権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

「地獄への逆襲」

2021-08-28 22:35:51 | 映画

1940年(昭和15年)制作のこの映画、なんとカラー映画ただし画面はスタンダード・サイズだけれど。
「ジェシー・ジェームズ」の後日談なんだけれども面白い、そしてやはりヘンリー・フォンダは名優、何やらしても上手い。
この映画はジェーシー・ジェームズの暗殺後の兄:フランク・ジェームズの復讐談で、法廷シーンなんかも有りただのドンパチ西部劇とは一線を画す内容。
こんな映画がこの時代の仮想敵国(未だ)で作られていたと言うこと、やはり国力の差はこの後の無理筋を「貴い犠牲」なんかで美化してはならない。

この映画のタイトルは「フランクの復讐」が相応しいと思うがこれでは日本人受けしないと考えたんだろうな。
この映画では若きアウトロー見習いとしてジャッキー・クーパーが出ていて、いつも悪役を演じていた役者さんの若き日に出会えたことは良かった。
(「コロンボ/野望の果て」で良い悪役を演じているし、他でも上手い悪役としてあちこちに結構露出している。)


ついでに「地獄への道(現題:Jesse James)」の内容は以下の通り。
 西部史に名高いアウトロー、ジェシー・ジェームズの半生を描いた伝記的ウェスタン。鉄道の敷設によって土地を奪われ、母親を殺されたジェームズ兄弟は、復讐のため列車強盗を繰り返す。やがて彼らは、復讐を離れ、次第にアウトローとしての道を歩んでいく……。

 

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舟遊び@西伊豆=進水式

2021-08-27 20:07:17 | 日記・エッセイ・コラム

本日は義弟と急遽西伊豆へ。
先日買ったゴムボート&船外機の初乗りを兼ねて西伊豆へと釣行、でも地元の釣り道具やで餌の入荷が午後とのことなので釣りは断念。
とりあえずボートの試し乗りと言うことで割り切った。
ともかく舟を浮かべる場所とか組立てとかエンジンへの給油や始動といろいろと初めてのことが多く、浮かべるまでは予想通り苦労した。
先ず組み立てて海辺に運んだのが失敗、総重量30㎏(エンジン抜き)となって大層な難儀。


浮かべてから大波くらって海水が艇内に侵入したりとか、オールを付けようとしてる間に舟が浜辺に接近したりとか、散々。
なんとか走り始めると、今度はパンパンに膨らませたはずの船が海水で冷やされて少し張りがなくなったりしてとか。
これは途中で空気を入れてクリア。(電動空気入れを携行していて良かった。)


慣れれば絶景の様な風景を背景に波に揺られて日差しをあびてノンビリとしたもんで、それはそれは良い休日になりました。
義弟がトコブシ2個を取ってきたので、二人で一個ずつ生きてるのをガブリと、これが旨かった。(ラッコの気持ちが良く分かる)
湾の真ん中でアンカーを入れるとまさに極楽。
ちなみにここなら根魚(カサゴとかハタ類)が狙えるし、砂地もあるのでキス・カレイも有りかと。
なお潜った義弟は大きな「クロダイ」の目撃情報を寄せた。
それとこの場所はまるでプライベート・ビーチ(と呼ぶにはごろた石ばっかりだけれども)みたいで、次は真面目に釣りの支度をしてここへ。
 
しかし西伊豆の風景は別物だ。

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梅干し-完了

2021-08-22 15:54:47 | 日記・エッセイ・コラム

今年も梅干し造りが無事終了。
いつもなら先週あたりが休みと猛暑で丁度良い時期なんだけども今年は長雨が続いて、この金曜から本日にかけて漸く干し終えた。
瓶の入り口付近の個体は何となくオカシクなっていて、今年は失敗か?などと思ったが、結果は歩留まり90%位の成功。
5月に家内の実家より送られた梅一式。

干し上げ開始。

そして干し上がりのそこそこの見栄えの良いの。(色は悪いし粒もバラバラ)

この六月の漬け込み記事
出来の悪い(色が悪いとか皮がむけてハラワタがでてるのとか、一見種だけみたいなの)も味は同じ。
目を閉じて刻んで食べれば同じ。
これも例年行事になったが、面倒くさくてカビの発生に怯えながら干しあげる日を待つというのも、なかなか面白い。

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39階からの風景

2021-08-20 20:22:44 | 日記・エッセイ・コラム

本日は’縁ある人達’が集って「語る会」をしようということで場所の下見。
仲間内に兵站担当の得意なのが居て、その彼が選んだのが渋谷のホテルの39階の広間。
そこからの眺めが絶景。
こんな場所で11月になったら、そして情勢が許すのであれば、粛々と。


さて待ち合わせでこのホテルのラウンジでアイス・コーヒーを頼んだらそれはそれは旨いものだった。
ちょっと格好つけて「払いは当方で」と値段を見たら2杯で2800円、普段180円のコンビニMサイズだから目が飛び出してしまったのと、格好を付けるんでは無かったと後から悔やんだ。(当然アフターフェスタ)

