平犯科帳」の方がより小説風である。
あいにくと「鬼平」はあまり馴染みがないのでこれからの楽しみにしようかと。
今度シリーズ「5」を制作するなら、池波正太郎風に食の蘊蓄をもっと取り入れたらなぞと思う。
NHKには”時代劇+料理番組”の秀作ドラマ「みおつくし料理帖」なんてのも有ったことだし。

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いのち

2020-07-18 01:21:13 | 日記・エッセイ・コラム

今日は忙しかった、午前10時頃事務所に行ってTVアンテナ・ケーブルの配線を手伝って、PPT提案資料を作って送って、晩飯作って食って、録音の「大竹まことゴールデン・ラジオ」を聞いて、20:00から「メディア酔談」、大西つねき氏の暴言事件の顛末と本人の記者会見を確認して、そして今。

赤木夫人はラジオ出演やメディア酔談にも出演で、配偶者を理不尽な理由で鬱にされてさらには自死にまで至った夫人の言やMC大竹まこと氏の泣きべそナレーションと突っ込む室井佑月に多いに感動。
(大竹氏と室井佑月さんの信頼関係もしかと確認した。)
自死された人の配偶者の言、実は30年以上前に過労で鬱になったことが有り(診断は受けて無いが多分鬱だと思う)自死を思った事があった。
今なら「死ぬ位なら辞めれば良いではないか」との考え方を出来るが、鬱状態の人はその様な考えには先ず至らないことは断言したい、その立場にならないと先ずわからないと思う。

さて大西つねき氏の発した言葉とその反響を受けた本日の会見、実は論理的には正しいと思うがそれは迷うことのある人間と言う生物としてどうか、と言うのが率直な事。
アーサー・C・クラークの「幼年期の終わり」には’人が動物として進化’から’新しい存在’への脱皮を描いていた、人はかくあるべきと思うしそれこそが我が人類の理想とすべきことではないだろうか。
船後議員の声明に同意。
大西つねき氏の政治論はAI政治であって生身の人間の政治では無い、当方もそこそこの年なので若い人のために命の交換をしても良いと思うが、それが強要される社会は絶対に嫌だ!
それこそがナチズム(=姥捨て山セオリー)と考えられるからだ。
さて大西氏の意見は残念ながら少々上から目線または健常者目線で新自由主義的思想だとも思う、命と言うものは万人(健やかなる者、病める者、若き者、老いたる者)に平等に与えられるべき物で、例え神様でも強要すべき物ではない、ましてや土くれから作られた’人間’ごときが。

ふ~こういう話題はやはり少々キツイ。

PS:中日ドラゴンズは本日最下位に転落、「嗚呼花の応援団」クェッ ゝ ゝ ゝ ゝ ゝ。

大西つねき記者会見中継(Live配信2020/7/17)


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中日勝った!!

2020-07-16 00:15:44 | 中日ドラゴンズ

まぁ嬉しいです。
これから勝つタンビか連敗脱出の度に思い出をつづろうかなどと。
何よりハチャメチャに強い横浜ベイスターズに勝った、今季初めて勝った、僅差を守り切って勝った、この勝ち方は落合監督の黄金時代の勝ち方でこれが嬉しい。
実のところ、帰宅して東海ラジオ(1332Hz)を聞いたら、9回表(名古屋ドーム故に裏攻め)二死ランナー一塁打者梶谷(めちゃ怖い打者)3玉2入でファイルで粘り食ってはらはらドキドキ。
そしたら見事三振でゲームセット、誠に見事な三振だと本当に思う。
昨日はハナから負けを覚悟して一切の情報を断っていたから今日は喜びもひとしお、優勝を決めた様な気分を味わって最下位を脱出する喜びに向き合える幸せも。

では次回の連敗脱出でまたお会い出来れば。
下は1999年優勝時の大本営発表。



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散歩(日曜の昼下がり)

2020-07-12 20:32:32 | 日記・エッセイ・コラム

日曜の昼下がり、昼寝を終えて暇をもてあましたのと予想外の天気にチャリ散歩に行く。
本日は東に向けてみなとみらいを抜けて山下公園まで行く。

往路は10.6Km (51分) 復路10.1km(約55分)、比較的平坦で快適に走れた。
なお復路は浜スタ周りや中華街をうろうろして、かつての例会場所の様子をそれとなく伺って帰着。

しかしコロナは第二波到来に間違いはなさそうなのにお上からは何のお達しも無い、それこそが不気味。

中日ドラゴンズがまた死んだ、今年は何度死ねば気が済むんだろう。
1つ勝つと生き返らしちゃう当方の問題も大きいんだけども、負け方半端で無いから「もう駄目だ、また死んだ」とボヤク羽目になる。
「人生は二度ある、生まれた時と死ぬ時と」(たしかJ.ボンドの作だと思った「007二度死ぬ」に出てきた様な)

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ヒッチコック(二本追加)

2020-07-07 11:12:39 | 映画

ようやく録ダメした映画が底をつく様になった。
ここんとこヒッチコックの映画が続いており、「知りすぎていた男」と「ハリーの災難」の二本にも大満足。
昔レンタルビデオ(VHS)で一時ヒッチコックに凝ってその時に観てものすごく得をした気分になった二本でもある。

知りすぎていた男
〔内容〕
あるフランス人の死に立ち会ったベンは、断末魔の男の口から某国の首相暗殺計画を知らされる。
やがてベンの口を封じるため、彼の息子が誘拐されてしまう。ベンと妻のジョーは、暗殺者がひそむ教会へと乗り込んでいく……。
(出典:全洋画オンライン)

この映画はドリス・デイのケセラ・セラがテーマ音楽としてふんだんに挿入されており、これだけでも大満足に加えサスペンスとしても出来が良い。
初めて観た時には、幼い頃耳にした「ケセラ・セラ」の出どころにえらく関心したもんだった。
(記憶によればペギー葉山の「♪なるよ~う~になるさ~♪」だった)

ハリーの災難
これはブラック・コメディで抑え気味な展開と女優シャーリー・マクレーンが綺麗なのが何より。
この映画のS・マクレーンが最高の様な気がする。
〔内容〕
 バーモントの田舎町を舞台に、一人の死体をめぐって起こる騒動をスラップスティック調に描いたコミカルなスリラー。ハリーという男の死体が発見された。妻は自分が殴ったために死んだと思い、死体を隠そうとする。
だが、彼を殺したと主張する人物は他にも存在していた。彼らは誰が真犯人が知らぬまま、ハリーの死体を担いで犯罪を隠蔽しようとするが……。
(出典:全洋画オンライン)

そして極地味なラブストーリも展開する。
こういう登場人物がすべて善人なのは気楽に楽しめて良い。

NHKのBSPで放映される映画はバラエティに富んでいてかつ名作が多いので録ダメと虫干しに追われている、有料チャンネルに加入しなくて良かったとしみじみ。

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