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「2月26日開通、東北道と常磐道を結ぶ圏央道 境古河IC~つくば中央IC」

2017-02-20 08:53:04 | 日記

「アスクル」物流倉庫の火災で圏央道周辺の物流倉庫が注目されています。広大な敷地が確保され、距離は長いが都心から混まずに行ける結果輸送時間が短縮されるのが魅力です。時間短縮は最大の魅力で関東の土地の価格などに今後多大な影響を与えるものと考えられます。

以下コピー

国土交通省 道路局とNEXCO東日本(東日本高速道路)は2月17日、開通を目前に控える圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の境古河IC(インターチェンジ)~つくば中央IC間を報道陣向けに公開した。同区間は2月26日15時に開通する。

 同区間の開通で圏央道の茨城県区間が全線開通する。また、東京都から放射状に伸びる東名高速道路、中央自動車道、関越自動車道、東北自動車道、常磐自動車道、東関東自動車道の6つの高速道路が圏央道で結ばれることとなる。

 同区間はもともと2015年度の開通を目指していたが、軟弱地盤対策が必要になったことから一時工事を中止。2015年9月には豪雨により工事現場の浸水被害も発生した。延長は28.5kmで、暫定2車線での開通。途中の坂東IC、常総ICも同時に開通する。境古河IC~つくば中央IC間の料金は普通車1050円、軽自動車等840円、中型車1250円、大型車1660円、特大車2660円。

 事前公開では、開通区間内の常総IC~坂東IC間を往復した。この様子を撮影した車載動画も別記事「開通近づく圏央道 境古河IC~つくば中央ICの事前走行動画」にて公開しているので、あわせて参照して欲しい。開通まで10日を切り、工事はほぼ完了していて、本線上に工事車両もほとんど見かけなかった。

 今回の事前公開では、同区間に設置された「高速道路ナンバリング標識」も初公開された。訪日外国人などに分かりやすい道路案内を実現することを目的に、アルファベットと数字を取り入れている。同標識の設置は国内では初めて。高速道路の場合、「Expressway」の「E」を、グループ化する路線は「A」を、環状道路は「C」を付け、2桁以内のナンバーと合わせて表示する。たとえば、圏央道は「C4」、常磐自動車道は「E6」となる。今後順次標識に追加されることとなっていて、カーナビなどにも表示されるようになる。

国土交通省

高速道路ナンバリングの検討経緯及び関連資料

 今回暫定2車線での開通だが、常総IC付近の本線は、今後の拡張に備え4車線分が確保され、使われない2車線を挟むように作られている。これはあとからICを拡張するのが難しいため。ほかにも坂東IC付近とつくば中央IC手前の高須賀地区付近には、1.3~1.4km程度の追い越し車線で4車線分がある箇所がある。今後の4車線化もすでに進んでいて、本線の北側部分では、すでに工事が進められていた。

 開通部分は橋梁部分が多く、延長28.5km間で橋梁部は9.5kmに及ぶ。トンネルは一切ない。軟弱地盤対策としては主に載荷盛土が行なわれているが、橋梁が軟弱地盤に強いということも多い理由となっている。

 今回の開通ではSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)は設置されないが、今後坂東IC近くのつくばJCT(ジャンクション)方面側に坂東PAを設置する予定となっている。具体的にどのようなものになるかは未定だが、上下線ともに使えるようになるとのこと。

 この区間の開通により、成田空港から都心を経由せずに東北道、関越道、中央道、東名高速へアクセスできるようになる。都心を経由した場合より、圏央道を経由したコースのほうが時間短縮となる試算もあるほか、都心の渋滞を避けられることから、定時性も向上する。また、ダブルネットワーク化も開通のメリットとして挙げられている。

 開通が近くなり、周辺のSAやPAではポスターで告知したり、パンフレットを配布するなど積極的にPRしていて関心を集めていた。公開日に立ち寄った守谷SAでは、偶然、一般ドライバーに向けて開通告知のパンフレットやノベルティ配布を行なっているのに出くわした。今回の開通で、首都圏主要高速道路や成田空港などがつながるため、注目度も高くPRにも力を入れているようだ。今後も開通式典など、順次掲載していくので注目していてほしい。

コメント (1)
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