ヘルシンキからストックホルム アーランダ空港へは、わずか1時間のフライト。ヘルシンキ国際空港での乗継ぎを含め、福岡からストックホルムまで、15時間半の空の旅でした。さすがに疲れて、この日は早々に就寝。
翌日は、ストックホルム市内観光です。まずは、ストックホルムのシンボル、市庁舎を訪れました。この部屋は、毎年アルフレッド・ノーベルの命日(12月10日)に、ノーベル賞祝賀晩餐会が開かれる「青の間(Blue Hall)」。設計段階では、壁や天井を青く塗る予定だったので、今もこの名で呼ばれますが、壁の赤レンガがあまりに美しかったため、そのまま残すことになったのだそうです。1,300人規模の会場としては、意外と狭い印象を受けました。

青の間から2階ホールに続く優美でなだらかな階段。女性がイブニングドレスを着て階段を降りるときに、美しく見えるように設計されているのだとか・・・・・・・。

祝賀晩餐会で使用される食器類も展示されていました。

青の間の壁に飾られたアルフレッド・ノーベルのレリーフ。

こちらは、ノーベル賞晩餐会のダンスホールとなる「黄金の間」。光り輝く1,800万枚の金箔モザイクタイルや正面に描かれたメーラレン湖の女神など、エスニックさが感じられる部屋でした。

2階には、ストックホルム市議会の議場があります。ちなみに、スウェーデンは男女平等の思想が徹底した国で、政治や行政の場に占める女性の割合はほぼ50%。101名のストックホルム市議も、半数は女性だそうです。更に言うなら、男女平等というよりも「すべての人間は平等」という観念が早くから確立している国だと、現地ガイドの方から説明を受けました。

議場の天井には、一風変わった梁が組まれていました。北欧はバイキングの本拠地。そのバイキングが使用した船の船底をイメージして作られたものです。

タペストリーを飾るために特別に設計された楕円形の部屋。タペストリーは、1600年代にフランスで織られた貴重なものだそうです。

メーラレン湖に面した「鏡の間」から、世界で一番美しい首都と言われるストックホルムの街並みを眺めることができます。「メーラレン」とは、ストックホルムの古い呼称です。

眩いばかりの光が差し込む中庭。レンガの壁に絡まる、紅葉した蔦がきれいでした。

10月にしては強い日差し。湖を渡る風が心地よく感じられました。

宮殿のような市庁舎の外観。

市庁舎を後にして、スウェーデン最古の教会、リッダーホルム教会へ。日本の皇室とも縁の深いスウェーデン王室の墓所ともなっています。

透かしの入ったユニークな尖塔。

リッダーホルム教会の少し先のメーラレン湖畔からは、対岸の市庁舎を一望できます。

17世紀後半に建てられたバロック様式の優美な建築物。貴族階級の議会が開かれたことから、「貴族の館」と呼ばれます。ここは、外から眺めただけで素通りしましたが、中のホールには、2,300を越える名家の紋章が飾られているそうです。

ストックホルム発祥の地、ガムラスタン(旧市街)にあるストックホルム王宮。現在も、国王の執務室として毎日使われており、国家の公式行事や国賓の対応などが行われるため、衛兵が24時間体制で警備を行っています。

ガムラスタン中心部、ノーベル博物館前のストールトリエット広場。カラフルな建物が可愛らしかったです。

フリータイムは、ガムラスタンの古い街並みを散策しました。

様々な店が軒を連ねる旧市街。そのシンボルマークも個性的でした。


レンガの壁が美しいTyska kyrkan(ドイツ教会)。尖塔も趣がありました。

ドラゴンを退治する聖ジョルジョの像。

アルフレッド・ノーベルやノーベル賞に関する展示が行わていれるノーベル博物館。

館内のカフェ、ビストロ・ノーベル。このカフェを訪れた受賞者が、店の椅子にサインするのが慣わしになっています。さて、天井から吊り下げられた、この椅子には・・・・・・?