さてこの会場は費用は比較的リーゾナブルでキャンセル条件も一週間前位ならOKとのこと。
平時なら「ホテル・オークラなら5000円/人でできるらしいけど」などといじるんだけどそんな冗談を言える雰囲気はまったく無い。
この情勢ではこんな大ホテルでもバンケット営業もかなり大変なんだろうと思う。
このコロナ禍はたして11月になったらどうなっているか、神にも祈るとはこんな心境かな。


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「ボナンザ」シーズン1完了。

2021-08-17 22:09:31 | テレビ番組

シーズン1、全20話を見終わった、ともかく面白かった。アマゾン様よシーズン2も是非お願い。
さて、第19話ではレナード・ニモイ(スタトレMr.Spock)がチョイ悪約で登場、またシーズン1ではとうとう例のテーマは出てこなかった。
カートライト一家の4人が各エピソードで主演を務めていて、オープニングの主演紹介で先頭に紹介される人物が当日の主役。
それぞれのエピソードの傾向は次の通り。
・父親 ベン:苦労人で人徳があって大がかりな事件に巻き込まれる、過去の事件で逮捕されたりとか。
       (米国的開拓者精神を体現、西部劇でよくみる自分の権利と安全は自分で守るタイプ)
・長男 アダム:沈着冷静で結構シリアスなドラマになる傾向があって一番見ごたえがある。
       (アメリカの自由と平等と理性を体現)
・次男 ホス :お人好しな性格故に人情話が多いし、これがまた良く出来ている。
       (陽気で世話焼きで時々ハタ迷惑なアメリカを体現か)
・末弟 ジョー:色男でやんちゃな性格、だいたい色恋沙汰が多い、でも聾唖の女性とのエピソードは良かった。
       (これも陽気なアメリカの体現か)
それぞれが女性にモテるんだけれども、最後はお約束の様に振られて終わる、これが長続きするコツかも。
そして米国ドラマらしく、家族の絆、正義、法治主義、理性、そして勇気、等々が主要テーマでこれはNHK-BSP辺りで是非とも再放映して欲しいもんだ。

多少の当り外れはあるがどれも良質なドラマが堪能できた。
記憶の中ではガイ・ウイリアムズ(「怪傑ゾロ」「宇宙家族ロビンソン」)がゲスト出演していて、とある女性を巡る三角関係でお約束通りにアダムが振られる、と言うのがあった。
調べたら1964年頃にゲスト出演していたので、この記憶は多分当たっていると思う、再放送か何かで見たかも知れない。

嗚呼シーズン2が見たい!
下の動画は父親ベン役のローン・グリーンが歌ってる、ほう~。
Bonanza (Theme Song) by Lorne Greene - With Lyrics

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「てなもんや三度笠」

2021-08-16 16:50:22 | テレビ番組

本日はこの休みに愛宕山に登ったという人から懐かしいお土産を頂いた。
この愛宕山というのは上方落語「愛宕山」でおなじみの山で、高尾山の5割増しの苦労だとのこと。
さすがにカワラケ投げは無いが、跡地は残っているらしい。
さて、最近とんと見ないと思っていたらしっかり生き残っていた。


「あたりまえだのくらっか~」と言うフレーズは結構流行ったもんだったし、静岡県の片田舎でも普通に売っていたのがこれ。
関西方面ではまだまだ現役の様で、味もなかなか良かった。
(そういえばナビスコのリッツと同じような味、でもこちらのほうがサクサク感が強い) 

てなもんや三度笠「253話 本願寺門前」


こんなのがyoutubeにあったけど、ソースは一体どうしたんだろうかと不思議に思う。
財津一郎さんもこれから大ブレークした様な記憶が、けったいな浪人かなんかで登場して、例の口調で「もっともっとうって~チョーだい」みたいな叫びが面白かった。

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「ボナンザ」

2021-08-14 10:21:54 | テレビ番組

最近はTVはあまり見ない代わりにYoutubeとかアマプラとかを良く見ている、それにそちらの方が面白い。
さて先日は朝3時前に覚醒してだらだらアマプラを彷徨っていたら「ボナンザ」シーズン1を発見、そして嵌った。
その昔かすかに見た覚えがあってテーマ曲はすっかり馴染みになっていた、登場人物も良く覚えているが、いつ頃見ていてかは記憶が無い。
約40年前に「宇宙空母ギャラクティカ」を観た時に俳優ローン・グリーンを観て真っ先に思い浮かんだのが「ボナンザ」の父親役、その当時既に「ボナンザ」は大昔の事だった。
あらためて整理すると、
  「ボナンザ」1960~
  「宇宙空母ギャラクティカ」1979~
さてこの西部劇ドラマの方は、結構真面目な造りの人間ドラマが展開し、今でも充分に楽しめる質の高いもの、おまけにカラーとは驚き。
シリーズ1(の5話程度だが)まだお馴染みのオープニングテーマは使われていない、第3話で1フレーズだけ聞かせてくれる。

