オールドレンズによる星像の中心と周辺の画像の比較で今回はヤシカコンタックス時代のツァイスT*レンズです
写真はレンズが命とのうたい文句で日本に上陸したツァイスです
当時の最高のカメラといえば35mmカメラのライカカメラ、中判カメラのローライフレックスやハッセルブラッド
どれもドイツのメーカーであるライカ社やツァイス社が設計開発したレンズを装着するカメラでした
既に日本製カメラが世界を席巻していたので性能自体は日本製のほうが上でしたがやはり写真をするものとしては
ドイツのレンズにはあこがれたものです
そんなツァイスが日本のヤシカと提携してコンタックスカメラを発売したのこののころです
デザインはポルシェ、ボディーはヤシカ、レンズはツァイスが担当したのも話題となりました
この通りに発売当時のレンズはLens made in West Garmanyの刻印があります
プラナーT*85mm/f1.4AE 開放f1.4
2020/8/18 26h27m20s 15秒×3フレーム
NikonZ6 プラナーT*85mm/f1.4 絞り開放 ISO1600
スカイメモRで追尾 ステライメージ8でコンポジット
中心部分
球面収差でフワッとした綿帽子のようにベールに包まれます
これはこれで星像が肥大して星が協調されて見やすいです
最近はシャープ一本槍でなくソフトフィルターを使ってこのような写真も多いです
左下周辺部分
逆にフワッと感は中心ほどではないです
プラナーT*85mm/f1.4AE f2.0
2020/8/18 26h08m37s 30秒×4フレーム
NikonZ6 プラナーT*85mm/f1.4 絞りf2.0 ISO1600
スカイメモRで追尾 ステライメージ8でコンポジット
中心部分です
色収差は残るもののたった一段絞っただけでここまで星像がシャープになります
左下周辺部分
プラナーT*85mm/f1.4AE f2.8
2020/8/18 26h12m13s 60秒×4フレーム
NikonZ6 プラナーT*85mm/f1.4 絞りf2.8 ISO1600
スカイメモRで追尾 ステライメージ8でコンポジット
中心部分
ほぼ色収差もなく非常にシャープ画像となっています
左下部分
ごく最周辺を除いてシャープで収差がほぼないです
プラナーT*85mm/f1.4AE f4.0
2020/8/18 26h16m36s 120秒×4フレーム
NikonZ6 プラナーT*85mm/f1.4 絞りf4.0 ISO1600
スカイメモRで追尾 ステライメージ8でコンポジット
中心部分
色付きもなく針でつついたように非常にシャープな星像です
左下周辺部分
ほぼ収差は消えて完璧に近い状態です
プラナーT*85mm/f1.4AE f5.6
2020/8/18 26h16m36s 240秒×4フレーム
NikonZ6 プラナーT*85mm/f1.4 絞りf5.6 ISO1600
スカイメモRで追尾 ステライメージ8でコンポジット
非常にシャープです
開放から絞りを一段づつ絞るだけでこれだけ性格が変わるレンズで使っていて楽しくなります
中心部分
左下周辺部分
全面的に均一画面と言っていいでしょう
次のレンズは
ゾナーT*180mm/f2.8AEです
設計自体は古くオリンピアゾナーと言われた銘玉だそうです
2020/8/18 26h44m07s 60秒×4フレーム
NikonZ6 ゾナーT*180mm/f2.8 絞り開放 ISO1600
スカイメモRで追尾 ステライメージ8でコンポジット
中心部分
明るい長焦点レンズなので色収差は出ていますがポートレートとかには逆に良い雰囲気となるのでしょう
左下周辺部分
なぜか色収差は見られないです
ゾナーT*180mm/f2.8AE f4.0
2020/8/18 26h49m38s 120秒×4フレーム
NikonZ6 ゾナーT*180mm/f2.8 絞り4.0 ISO1600
スカイメモRで追尾 ステライメージ8でコンポジット
中心部分
シャープさは開放から良くて色付きが減少してきます
左下周辺部分
ゾナーT*180mm/f2.8AE f5.6
2020/8/18 27h00m44s 240秒×4フレーム
NikonZ6 ゾナーT*180mm/f2.8 絞り5.6 ISO1600
スカイメモRで追尾 ステライメージ8でコンポジット
中心部分
完璧です
左下周辺部分
これも完璧です