ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
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時を刻む道具

2007年02月02日 | お気に入り
大げさだとは思いながらも「腕時計の中にはひとつの宇宙がある」・・・・なんて私が言うと、「ちょっと気取りすぎでしょ」と横で妻が笑う。でも、こんな小さなケースに何百個という部品が収まって、しかも、それぞれが緻密に動作することによって正確に時を刻んでいる・・・・それってやっぱり宇宙そのものでしょ。ずぅ~っと眺めてたって飽きたりなんかしません。いくら妻に呆れられたって・・・・。

オメガ・スピードマスター
1969年、アポロ11号による史上初の月面着陸に際して、宇宙飛行士とともに月面に降り立った時計としてあまりにも有名だ。人類として初めて月に一歩を印したアームストロング船長の言葉は、まだ少年だった私を有頂天にさせるほどの高揚感や感動を与えてくれた。
  That's one small step for a man, one giant leap for mankind.
  (ひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍だ。)
アームストロング、オルドリン両飛行士の白い宇宙服や月面に立てられた星条旗・・・・瞼に浮かぶ映像は今でも鮮やかだ。私にとっては、決して忘れることができない20世紀最大のイベントのひとつ。
1999年、アポロ11号の快挙からちょうど30年後、前々から憧れていたスピードマスターを購入。ヒューストンから遥か宇宙に飛び立った「プロフェッショナル」とは型式が異なるが、やはりオメガはつくりが丁寧で信頼性が高い。


スピードマスターは、堅牢だが防水性が高くない。ハワイでの生活には多少物足りなさも感じるところもあった。このため、海での使用に耐え得る時計の購入を決心。十数年来、心惹かれていたブライトリングのラインナップから、さんざん悩んだ挙句クロノ・アベンジャーを選んだ。見るからに頑丈、かつ私にはオーバースペックの300m防水。もちろんスキューバ・ダイビングにも適する仕様。ガラスの透明度の高さは特筆ものだ。

初めてアベンジャーを見たとき、妻は「Watch(腕時計)じゃなくてClock(置時計)みたいね」と大げさに驚いていた。確かに、直径44mm、厚さ18mmという大きさは半端じゃない。ただ、ケース、バンドともチタン製のため、大きさから想像するほどの重さは感じさせない。


ナビタイマーは、ブライトリング社のポリシーを凝縮したモデル。「パイロットのための計器」というこだわりに貫かれている。この一貫した姿勢が、多くのファンを惹きつけてやまない、最大にして唯一の理由だ。帰国が近づいた時期、ハワイ暮らしの思い出にと(所詮は言い訳?)、二本目のブライトリングを購入。世界初の自動巻き腕時計 クロノマティックの復刻版。皮ベルトは、婚約時代に妻がプレゼントしてくれたロンジン以来・・年ぶりだ。

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