秋吉台の夜は春の陽気で暖かくなって来ていてもやっぱり冷え込みました
日没時は日中の気温上昇で5度程度でしたが暗くなってくるとだんだんと気温も下がり手元
に置いてあった温度計が20時ころには氷点下となりマイナス2度、撤収する22時にはマ
イナス5度になっていました、この場所にたどり着くまでの自動車道や橋に凍結防止剤が撒
かれて湿っていた理由も分かりました、普通なら猛烈に寒いのですが冬も終わりになろうか
いうこの時期は寒さに慣れてきてそんなに寒くは感じませんでした
今回の撮影の目的はポン・ブルックス彗星でしたが折角なのでその合間に別のカメラで星野
撮影しました、最初は北方面が暗かったので欲張って北極星と北斗七星を入れた構図のつも
りでしたが如何せん55mm標準レンズでは二つを納めるには画角が冷め過ぎました
2024/3/10 19h30m12s
NikonDf NIKKOR-S・C 55mm f/1.2 絞りf4.0 30s×35フレーム ISO1600
三脚固定 ステライメージ9で比較明合成
ポン・ブルックス彗星ばかり注視していたのでこんなに人工衛星が写り込んでいるとは後
になって気付きました、特に左上から右下にかけて写っている三つ並んでいる航跡は天文
屋に嫌われているスターリンク衛星のかたわれでしょう
今度は南の空に向けてオリオン座ですちょっとカメラの傾きが悪かったようです
2年前でしたかオリオン座の一等星ベテルギウスが二等星まで暗くなったと話題になり一
時元に戻りましたが今はまた暗くなり始めていると言われています
2024/3/10 20h11m16s
NikonDf NIKKOR-S・C 55mm f/1.2 絞りf4.0 15s×38フレーム ISO1600
三脚固定 ステライメージ9で比較明合成
ほぼ山の稜線に掛かりそうなポン・ブルック彗星です、右斜め上にはM31アンドロメダ
大星雲があります
2024/3/10 20h41m09s
NikonDf NIKKOR-S・C 55mm f/1.2 絞りf4.0 20s×10フレーム ISO1600
三脚固定 ステライメージ9で比較明合成
ポン・ブルックス彗星が地平線に沈んだ後にスカイメモRで追尾撮影した冬の星座です
この場所は南に大きな街(宇部市)の明かりがあって天頂付近が暗い分明暗差が大きくなっ
て右下が白っぽくなってしまい低空のカブリを補正しきれませんでした
この写真ではプロソフトンクリアというソフトフィルターを使用して明るい星を滲ませ
て冬の星座の主な星々が目立つようにしました、それによってオリオン座のベテルギ
ウスがほんの少しオリオン座の右下の一等星青いリゲルよりもほんの少し暗いように見えていま
す
2024/3/10 21h21m36s
NikonZ6 NIKKOR Z 24-70mm(24mm) f/4.0 絞りf4.0 120s×4フレーム ISO1600
ケンコープロソフトンクリア使用
スカイメモRで追尾 ステライメージ9でコンポジット合成