平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

「響け! ユーフォニアム」~高校の吹奏楽部を描いた青春群像! 名作である!

2024年03月15日 | コミック・アニメ・特撮
 名作である。
 テレビシリーズ1・2、劇場版、スピンオフ『リズと青い鳥』を一気に見てしまった。
『劇場版~アンサンブルコンテスト』はサブスクにないので、まだ見ていないのですが。
 制作は京都アニメーション。

 高校の吹奏楽部の物語である。

 主人公は黄前 久美子(CV黒沢ともよ)。
 楽器はユーフォニアム。
 ユーフォーニアムは低音の管楽器で、主旋律を担うトランペットのような派手さはない。
 どちらかというと演奏を下支えする楽器だ。
 同じような楽器としてあるのが、チューバ、コントラバス。

 そんなユーフォニアムのように久美子は、くせ者揃いの吹奏楽部を下から支える。
 だから先輩から「黄前ちゃんはユーフォニアムのような子だねえ」と言われてしまう。

 テレビシリーズの前半。
 久美子はおおむね吹奏楽部で起こる出来事の目撃者だ。
 さまざまな人間模様を目撃して悩むが、どうやって解決していいか、わからない。
 首を突っ込むが、何もしないので、
「黄前ちゃんはずるい」
「性格が悪い」
 と言われてしまう。
 実際、久美子は一歩踏み込むのが怖いのだ。
 踏み込んでキレられたり、拒絶されたりするのを恐れている。
 ただ感じる力はある。
 他人の痛みや思いを感じる力があるから首を突っ込み、悩んでしまう。

 そんな久美子が少しずつ変わっていく。
 目の前の出来事に対して自分の意見をはっきり言う。
 返り血を浴びるのを恐れず、自分の思いをしっかり伝える。
 結果、周囲との絆が強くなり、ユーフォニアムの演奏も良いものになっていく。
 そして最後には、
「全国大会に絶対行こう!」
「わたしはユーフォニアムが好きです!」
 と言えるようになる。

 劇場版では、久美子は高校二年生になる。
 二年生になって、今度は一年生の面倒を見る立場に。
 一年生の頃のように先輩が事件を解決してくれることはない。
 一応、三年生の 夏紀(CV藤村鼓乃美)や優子(CV山岡ゆり)といった先輩はいるのだが、
 二年生という立場上、自分で動かなくてはならないことが多くなる。
 このリアリティが素晴しい。
 ………………………………………………………………………………………

 その他、この作品では、
・吹奏楽コンクール&スポ根のような練習
・恋
・友情
・百合的要素
・先輩と後輩
・劣等感
・進学、将来の悩み
 などが描かれる。
 つまり「青春」のすべてが詰まっている。
 これを見て、おっさんはかつての青春を思い出して、きゅんきゅんしてしまうのだ。

 そして!!
 今年(2024年)4月 『響け!ユーフォニアム』のシーズン3がテレビ放映される!
 主人公の久美子は三年生になって部長に!
 コンクールの全国大会・金賞を目指して奮闘することになる!
 こんな激アツな展開はない!

 こういう大好きな作品をいくつも持っていることは幸せなことだと思う。


※関連映像
 TVアニメ『響け!ユーフォニアム』ノンクレジットオープニング映像(YouTube)


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