なお登場するガンは金属薬莢のSAA(コルト・ピースメーカ)では無くてニューモデルアーミーの様だ、時代設定がどうも欧州からの入植がはじまって数十年後みたいなので納得。
なお三男ジョー役のイケメン俳優は「大草原の小さな家」でお父さん(チャールズ・インガルス)を演じて大ブレークした様な。
そして段々と懐古趣味に嵌って行く。
Bonanza

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「私は告白する」

2021-08-10 07:58:12 | 映画

初見のヒチコック映画「私は告白する」、少し作風が変わっていてなかなか面白かった。
多少社会派ドラマ風ではあるが、1950年代のヒチコック映画はどれも秀逸、最近はちゃらちゃらした内容はとんと受け付けないので大満足。
〔内容〕
 カナダのある教会で働く男が、神父に、強盗殺人をしてしまったと告解。やがて、その事件の容疑者として神父に嫌疑がかかる。
だが、懺悔中に聴いたことは他言してはならない、というカトリックの戒律のため、神父は真犯人の名を明かすことが出来なかった……。


主演のモンゴメリー・クリフト、神父さんを演じるにはイケメンすぎて少々合わないが、アン・バクスターとの不倫絡みとなるとがぜんリアリティが増す。
(映画の中では「不倫」か否かは明確にしていないが。)
そのアン・バクスターという女優さんも「イブのすべて」とか「十戒」とか「刑事コロンボ」のゲスト・スター(偶像のレクイエム)とかで結構馴染みなんだけれども住んでる世代が違うのでピンとこない、観た後で知った。(全然住んでる世代が異なるが”ジーン・シモンズ”は大好き。)
もう一人、アチコチで助演として観ていてとても気になった男優さんが右の写真、結構有名な映画人で、カール・マルデンと言う人らしい。

本当に最近はモノクロ・スタンダードでもほとんど気にならない、むしろ大画面・総天然色で目まぐるしく画面が動くアクション・シーンはつまらなくて退屈で眠くなる、明らかに年を重ねるごとに好みが変わってきた様だ。

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「パンケーキを毒見する」

2021-08-08 15:32:07 | 映画

久しぶりに映画館に足を運んだ、前回は多分1年半以上前のことだと思う。
この映画は面白かった、けれども現総理の応援団の出演が少なくて一方的な内容になるのをかろうじて抑えている様な雰囲気が多いに有り。
そもそもこの映画の冒頭は与党系(親政権側)議員へのインタービューの依頼が次々と断われるとこから始まる。
そしてこの映画の製作陣は現政権から嫌われているから断られても仕方が無いが、それにしてもこんな映画が今の時世で良く上映できたと思うと、わが国もまだまだ捨てたもんじゃない。
政権側応援団の実力部隊も映画で配給されたら邪魔をするにもコストがかかってしょうがないだろうから。
 
さて内容は、マイケル・ムーア程の毒は無いがそこそこの毒とユーモアで約100分を長いと感じることは無かったし、途中で風刺の効いたアニメがお口な直し効果があって面白く仕上がっていた。
多分相当な長さの映像記録を相当な集中力で編集したんだろうと、この監督の力量さえ感じる。
それとこの映画でしか分からなかった政治の世界の人間関係なんかも面白いし、与党大物2名と野党の大物1名が最後でまとめる言葉も良かった。
またナレータの古舘寛治氏が喜々とした感じで良い。
映画『パンケーキを毒見する』予告編

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「コロンボ」最終回

2021-08-06 03:10:39 | テレビ番組

とうとう「コロンボ」の最終回を見終わった。
面白いシリーズだったが何となく入り込めないストーリがあって特に最終回などはそれ。
新シリーズになってからいろいろな実験を繰り返して結局は尻つぼみになってしまったのかなぁ、みたいな感想も。
でも全69話も様々なトリックと推理を披露し続けたのはたいしたもんだと思うし、制作されてから50 年経ても愛されるドラマも凄いことだと思う。


さてピータ・フォーク、喜劇俳優としては結構古くから活躍していたそうで、昔リバイバル上映で観た「おかしなおかしなおかしな世界」ではクライマックスでタクシー運転手で登場したり、バート・ランカスター主演の「大反撃」でパン屋(もちろん米兵で)を演じたりとか「名探偵登場」のサム・スペード役とか、数は少ないけど面白い役柄を演じていて結構好きな役者だった。
西ドイツ映画「ベルリン 天使の詩」では”ピータ・フォーク”役として出ていてこの映画は必見の価値有り。
残念だけど「2011年6月23日、アメリカ合衆国カリフォルニア州ビバリーヒルズの自宅でアルツハイマー合併症により死去。83歳没。」とのこと。

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