権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

「9人の翻訳家」

2020-01-29 09:44:38 | 映画

昨日仕事を抜け出して観た「9人の翻訳家」、前振りをみれば相当に面白そうだったが、実はそこそこ面白いだけの外れ(スカ)だった。
原因は簡単で、時間を前後する演出に追い付いていけなかったことや、最後の結末からストーリを組み立ててるのが'見え見え'で少々鼻に突いたこと。
加えて悪役が悪役らしくピストル振り回したり安易に殺人したりとか等のキャラ造りも少々気に入らない。
この映画、編集をやり直したら化けるかも知れない。

〔内容〕
 世界的ベストセラー『デダリュス』3部作の完結編『死にたくなかった男』の出版権を獲得した出版社社長エリック・アングストロームは、世界同時出版することを大々的に発表する。
さっそく各言語の翻訳者9人がフランスの豪邸に集められ、一斉に翻訳作業を始めることに。しかしそれは、情報流出を防止するため、携帯やPCなどの通信機器を没収された上、広大な地下室に監禁され、完全監視の中で行わなければならなかった。
ところが、そんな厳重な漏洩対策が施されていたにもかかわらず、ある日ネットに作品の冒頭10ページが流出する。そしてアングストロームのもとには“24時間以内に500万ユーロを払わなければ、次の100ページも公開する”との脅迫メールが届く。ごく限られた者しか原稿にアクセスできないことから、翻訳者の中に犯人がいると確信し調査に乗り出すアングストロームだったが…。

近頃はハリウッド的アップテンポのアクションやらSFは気に入らないし、本作の様に知能的な技巧を凝らしたのにはついて行けてない、視力と同様に段々と嵌るジャンルが狭まってるかもしれない。

【公式】『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』2020年1月24日(金)公開/本予告

PS: 今面白いのは「桜を見る会・合同追及本部」のyoutube閲覧。
  毎回非常に勉強になります。
 ・なるほどこういう言い訳の仕方があるのか       (本当に頭の良い人たちだ)
 ・なるほど嘘のつき方もこんな言い回し方があるんだ   (本当に頭の良い人たちだ)
 ・真面目に嘘を言い訳する官僚はつらそう!、こんなのはどんだけ給料良くてもやだ (あたしゃ根性が無い)
 ・嘘がまかり通る世界(国)になってしまうかも知れない、という責任は到底負えない (ある意味責任感の強い人たちだ)
 やっぱり面白い!

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ラズベリー・パイ<続> (Raspberry Pi3)

2020-01-26 11:22:42 | 電子工作

ラズベリーパイ3の利用状況の報告その2。
下のはスクリーンショットで専用アプリインストールとコマンド入力ながら出来たし、この記事もラズパイのクロームニウムで普通に作成。

まぁこのためにLCDディスプレイの中古をヤフオクで落としたり、USBキーボードをビックカメラのポイントで買ったりとかそれなりにドタバタしたけれども、予算的にはまぁ軽微。
 ・Youtubeの利用も動画や音声で全く問題なし、ただ音質についてはそれほど追求していない。
 ・プリンタはさすがにドライバーが無いからこりゃ今のところ無理。
 ・入出力ポートについては容易に仕様を入手できるので先の楽しみに。

と言うことで楽しみは未だまだ続く。

PS: 本日スピーカを接続したら雑音が凄い! デジタル回路のノイズがアナログ系回路に乗り移った様な感じ、さすがにこの基板PCで高望みは禁物。
まぁステレオで音がでるだけ良しとしよう。

コメント (4)
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「無法松の一生」と「女が階段を上がる時」

2020-01-18 22:03:51 | 映画

本日「無法松の一生」「女が階段を上がる時」の二本立てを観た、どちらも高峰秀子特集の興行でこんな得した気分を味わったのは久しぶり。

無法松の一生
こんな泣かせる映画は久々、そして三船敏郎でどうかな?との思いも祇園太鼓のシーンで吹き飛んでしまった。何とも切ないラブストーリであり、車寅次郎に通じる所も感じた。
そしてこの時代(1958年)の映画は本当に良い物が多い、優秀な映画人が多かったんだなとしみじみ思う。
〔内容〕 
 “無法松”という愛称を持つ人力車夫の富島松五郎は、木から落ちてケガをした吉岡敏雄という少年と出会う。家に送り届けた松五郎は敏雄の父の吉岡大尉に気に入られ、家に出入りするようになる。しかし大尉は雨天の練習で風邪をこじらせ、妻の良子と敏雄を残しこの世を去った。残された二人は松五郎を頼りにし、松五郎も二人の面倒を見るようになるのだが…。
(出典:全洋画オンライン)


