・とわ(新井美羽)
・亀之丞(藤本哉汰)
・鶴丸(小林颯)
作品はこの三人の物語になっていくのだろう。
三人がそれぞれの役割を果たし、友情、愛情を育みながら井伊の家を盛り立てていく。
そんな作品全体が予想される第一回だった。
それにしても子供が野山を動きまわる姿を見るのは心地よい。
冒頭、とわたちがおこなっていたのは大きな山や谷を舞台にした鬼ごっこ!
小さな公園でしか鬼ごっこができない現代と比べると豊かだな~。
しかし、彼らも無邪気ではいられなくなっていた。
亀之丞は病気がちで何の取り柄もない自分に悩んでいる。
鶴丸は井伊家における自分の父親の立場に薄々気づいている。
一方、とわは……?
まだ無邪気!(笑)
普通、女の子の方が早熟なんだけど……(笑)
しかし、聡明なので、婚姻の話など説いて聞かせればすぐに理解する。
亀之丞の良いところもしっかり理解していた。
そんな三人に<大人の世界>がやって来た。
今川を裏切り、北条に内通しようとする亀之丞の父・直盛(宇梶剛士)。
それを阻止せんとする鶴丸の父・小野和泉守(吹越満)。
結果、直盛は今川によって殺され、亀之丞も命は危うくなる。
鶴丸は自分の父親がしたことに違和感あるいは嫌悪感を抱く。
彼らは、謀略と権力争いに明け暮れる<大人の世界>を垣間見てしまったのだ。
そんな現実を前に、三人はどんな大人になっていくのだろう?
………………
今回のもうひとつの主人公は<井伊谷>だろう。
一面の緑。
川が流れ、畑があり、山に足を踏み入れれば豊かな森がある。
山には水が溢れ、滝もある。
洞窟もあれば、井伊家発祥の井戸もあり、本当に〝竜宮小僧〟が住んでいそうだ。
近くには菩提寺の龍潭寺があり、生活と寺が一体化している。
脚本家の森下佳子さんは、もしかしたら今回、一番これを描きたかったのかもしれない。
・亀之丞(藤本哉汰)
・鶴丸(小林颯)
作品はこの三人の物語になっていくのだろう。
三人がそれぞれの役割を果たし、友情、愛情を育みながら井伊の家を盛り立てていく。
そんな作品全体が予想される第一回だった。
それにしても子供が野山を動きまわる姿を見るのは心地よい。
冒頭、とわたちがおこなっていたのは大きな山や谷を舞台にした鬼ごっこ!
小さな公園でしか鬼ごっこができない現代と比べると豊かだな~。
しかし、彼らも無邪気ではいられなくなっていた。
亀之丞は病気がちで何の取り柄もない自分に悩んでいる。
鶴丸は井伊家における自分の父親の立場に薄々気づいている。
一方、とわは……?
まだ無邪気!(笑)
普通、女の子の方が早熟なんだけど……(笑)
しかし、聡明なので、婚姻の話など説いて聞かせればすぐに理解する。
亀之丞の良いところもしっかり理解していた。
そんな三人に<大人の世界>がやって来た。
今川を裏切り、北条に内通しようとする亀之丞の父・直盛(宇梶剛士)。
それを阻止せんとする鶴丸の父・小野和泉守(吹越満)。
結果、直盛は今川によって殺され、亀之丞も命は危うくなる。
鶴丸は自分の父親がしたことに違和感あるいは嫌悪感を抱く。
彼らは、謀略と権力争いに明け暮れる<大人の世界>を垣間見てしまったのだ。
そんな現実を前に、三人はどんな大人になっていくのだろう?
………………
今回のもうひとつの主人公は<井伊谷>だろう。
一面の緑。
川が流れ、畑があり、山に足を踏み入れれば豊かな森がある。
山には水が溢れ、滝もある。
洞窟もあれば、井伊家発祥の井戸もあり、本当に〝竜宮小僧〟が住んでいそうだ。
近くには菩提寺の龍潭寺があり、生活と寺が一体化している。
脚本家の森下佳子さんは、もしかしたら今回、一番これを描きたかったのかもしれない。
「無名」を取り越して「気の毒な」ヒロインの話をどこまで魅力的な物語にするのかはひとえに森下桂子さんの筆力にかかっていると思います。
さて本作のとわ。
>まだ無邪気!(笑)
例によっての「絵に描いたようなお転婆」は「篤姫」を思い出しました。
「やたら元気すぎる」とネガティブに評する方もあるようですが、とわの場合「そうあらねばならない」のだろうと思いました。
将来彼女を待ち受けているのは苛酷な現実の数々。
それを跳ね返すだけのバイタリティーと「思い切った決断力」―鬼ごっこで滝に飛び込んだ時に示された―が暗示されていました。
また、1月いっぱいは子役で通すらしいですが、これも良いと思います。
大人が少年少女、時に10歳前の幼女を演じるのを見るのは痛々しい思いがしましたから。
「大河の子役に外れなしといいますが、今回も可愛く、また演技力もある子役さんたちだと思いました。
いつもありがとうございます。
「絵に描いたようなお転婆」でしたね(笑)
ちょっとパターン過ぎる気もしますが、父親から結婚について諭される時などは、しっかり大人の顔になっている。
そのメリハリは見事でした。
>1月いっぱいは子役で通すらしい
これはなかなか冒険ですね。
今のパターンが続くと、飽きられてしまう可能性も。
脚本家と子役さんの演技の腕の見せ所ですね。
冒頭の鬼ごっこのシーンから おとわの伸び伸びとした演技とその愛らしさに思わず何度「可愛い〜」と呟いたことか…。
表情の細かい演技と台詞の発し方もホント上手。
子役ながらに風格がある。
亀と鶴を含めた3人の小競り合いもリアリティがあって切なかったりドキドキしました。
竜宮小僧を探し、もういい加減潮時だと諭す鶴がおとわに放った「そのぐらいわかれ!ばーか!」
お前が姫じゃから周りの者は皆気を使っておるのじゃ…」一連の鶴にキュンとしました。
この場面は3人の関係性がよくわかるシーンでもありました。
不穏な空気を笛の音で鎮め和ませる亀…。「われは果報者じゃ」と応えたおとわも亀の素晴らしさをしっかり受け止めているのが判り、見守る鶴もいい。
井伊谷の豊かな自然を背景に子供達のイキイキとした姿、しっかりとした演技が素晴らしくて三回リピしました。いつもは一度観て削除しますが、今回はまだ消せません。
まだ子役時代が少し続くと伺い、大歓迎です。
コメントありがとうございます。
僕も「お前が姫じゃから周りの者は皆気を使っておるのじゃ」シーンが好きです。
鶴はおとわを叱れるんですよね。
いい関係だと思います。
ふたりが大人になった時はどのようなやりとりをするんでしょうね。
一方で、鶴は父親の手段を選ばない醜い面を見てしまったわけで、この件が大人になった時、どのように影響するのか?
一方、予告編などを見る限り、亀はたくましくなって帰って来そうですよね。
大人になった鶴と亀がどんな素敵な男性になるのか、楽しみです。
細部に伏線の張られた良い初回だったと思っています。