・・・・・2012年にノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥教授のサインがありました。

偶然にも、私たちの北欧滞在間に、大隅良典教授の受賞が発表されました。今年は、大隅教授がこの店を訪れて、椅子にサインされるんでしょうね。
このカフェでは、ノーベル賞祝賀晩餐会で出されるデザートのアイスクリームや、晩餐会と同じブレンドの紅茶を味わうことができるんです。

ブロッコリのスープと魚の煮込み料理を注文。


これが、晩餐会で供されるアイスクリーム。メダルチョコも付いています。

ちなみに、メダル・チョコやノーベル・ブレンドの紅茶は、併設されたショップで購入できます。私たちも、記念に買って帰りました (^-^)ゞ
ストックホルムでのホテルの朝食バイキングの写真をいくつか・・・・・。

ニシンの酢漬けが数種類ありましたが、まろやかな酸味で好みの味でした。


この日の夕方、クルーズ船セレナーデ号に乗船。ストックホルムからヘルシンキまで、バルト海の船旅です。

12階の展望デッキ。

船内の夕食バイキング風景。

船の中でも料理の種類は豊富でした。




サーモンや牡蠣もとっても美味。


ビールやワインもフリーです ヽ(^o^)丿

食後は再びデッキへ。穏やかなオレンジ色に染まるバルト海の夕焼け。

こちらは、翌日の朝焼け。東の空がほんのりと色づき始めてから、およそ30分。徐々に濃く、深くなる空を、寒さも忘れて眺めていました。

14の島々からなるストックホルムは、「水の都」とも「北欧のヴェニス」とも呼ばれる、水に囲まれた美しき古都。ツアーの日程上、急ぎ足での観光ではありましたが、中世の面影を残す街並み散策は、忘れられない思い出になりました。船を降りれば、いよいよフィンランド。次は、ヘルシンキの街歩きをアップします (^-^)ゞ
翌日は、ストックホルム市内観光です。まずは、ストックホルムのシンボル、市庁舎を訪れました。この部屋は、毎年アルフレッド・ノーベルの命日(12月10日)に、ノーベル賞祝賀晩餐会が開かれる「青の間(Blue Hall)」。設計段階では、壁や天井を青く塗る予定だったので、今もこの名で呼ばれますが、壁の赤レンガがあまりに美しかったため、そのまま残すことになったのだそうです。1,300人規模の会場としては、意外と狭い印象を受けました。

青の間から2階ホールに続く優美でなだらかな階段。女性がイブニングドレスを着て階段を降りるときに、美しく見えるように設計されているのだとか・・・・・・・。

祝賀晩餐会で使用される食器類も展示されていました。

青の間の壁に飾られたアルフレッド・ノーベルのレリーフ。

こちらは、ノーベル賞晩餐会のダンスホールとなる「黄金の間」。光り輝く1,800万枚の金箔モザイクタイルや正面に描かれたメーラレン湖の女神など、エスニックさが感じられる部屋でした。

2階には、ストックホルム市議会の議場があります。ちなみに、スウェーデンは男女平等の思想が徹底した国で、政治や行政の場に占める女性の割合はほぼ50%。101名のストックホルム市議も、半数は女性だそうです。更に言うなら、男女平等というよりも「すべての人間は平等」という観念が早くから確立している国だと、現地ガイドの方から説明を受けました。

議場の天井には、一風変わった梁が組まれていました。北欧はバイキングの本拠地。そのバイキングが使用した船の船底をイメージして作られたものです。

タペストリーを飾るために特別に設計された楕円形の部屋。タペストリーは、1600年代にフランスで織られた貴重なものだそうです。

メーラレン湖に面した「鏡の間」から、世界で一番美しい首都と言われるストックホルムの街並みを眺めることができます。「メーラレン」とは、ストックホルムの古い呼称です。

