平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

高橋優 『(where’s)THE SILENT MAJORITY?』~現代日本に問いかける魂の叫び!

2017年04月28日 | その他
 欅坂46の『サイレントマジョリティ』
 YouTubeでのMVの再生回数が5730万再生になるなど、そのインパクトは大きかったようだ。
 その歌詞の内容は、
〝現実に対して声をあげろ〟
〝沈黙は賛成しているのと同じ〟
〝ONE OF THEMになるな〟
〝大人に支配されるな〟
 ………………

 さて、サイレントマジョリティ(=物言わぬ大衆)をテーマにした曲がもうひとつある。
 高橋優さんの『(where’s)THE SILENT MAJORITY?』だ。
 園子温監督のテレビドラマ『みんな! エスパーだよ!』の主題歌。
 ギターをかき鳴らして、現代社会への違和感や怒りを叫ぶこの歌はシビれる!

 モチーフは、1960年代にアメリカで起こったベトナム戦争反戦運動だ。
・ウッドストック
・カウンターカルチャー
・ボブ・ディラン
・LOVE&PIEACE
・POWER TO THE PEOPLE

 ベトナム戦争という現実を前に、若者たちは反抗の声をあげた。
 若者たちは大人の都合で戦争に行かされるのだから、たまったもんじゃない。
 当時のアメリカ大統領ニクソンはこれに対して、「運動や声高な発言をしないアメリカ国民の大多数(=サイレントマジョリティ)はベトナム戦争に反対していない」と反論したのだが。

 こんなアメリカの若者の反抗をモチーフにして、高橋優さんは現代日本に問いかける。
 その現代日本とは、
・戦争の時よりも多くの人間が自殺している社会
・忘れ去れた東日本大震災
・年に5000回地震があるのに50基の原発がある現実
・人間より二次元が元気がある日本

 こんな現実を前に高橋優さんは叫んでいる。
「ゆとり世代よ、舐められているぜ」
「ロックンロールはどこにあるのか?」
「サイレントマジョリティよ、声をあげろ」
 ………………

 僕は世代は違うんですけど、高橋優さんがモチーフにした〝ウッドストック〟や〝カウンターカルチャー〟の60年代にシンパシーがあるんですよね。
 やっぱり若者は大人に飼い慣らされるのではなく、反抗しなくちゃ。
 社会の上層部にいる醜い老人たちは若者が本気で怒るのを一番怖がっているんだよ。
 反抗の手段が音楽ライブだっていうのもカッコいい。

 さて、現代の日本人(とりわけ若者)は高橋優さんの曲を聴いて何を思うのだろうか?

 MVはこちら
 『(where’s)THE SILENT MAJORITY?』(YouTube)

 歌詞はこちら
 『(where’s)THE SILENT MAJORITY?』歌詞ナビ
 ※ブログ本文中の歌詞はJASRACの関係があるので意訳しています。

コメント
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