『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

中国景況感PMI3か月連続悪化47.0、オフショア市場で元買い介入

2015-09-24 08:16:22 | 日記

一説には、ここ6年間で何と2000兆円もの投資をしてGDPを世界2位まで押し上げた中国ですが、ここに来て場当たり的な経済対策を繰り出し、やることなすことが裏目に出て八方ふさがりのようです。8月中旬には輸出を拡大しようとして人民元を切り下げましたが、外国資本逃避が起きました。PMIの悪化を受け更なる資本逃避を避けるために今度は中国国有銀行を使い元の買い支えです。1か月の間に混迷を象徴する真逆のかじ取りです。それでも当事者の習近平主席は『中国経済の減速については「発展の過程で生じている問題」として、中国経済の先行きに過度の懸念は無用-』との認識です。大々的に軍事パレードを行い平和を望む。と発言したり、今年の夏以降好調だった経済に株価が暴落し先行き不安が生まれ、世界中が中国経済や発表される経済指数の信憑性を気にしている最中、中国経済に懸念は無用。とPMI景況感指数と反対の発言したりとチグハグで国際的信用を失いつつあります。今日から日本市場も再開しますが、VWショックや日本の景況感の悪化などで期待は持てないでしょう。

以下コピー  中国の製造業の景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)の9月速報値は、前月から0・3ポイント悪化して47・0となり、リーマン・ショック後の2009年3月以来、6年半ぶりの低水準となった。中国の景気がさらに落ち込む兆しを見せたことで、世界経済にも影響がありそうだ。

 中国の経済メディア・財新グループが23日発表した。市場は今回、8月より小幅改善して47・5前後を予想していたが、逆に3カ月連続で悪化した。景気判断の分かれ目となる「50」も7カ月連続で下回った。

 9月は輸出や新規注文、雇用などの主要な指標がことごとく、前月より悪化する傾向を示した。財新は「外需の弱さが製造業の悪化の主な要因で、政府が8月に財政出動を増やした効果を待つ必要がある」と分析している。

 中央銀行の中国人民銀行は8月中旬に人民元レートを実質的に切り下げたが、輸出を押し上げる効果は限定的だ。市場では、製造業の低迷が続いていることで、7~9月期の国内総生産(GDP)成長率が年間目標の7・0%を下回るとの見方が強まっている。23日の中国株式市場は、代表的な上海総合株価指数が2・19%下落した。

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