私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

お出かけ着で菜の花を持たされて不機嫌になったけれど頑張った三歳の少女

2019年05月15日 | 思うこと

女の子なのにゴンタだった私に
こんなふりふりの服を着せて
菜の花を持たせて立たせたけれど
こんなのやだ!とぐずついて
この一枚を撮るのに
大人たちは大変だったと
写真の裏に書いてあった。
というわけで
これは、超不機嫌な私三歳のポートレート。
実物はもうちょっと可愛かった・・・かも(^^;

本当は、お婆ちゃんが縫ってくれた
赤い綿入れの着物が大好きで、
夏でも脱がすのに苦労したのだとか💦

この時は、母の体調が悪くて母の実家に預けられていて、
そこにはハイミスで職業婦人の叔母が同居していて、
自分の趣味で可愛い服や帽子を買って来ては、
着せ替え人形のように私に着せていたのでした。

せっかく買って、やっと着せた服と帽子ですから
何としてでも写真を撮りたかったようです。
幼い私にとってはいい迷惑だったのでしょう。
離れて暮らす母に渡したかったのかも知れません。

叔母はいつまでもこの時のことが忘れらず、
会うたびに、「あの時はねえ~」と話していました。

背景は、新潟の山間地、田んぼの脇です。
服装がミスマッチ(^^;
これからバスに乗って町へお出かけする前の一枚です。

撮影 昭和**年 5月28日

コメント (20)
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