眩いばかりの光が差し込む中庭。レンガの壁に絡まる、紅葉した蔦がきれいでした。

10月にしては強い日差し。湖を渡る風が心地よく感じられました。

宮殿のような市庁舎の外観。

市庁舎を後にして、スウェーデン最古の教会、リッダーホルム教会へ。日本の皇室とも縁の深いスウェーデン王室の墓所ともなっています。

透かしの入ったユニークな尖塔。

リッダーホルム教会の少し先のメーラレン湖畔からは、対岸の市庁舎を一望できます。

17世紀後半に建てられたバロック様式の優美な建築物。貴族階級の議会が開かれたことから、「貴族の館」と呼ばれます。ここは、外から眺めただけで素通りしましたが、中のホールには、2,300を越える名家の紋章が飾られているそうです。

ストックホルム発祥の地、ガムラスタン(旧市街)にあるストックホルム王宮。現在も、国王の執務室として毎日使われており、国家の公式行事や国賓の対応などが行われるため、衛兵が24時間体制で警備を行っています。

ガムラスタン中心部、ノーベル博物館前のストールトリエット広場。カラフルな建物が可愛らしかったです。

フリータイムは、ガムラスタンの古い街並みを散策しました。

様々な店が軒を連ねる旧市街。そのシンボルマークも個性的でした。


レンガの壁が美しいTyska kyrkan(ドイツ教会)。尖塔も趣がありました。

ドラゴンを退治する聖ジョルジョの像。

アルフレッド・ノーベルやノーベル賞に関する展示が行わていれるノーベル博物館。

館内のカフェ、ビストロ・ノーベル。このカフェを訪れた受賞者が、店の椅子にサインするのが慣わしになっています。さて、天井から吊り下げられた、この椅子には・・・・・・?

・・・・・2012年にノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥教授のサインがありました。

偶然にも、私たちの北欧滞在間に、大隅良典教授の受賞が発表されました。今年は、大隅教授がこの店を訪れて、椅子にサインされるんでしょうね。
このカフェでは、ノーベル賞祝賀晩餐会で出されるデザートのアイスクリームや、晩餐会と同じブレンドの紅茶を味わうことができるんです。

ブロッコリのスープと魚の煮込み料理を注文。


これが、晩餐会で供されるアイスクリーム。メダルチョコも付いています。

ちなみに、メダル・チョコやノーベル・ブレンドの紅茶は、併設されたショップで購入できます。私たちも、記念に買って帰りました (^-^)ゞ
ストックホルムでのホテルの朝食バイキングの写真をいくつか・・・・・。

ニシンの酢漬けが数種類ありましたが、まろやかな酸味で好みの味でした。


この日の夕方、クルーズ船セレナーデ号に乗船。ストックホルムからヘルシンキまで、バルト海の船旅です。

12階の展望デッキ。

船内の夕食バイキング風景。

船の中でも料理の種類は豊富でした。




サーモンや牡蠣もとっても美味。


ビールやワインもフリーです ヽ(^o^)丿

食後は再びデッキへ。穏やかなオレンジ色に染まるバルト海の夕焼け。

こちらは、翌日の朝焼け。東の空がほんのりと色づき始めてから、およそ30分。徐々に濃く、深くなる空を、寒さも忘れて眺めていました。

14の島々からなるストックホルムは、「水の都」とも「北欧のヴェニス」とも呼ばれる、水に囲まれた美しき古都。ツアーの日程上、急ぎ足での観光ではありましたが、中世の面影を残す街並み散策は、忘れられない思い出になりました。船を降りれば、いよいよフィンランド。次は、ヘルシンキの街歩きをアップします (^-^)ゞ

コメント、ありがとうございます。
短かったけれど、楽しい旅でしたね。
風情のある街並みが、とても印象的でした。
いろんな経験談を聞けたのも、いい思い出です。
これからも、よろしくお願いします