なお高峰秀子の凛とした所と松五郎の粗野な振る舞いの対比、近づきたいけど近づけない距離感、明治中期から大正にかけての風俗、見事な画面造りに祇園太鼓の名シーン等々の記憶に残る部分が多い一作。
残念なのは音が悪いのと画像に時々小雨が降ること、なお冒頭で黒髪姿の笠智衆が出てきたとこはびっくり、良いものを観た。

女が階段を上がる時
高峰秀子と言う女優の素晴らしさが光りまくった一作だと思う。
過去画面で見たことはあったがそれほど印象には残っていなかったが、気丈なとこやら弱気なとこやらいろいろな表情を演じて、これほどまで見事とは知らなかった!
世紀の大女優というのも大げさでは無いと思う。

〔内容〕
 夫を亡くした圭子は、外国人マスターが経営する銀座のバー“ライラック”の雇われマダムだった。よく店に来ていた利権屋の美濃部が、かつて圭子の下で働いていたユリに店を持たせ、そちらへ頻繁に出入りしているようだ。マスターからはユリのように体を張って売り上げを回復させろと言われてしまう。ある日、狂言自殺をするつもりだったユリが本当に死亡した。葬儀の席で圭子は美濃部に食ってかかるが、血を吐いて倒れてしまう。酒の飲み過ぎで胃潰瘍にかかっていたのだ。やがて圭子は客に体を許すようになるが、その度に裏切られてしまう。
(出典:全洋画オンライン)

この映画は脚本も見事。

まだまだ未見の名作は有りそうで、これからも楽しみなことだ。

無法松の一生 予告篇

コメント (1)
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ラズベリー・パイ (Raspberry Pi3)

2020-01-12 21:12:43 | 電子工作

12月にアマゾンのタイムセールでラズベリーパイ3のセットがディスカウントされてたのでポチッとしたが昨年暮れから今日まではジタバタドタバタ忙しかったのでこれまでほおっておいた。
本日組立てて動作確認したらもう感激!!
本体(基盤≒マザーボード)、ケース、電源、マイクロSD(32G)、HDMIケーブルとかのセットで8,230円、ふつうのPCも今では安くなったがこの値段で立派なPCだと知るのはもう少し後。
(ラズベリーパイ:どうも教育用の安価なコンピュータとして開発され、それが自作マニアたちに受けて発展したものらしい)
さて本日作法に従って組み立てて、作法に従ってOSインストール。(なんとラズビアンという名称:'レ'ではなく'ラ'です念のため、また組立てには少々イングリモングリしたが一発で起動した)

左画像の右下はUSBの端子、中央下はμSDのソケット、いかに小さいかお判りでしょう。
(名刺サイズPCと称しているそうな)
諸作法に従って起動したらこれがほとんどwindowsと同じ感覚で操作が可能、ブラウザの名前がクロームニウム、これがグーグル・クロームと同じ顔して同期までとれるからネットサーフィンだけならもうこれで充分、これには本当に感動。
他にもオフィススイートとかも内蔵(これは未確認)、メーラも多分内蔵。
とりあえず周辺の自作はこれからの楽しみとして、ともかく面白い世界に踏み出した、これは冥府魔道の入り口かも知れない。
因みに今日事務所に出向いてうちの元締めに見せたら値段と機能に驚いて、しばらくは「古のコンピュータが如何に貴重だったかそして何と素晴らしい技術の進歩か」という話に花が咲いた。

さてこのラズベリー・パイの世界、言葉の遊びが一杯でこれも楽しい、
Raspbian=OSの名前
Chromium=インターネット・ブラウザの名前
そもそもラズベリーと言う言葉はラズベリー賞とかという言葉の様に負のイメージがあって、遊び心でこんな名前を付けたか、アップルの向こうを張ったか。
そういえば昔アプリックスとかいうベンチャー企業と付き合いがあって、社名はアップルに習ってアプリコットから造ったとか言っていた。

さて正月のバタバタに20年ぶり位の障子の張替え(全14枚:実は本日まで)があった、これが本当に大変だった。正座したり中腰になったりして。
(古い家だから仕切りはすべて障子、家は小さいのに)

PS :新しいエディター、なかなか快適!

