透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

『宮澤賢治 永訣の朝の授業 トシへの約束』

2017-01-22 15:44:00 | 

曇りのち雪。最低気温-18.0℃、最高気温-6.1℃。

宮澤賢治 『永訣の朝』の授業 トシへの約束」

(石黒秀昭著 幻冬舎 2016年11月18日 第1刷発行)

今日は『 宮澤賢治 永訣の朝の授業 トシへの約束』を読んでいます。著者の石黒秀明氏は静岡県立高校の国語教諭。

テキストについて、グループで話し合い、さらにグループ間などで意見交換をし、時に教師の助言や解説を得ながら読み解いていく授業過程が記されています。

 

本の帯にはこう綴られていました。↓

 

 


                🍁

そして、宮沢賢治の『春と修羅』から今日の日付を持つ作品をのぞいてみると・・・・。

コバルト山地

コバルト山地の氷霧(ひょうむ)の中で

あやしい朝の火が燃えてゐます

毛無森(けなしのもり)のきり跡あたりの見当(けんたう)です

たしかにせいしんてきの白い火が

水より強くどしどしどしどし燃えてゐます 


一九二二・一・二二

 

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