(原題:Haywire)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/26/717416a945590b4566c22920c1d2896a.jpg)
----『エージェント・マロリー』?
またまた『007』パロディもの??
「いや、ぼくも
そのタイトルの響きから
劇画チックなものを想像していたんだけど、
これはいたって正統派のスパイ・アクション。
物語の方も、
罠にハメられたフリーランスの女スパイ、マロリー・ケインが
逃避行を続けながら孤独な闘いを挑む…という、
いわば王道中の王道の映画だね」
----じゃあ、そこにガンアクションとかカーチェイスとか…。
「確かに
そういうのもないこともないけど…。
でもこの映画、最大の魅力は
ずばりフィジカル・アクション。
ヒロインのマロリーを演じているのは、
女子格闘家のジーナ・カラーノ。
彼女の運動能力に賭けた
監督のスティーヴン・ソダーバーグは
この映画では特撮を封印。
全てリアルなままで撮ったらしい。
その闘いぶりたるや、
ハリウッド映画というよりも、
ジャッキー・チェンか
タイのトニー・ジャーあたりの映画を観ている感じ」
----へぇ~っ。
そのこだわりはどこから?
「なんでも
監督は初期の『007』がそうとうのお気に入りなのだとか。
そこで
ストーリーに対するアクションの割合も当時と同じに。
また、この世にまだ存在しないようなテクノロジーも使わないなど、
ある意味、その製作に<制限>を設けた作りになっているんだ。
その<制限>の中でもなるほどなと思ったおが、
ワイヤー・アクションの多用を拒否したこと。
アクションシーンがあんまりアクロバティックで危険すぎたりすると、
観客は『こんなものは、生身の人間にできるわけがない』、
そう思ってしまうからなんだって…」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/93/69a8f7ec2d660f527c66965b07ac0eb5.jpg)
----ニャるほど。
それでストーリーもシンプルに…ってワケか。
「そういうことだね。
とはいえ、多くの俳優から慕われているソダーバーグ監督だけあって、
出てくる俳優たちは豪華この上ない。
その昔、マロリーと関係があったと思われる上司にユアン・マクレガー。
マロリーとミッションを共にする同僚のスパイにチャイニング・テイタム。
また、ミッションの一環として
彼女と“パーフェクト・カップル”を演じる、
やはりフリーランスのスパイにマイケル・ファスベンダー。
他にもアメリカ政府の実力者にマイケル・ダグラス、
スペイン政府関係者にアントニオ・バンデラス、
さらには、標的となるフランス人男性にマチュー・カソヴィッツと、
ソダ―バーグならではの人脈が紡ぎ出す化学反応が
独自の映像空間を作り出す。
正直言うと、最初のミッションあたりまでは
映像がシャープでスタイリッシュすぎる上に
省略も重なり、
あまり腰を落ち着けては観ていられなかったけど、
マロリーが罠にハメられたあたりから、
ひと時たりとも目を離せなかったね。
なかでもダブリンの市街地を
屋根から屋根へと飛び移るさまは
『おいおい、YAMAKASHIか!』と(笑)。
昨今のブロックバスターのような満腹感はないけど、
これは、その分、胃もたれのしない
爽快さの残るアクション映画と言えるだろうね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「ランニングタイムのほうも93分と短いらしいのニャ」![気持ちいいニャ](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/05/0000123905/89/imge8658c56zik4zj.jpeg)
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----『エージェント・マロリー』?
またまた『007』パロディもの??
「いや、ぼくも
そのタイトルの響きから
劇画チックなものを想像していたんだけど、
これはいたって正統派のスパイ・アクション。
物語の方も、
罠にハメられたフリーランスの女スパイ、マロリー・ケインが
逃避行を続けながら孤独な闘いを挑む…という、
いわば王道中の王道の映画だね」
----じゃあ、そこにガンアクションとかカーチェイスとか…。
「確かに
そういうのもないこともないけど…。
でもこの映画、最大の魅力は
ずばりフィジカル・アクション。
ヒロインのマロリーを演じているのは、
女子格闘家のジーナ・カラーノ。
彼女の運動能力に賭けた
監督のスティーヴン・ソダーバーグは
この映画では特撮を封印。
全てリアルなままで撮ったらしい。
その闘いぶりたるや、
ハリウッド映画というよりも、
ジャッキー・チェンか
タイのトニー・ジャーあたりの映画を観ている感じ」
----へぇ~っ。
そのこだわりはどこから?
「なんでも
監督は初期の『007』がそうとうのお気に入りなのだとか。
そこで
ストーリーに対するアクションの割合も当時と同じに。
また、この世にまだ存在しないようなテクノロジーも使わないなど、
ある意味、その製作に<制限>を設けた作りになっているんだ。
その<制限>の中でもなるほどなと思ったおが、
ワイヤー・アクションの多用を拒否したこと。
アクションシーンがあんまりアクロバティックで危険すぎたりすると、
観客は『こんなものは、生身の人間にできるわけがない』、
そう思ってしまうからなんだって…」
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それでストーリーもシンプルに…ってワケか。
「そういうことだね。
とはいえ、多くの俳優から慕われているソダーバーグ監督だけあって、
出てくる俳優たちは豪華この上ない。
その昔、マロリーと関係があったと思われる上司にユアン・マクレガー。
マロリーとミッションを共にする同僚のスパイにチャイニング・テイタム。
また、ミッションの一環として
彼女と“パーフェクト・カップル”を演じる、
やはりフリーランスのスパイにマイケル・ファスベンダー。
他にもアメリカ政府の実力者にマイケル・ダグラス、
スペイン政府関係者にアントニオ・バンデラス、
さらには、標的となるフランス人男性にマチュー・カソヴィッツと、
ソダ―バーグならではの人脈が紡ぎ出す化学反応が
独自の映像空間を作り出す。
正直言うと、最初のミッションあたりまでは
映像がシャープでスタイリッシュすぎる上に
省略も重なり、
あまり腰を落ち着けては観ていられなかったけど、
マロリーが罠にハメられたあたりから、
ひと時たりとも目を離せなかったね。
なかでもダブリンの市街地を
屋根から屋根へと飛び移るさまは
『おいおい、YAMAKASHIか!』と(笑)。
昨今のブロックバスターのような満腹感はないけど、
これは、その分、胃もたれのしない
爽快さの残るアクション映画と言えるだろうね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「ランニングタイムのほうも93分と短いらしいのニャ」
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