コメント (3)
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「フィッシャーマンズ・ソング」

2020-01-12 19:19:01 | 映画

フィッシャーマンズ・ソング」マイナーながら封切で観て良かったとしみじみ思った。
音楽を題材とした映画は見どころが多くて名作が多い、実際スカを引いた記憶が無い。
この映画は、漁村の風景が素朴で美しく荒々しい男っぽい漁師が地味に笑わせて美しいコーラスを聞かせてくれる、これだけでも充分に楽しいが軽快なサクセスストーリにもなっている。
フォーク(民謡という意味で)の原点を見た思い、これを映画館で観れたことは大きな収穫。
残念ながらどんな漁(魚)なのかは見せてくれなかったが。
〔内容〕
 イギリス南西部コーンウォール地方の小さな港町、ポート・アイザック。仲間たちとここを訪れていた音楽マネージャーのダニーは、人前で舟歌を披露する漁師の合唱グループ“フィッシャーマンズ・フレンズ”を偶然見かける。すると上司から、彼らと契約するよう命じられ、一人で町に残るハメに。気乗りしないながらも、さっそくグループに契約を持ち掛けるダニー。しかしリーダーのジムをはじめ10名のメンバーたちは、よそ者であるダニーの話をまともに取り合ってはくれなかった。そこでダニーは、ジムの娘でシングルマザーのオーウェンが経営する民宿に泊まり込み、本腰を入れて彼らの説得に乗り出すのだったが…。
(出典:全洋画オンライン)
予告編ロングver.


実はこの正月に倅から映画「スターウォーズ」の誘いを受け、映画の中身はともかく倅との映画鑑賞なんてのは結構な楽しみだったが、あいにくとこれは流れた。
’スター’もこれで完結したらしいがその手の奴よりはこんな映画の方が良いと感じる年にもなった。
年明け早々良い作品に遭遇した。

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新年会(その2@神田)

2020-01-09 11:23:33 | 日記・エッセイ・コラム

昨晩は神田の魚盛で新年会(その2)、いつもの四人で海鮮料理と黒丸水割りで楽しいひと時を。
フグの皮ポン酢、ブリのカマ塩焼き、シラスのチジミ、最後はクエのチリ鍋(〆は稲庭風のうどん)とそこそこ豪華に堪能した。
(他にも料理はあったが撮り忘れた,、最後の一枚は店からの振る舞い酒)


   

  

この店は事務所の月例会で贔屓にしていることもあり、以前は結構サービスをしてくれたが、最近はようやく店長の教育(我々の)のかいもあって何とか以前並みになりつつある。
この店はフグとかクエとかアマダイの煮つけ(これらは普通じゃ食べることができない!)とかを大衆的な価格で提供しくれるので下戸でも結構楽しめる。
ただ昨日は黒丸(一升瓶)を入れたので少々高くついた。(何と第102号)

 

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新年事初め@門仲

2020-01-06 21:42:25 | 日記・エッセイ・コラム

本日1月6日は事務所開きということで、門仲の富岡八幡宮に参詣し、その後はナオラエに贔屓の場末感満載の飲み屋でカラオケ三昧。
弊ブログでこの門仲と称していたのは実は「辰巳新道」と言う由緒正しき一角らしい。(ウィキの詳しい説明

  

何といってもこの神社は由緒正しき所でかつては世の中を騒がせた大騒動の現場でもあった。
そして14:00から19:30分までは貸し切ったお店で存分にカラオケ、いゃ~楽しかった。(14:00と19:00の光景)
   

今年も良い事ありそうだと思ってたら、昨年リリースしたアプリのバグ申告、急ぎではないけどもとりあえず事務所で修正作業にいそしんだ。
今年も何とか忙しい日々を送れればそれで満足、当然ながらボケることも無かろうし。

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「アイリッシュマン」

2020-01-03 17:12:35 | 映画

また年が明けた、さて本日は何も予定が無いので朝から映画館に行く。
マーチン・スコセッシとロバート・デニーロの「アイリッシュマン」、前から気になっていた一作。
朝開演10分前に映画館に行ったら長蛇の列(3階が映画館で、1階入り口までの列)、こんなのに遭遇するのは久しぶり。(これだけでも記事1本の価値はある。)
さて映画の方はというと、3時間30分の長尺に何回か失神した。内容もその位のものだと思う。
ただ老いたデニーロとアル・パチーノの競演は見事、地味な内容ながらそんな見どころはあった。
朝の行列はつまらないくだらないTV番組に辟易した人たちが集まったもので、映画は半世紀前前には斜陽産業と呼ばれていたが、これからかつての栄華を取り戻すかも知れない。
そして今年も映画館通いは続けようかと思う。
『アイリッシュマン』最終予告編



コメント (4)
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