Enoの音楽日記

オペラ、コンサートを中心に、日々の感想を記します。

石垣島の年末年始

2015年01月04日 | 身辺雑記
 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 長かった年末年始の休みですが、皆さんはどう過ごされましたか。わたしは石垣島に行ってきました。最初は小笠原に行こうと思ったのですが、船会社に電話したら、満席とのこと。12月上旬でしたが、もう遅かったようです。そこで、他の行き先を当たってみたら、石垣島行きの飛行機に空席が残っていたというわけです。

 石垣島に着いたら、暖かい風がそよぎ、ちぢこまっていた身体が伸びるような感じがしました。草木の緑が濃くて、鮮やかな色でした。やっぱり南国です。ずいぶん違うものだなと――。

 翌日からは、石垣島を拠点にして、毎日、離島めぐりをしました。まず、大晦日は小浜島へ。初めて訪れるこの島は、のんびりしていて、穏やかでした。観光客の多くは観光バスかレンタサイクルで回るのですが、わたしは徒歩で。歩いていると、うっすら汗をかくほどでした。サトウキビ畑の風景に癒されました。

 元旦は竹富島へ。この島は3度目です。観光客で賑わっているのではないかと思いましたが、案外少なくて、ひっそりしていました。赤瓦の屋根、屋根の上のシーサー(屋根獅子)、サンゴの石垣。見事な景観です。小浜島が‘自然’の島だとすると、竹富島は‘文化’の島だと感じました。

 翌日は黒島に行きました。この島は初めてです。ガイドブックによると、人口は約200人、牛は約3,000頭とのこと。牧場の茫漠とした風景が広がります。日本離れした風景です。商店が開いていました。島唯一の商店とのこと。昼食用のパンを買いました。

 以上の3島、いずれも特徴がありました。八重山諸島とひと括りにされますが、それぞれ違う歴史を持っているのでしょう。今回は西表島には行けませんでしたが、西表島もまた違いますね。与那国島と波照間島には行ったことがありません。どんな島でしょう。いつか行ってみたいものです。

 大晦日の夜は石垣島の居酒屋で。その店は民謡ライブの店です。唄者は与那国島の出身だそうです。唄のあいまのトークによると、与那国島には高校がないので(中学だったかもしれません。なにしろ泡盛で酔っていたので、よく聴き取れませんでした)、石垣島に出てきたそうです。「あの頃はいじめがひどくて。石垣島の同級生が、自分たちは都会の人間だと勘違いして、離島の人間をいじめてね」と。石垣島と離島との間には、そんな現実もあったようです。
コメント
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