平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

薔薇のない花屋

2008年01月15日 | 恋愛ドラマ
 まずどうドラマをジャンル分けすればいいんだろう?
 恋愛ドラマ?
 家族ドラマ?
 サスペンスドラマ?

 単調な日常の中に見え隠れする非日常。
 頭巾を被った娘・雫。
 盲目を装った白戸美桜(竹内結子)。
 「あの男の心を奪いズタズタにしろ」と言う医師・安西輝夫(三浦友和)。

 キイとなるのは汐見英治(香取慎吾)の過去か?
 英治は言う。
 「自分のためだけの人生なんて空しい」
 亡くなった彼の妻はビデオテープの中で言う。
 「君に家族を作ってあげたい。本当の君は誰よりもひとりぼっちだったから」
 近くにいると太陽の様に温かい英治。
 しかしあまりに近づき過ぎると火傷してしまう。
 そんな狂気を秘めているように感じてしまうのは、今までの野島伸司脚本のイメージゆえか。

 伏線は電車が通ると揺れる家?
 家が倒壊してしまうとか……。
 あるいは塩辛いクリームのケーキ?
 菱田桂子(池内淳子)のシーンにはケーキの話題が出て来る。
 考え過ぎか?

 ともかく謎が散りばめられていて、落ち着かなくて気持ち悪い。
 居心地の悪さ。
 野島伸司作品はその世界に入り込んでしまえばハマるのだけれど……。
 「私たちの教科書」の様に全話見終わって「損した」と思ってしまう作品にはしてほしくない。



コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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確かに (takeshi)
2008-01-16 11:35:53
桂子さんまでが裏がある。
確かに野島伸司ワールドにはすべての人が狂気を秘めている様な所がありますよね。
ホームページではヒューマンドラマと謳っている様ですが。
次回以降に期待です。
返信する
コメントありがとうございます (コウジ)
2008-01-16 12:29:23
>takeshiさん

 コメントありがとうございます。
 ヒューマンドラマだったんですか。
 なるほど。
 僕の方も野島ブランドを信用して当分見ていくつもりです。
返信する

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