今日の学習
今回も「[2] 原形動詞フレーズを形容詞のように使って」に進みます。
もう一度,以下のPDF文書のアドレスをクリックして「第1節 原形の動詞で始まる動詞フレーズを使いこなす」の部分をご覧ください。
原形動詞フレーズ編 PDF文書
[チャート]
[2] 原形動詞フレーズを形容詞のように使って
[2-1] 限定表現として使う
[2-2] 叙述表現(補語・VC感覚)として使う
[2-3] 叙述表現(補語・VOC感覚)として使う
形容詞には,限定用法と叙述用法があります。
(1) She is a tall woman. (限定用法)
彼女は、背の高い女性です
(2) She is tall. (叙述用法)
彼女は、背が高いです
「コミニカ中学英語基礎編」では、(1)のように補語が名詞のものを「~は ナニだ文」、(2)のように補語が形容詞のものを「~は ドンナだ文」としています。
今回ののものは、原形動詞フレーズが形容詞の補語のように使われるものです。
形容詞では表現できない,動詞フレーズを使った動的な表現となります。
[2-2] 叙述表現(補語・VC感覚)として使う
●be動詞を飾ることばを加えると限定的な意味に
このような「be動詞+形容詞(語)+to+原形動詞フレーズ」の多くは、surelyやreluctantlyなどの副詞を使った表現でもできます。以下の2つの文を比べてください。
I'll buy some cakes surely.
I am sure to buy some cakes.
私はきっとケーキを買います
He'll lend me the money reluctantly.
He is reluctant to lend me the money.
彼はいやいや私にお金を貸してくれるでしょう
I'll help you willingly.
I am willing to help you.
私はよろこんであなたを手伝います
ここで共通しているのは、be+形容詞(語)で、心理的な状態まで表していることです。まずこう宣言して、to+原形動詞フレーズでその行為や状態を表すことになります。加えてこれらbe動詞を使った表現は何度も述べている「動詞を軽くする表現」の一つと言えます。
I am sure to ~ 確信している状況
He is reluctant to ~ いやいやな状況
I am willing to ~ すすんで~しようという状況
このようなパターンで用いられる形容詞(語)は以下のようなものです。
able, unable, apt, inclined, liable, ready,
willing, reluctant, quick, slow, glad,
sure, certain, likely, etc.
be able toとか、be sure toなどと覚えていても訳読に役立っても言葉として実際に運用できなければ英語を話すことはできません。
以下の2つのテーブルの内、be動詞 現在形は中1年配当で,be going to+原形動詞フレーズは中2配当で学習します。
いずれにしても基礎をきちんとみにつけておくことが必要です。
○英語の九九 ファンクションフレーズテーブル be動詞 現在形
○○英語の九九 ファンクションフレーズテーブル be going to+原形動詞フレーズ
Image -Training Series BASIC VERBS 16 SERIES be readyの動詞フレーズ
Image -Training Series BASIC VERBS 16 SERIES be willingの動詞フレーズ
以上の記事は「自由に英語が話せるためのたったこれだけ英文法」からの転載記事です。
[コミニカ英作法]
(1) 私はさっそく彼らを助けてやろうと思います
① 私は 準備ができている → I am ready to
② 彼らを助ける → help them
(完成文) → I am ready to help them.
(2) その木は今にも倒れそうでした
① その木は 準備ができている → The tree is ready to
② 倒れる → fall
(完成文) → The tree is ready to fall.
(3) 注文できますか? (店で給仕が)
① あなたは 準備ができてるか? → Are you ready to
② 注文する → order
(完成文) → Are you ready to order?
(4) 彼女は,ケーキならいつでも喜んで食べます
① 彼女は 準備ができている → She is always ready to
② ケーキを食べる → eat cakes
(完成文) → She is always ready to eat cakes.
もちろん①はファンクションフレーズ、②は動詞フレーズです。
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