先日秋吉台で撮影したポン・ブルックス彗星のあと雨も降ったりで折角の新月期だったのに
撮影できるチャンスがありませんでしたそれでも三日後に細い三日月が近くにあるものの良
い意味で春らしいボーっとした快晴の天気に恵まれました、数少ないチャンスと思いいつも
の野呂山で今度は望遠鏡で拡大撮影をしようと望遠鏡を積み込んで出かけました
野呂山でいつも撮影する場所の駐車場は周りに樹々があって低空を見通せず明るいうちにあ
ちらこちら周りをうろうろしながらなんとか西北方向が見渡せる場所見つけて暗くなるまで
待機の後、さあ撮影準備だ望遠鏡を組み立てるぞいう時にあれっ三脚が無い!まさかの三脚
の忘れ物でした。望遠鏡が使えないのはどうしようもないのでポタ赤での望遠レンズによる
撮影に切り替えました
陽が沈みだんだん周りが暗くなってくると地球照もはっきり見える奇麗な三日月そしてその
上に輝く木星とで西の空は大変賑やかで奇麗でした
彗星を綺麗に見るには良い天気だけでなく黄砂やPM2.5や春霞の無い青く澄んだ空気と
街明かりはもちろんの事月明りさえも邪魔になるのでなるべく暗い空があったほうがより良
い結果が得られます、今回近くとはいえ月がどの程度影響するか楽しみでしたがやっぱりと
いうか細い三日月であっても月明りなので若干空が明るいです双眼鏡を使ってでも非常に淡
い彗星がなかなか見つけられません双眼鏡の視野を右左に振ったり上下に動かしてもそこに
あるはずなのに見えません、そんなこんなするうちに時間が過ぎてどっぷりな夜にになって
からやっと見つける事ができるもカメラのファインダーでは確認できずポタ赤に乗せた20
0mm望遠レンズの向きを見当を付けて試し撮影しながら構図が決まるとやっと本撮影開始
モニター画面の映像も双眼鏡で見る姿もやはり月明りと大気中のPM2.5と思われるチリ
で少し貧弱に見えました、秋吉台では双眼鏡で尾の確認もしっかりできてカメラのモニター
画像だけでもイオンテイルを捉えて見えたので今後月が太くなってくるともっと厳しくなり
そうです
ステライメージ9で彗星基準でコンポジットするメトカーフ合成がうまくいかず普通の星基
準の加算コンポジット合成してかなり強烈な加工したので周辺をトリミングしています
2024/3/13 19h33m00s
NikonD810A AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR(200mm)
絞りf4.0 30s×10フレーム ISO500 ダークフレーム×7 フラットフレーム×7
スカイメモRで追尾 ステライメージ9でコンポジット合成
同じ連続撮影のフレーム数を増やしています
2024/3/13 19h33m00s
NikonD810A AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR(200mm)
絞りf4.0 30s×19フレーム ISO500 ダークフレーム×7 フラットフレーム×7
スカイメモRで追尾 ステライメージ9でコンポジット合成