平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

花ざかりの君たちへ2011~ AKBファンなのですが……

2011年07月14日 | 学園・青春ドラマ
 前田敦子さんを始めとするAKBメンバーが出ているだけで、僕としては満足なのですが、この作品の文体については賛否が分かれる所でしょうね。

 この作品の文体とは、ゴチャゴチャとしたおもちゃ箱をひっくり返した様な文体。
 普通の作品なら、まず主人公を深く描き込み、ドラマとしての論理を積み重ねていく。
 しかし、前作の堀北真希さんバージョンを含めて「花君」にはそれがない。
 様々なキャラクターが入り乱れての大騒ぎ。お祭り騒ぎ。
 論理的整合性などクソくらえ。無秩序なゴチャゴチャとした感じこそが青春なのだから、青春を語るにはこういう文体こそがふさわしい。青春のエネルギーを表現するには、この無秩序な文体こそが的確。
 という作り方だ。

 この製作意図はわかる。
 後は好みの問題だ。
 今までのドラマの文体に慣れている僕としては、ちょっと抵抗がある。
 このお祭り世界に入り込むまでに時間がかかる。
 製作側もファーストシーンの飛行機雲で『この作品は理屈抜きで楽しんで下さい』と表記していたが、このドラマの製作意図についての言い訳?
 
 リメイクということにも引っかかる。
 今回、桃境学園(桜咲=大阪に対する東京という意味なんですね)という新たな設定が加わったが、物語の流れは同じ。
 マラソン大会が球技大会に変わっただけだ。
 なのでドラマとしての新しさや次はどうなるんだろうとワクワク感は半減。
 となると、前作との比較にどうしても目が行ってしまう。
 リメイクということであれば、当然前作を越えなくてはならないのに、同じことをやっていたのでは、当然前作の方がよく見える。

 AKBファンとしては、芦屋瑞稀役の前田敦子さんだけでなく、岸里樹理役の柏木由紀さん←僕の推しメン、尼崎カンナ役の市川美織さん←フレッシュレモン!、阿部野エリカ役の大場美奈さん、神戸夢美役の永尾まりやさんが出ているだけで充分嬉しいのですが、もっと彼女たちやイケメンたちを活かす企画はあったでしょうに。
 逆にアンチAKBが増えそうで心配。

 今回のリメイク版は、腰を据えてドラマを作り込んだ方がいい(←それが新しさに繋がる)と思うのですが、今から路線変更は出来ませんよね。
 視聴率が落ちていくのが目に見える……。(※追記 第1話は10.1%→第2話は6.0%)
 これで前田敦ちゃんや柏木ゆきりんが悩んだりしないかが心配。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 絶対零度~特殊犯罪潜入捜査... | トップ | それでも、生きていく~やは... »

コメントを投稿

学園・青春ドラマ」カテゴリの最新記事