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されどヘブスブリン

このちっぽけな点滴の為に右往左往する毎日です。



怒られました、検診から帰って妻に!

そう、「何でその場でヘブスブリンをやってもらわなかったの!」と。

まぁ、保険適用が復活してから、妻とはこの点滴のことで色々と話をして
きましたが、数値が安全圏とはいえ抗原が陽性になってしまったのは事実
です。

普通に考えれば、元々当然のように、いや強制的に投与していた(されて
いた)ヘブスブリン、保険適用がまた認められた今、投与を復活しない理
由がありません。


自分なりには将来的なことも考慮し、バラクルードで効果が出ている以上
投与しないつもりでいましたが、移植医療ということを考えた時、決して
自分一人では決められない、そんな思いもあり、投与することにしました。


というわけで今日朝一でコーディネーターさんに℡、午後からヘブスブリ
ンを投与して貰うだけに行ってきました、病院へ。
(ちなみに今日は3,000単位の投与でした。)




それにしても、いまだに疑問なのは、いくらバラクルードなど新薬で効果
が出ているにしろ、あれだけの状況で強制的に投与され、まさに決定打か
のごとく扱われていた「ヘブスブリン」の保険再適用となるにつけ、その
投与の、するか否かを患者の判断に委ねられたことです。


バラクルード等の効果が絶対のものとわかっている段階であれば別ですが。


それについては、先日の検診時、先生からは気になる言葉を聞いていたり
もするのですが。
ほとぼりが覚めたら、ブログに書きたいと思っていることでもあります。



ともかくこれでバラクルードの長期的効果は自分にとってはまたゼロに戻
りました。
ヘブスブリンが使えなくなった時には又、実験の再スタートです。



でも妻に言われた一言が、今の自分の、移植医療の現実だと・・・思って
います。


「今はそんな将来の事を考えるより、今再発しないこと、今元気でいるこ
とのほうがよっぽど大事でしょ。今、何かあったら将来も無いんだよ。」
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コメント
 
 
 
やはり点滴しましたか (亀太郎)
2008-04-29 19:38:03
奥さんの気持ちからすると、抗原がプラスになったときに何故直ぐヘブスブリンの点滴をしなかったのかと言う気持ちはわかりますね、やはり不安なんですよ・・・

私の場合も早くヘブスブリンが保険適用になって安心して生活したいとの気持ちもあり又、私の家族も待ちに待っていた保険適用ですから打つ事にしたのですが、血液製剤である事は確かです絶対何もないとは言えないですが、家族は出来るだけ長生きして欲しいとの気持ちだろうと思います。

バラクルードでも大丈夫かも知れませんが、移植患者でのデーターがないですし、ウイルスの耐性が絶対出ないとの保証もないわけです。それらを考えたら今を生きる事が大事ではないでしょうかね。

かんぞうさんが点滴をして私は良かったと思っています。
勝手な事を言ってすみません。
 
 
 
そうですよね (かんぞう)
2008-04-29 22:27:15
やはり妻や亀太郎さんの思うことが当然だと思います。
私もそう思います。

コーディネーターのYさんも、そう決めたのなら少しでも早い方が良いと言ってました。

今回のことでは本当に、亀太郎さんのこれまでの状況をずっと聞くことができていて、とても力になりました。
もし、ブログを通じて亀太郎さんのお話しを聞くことができていなかっら、冷静に対処できていたかわかりません。


移植するっていうのは、なんだか、良きにつけ悪きにつけ、家族総ぐるみっていうか、自分だけの問題ではないというのを嫌というほど感じます。

「今を生きる」ことの大切さを改めて感じています。
 
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