(原題:The Chronicles of Narnia : Prince Caspian)
----今日は映画の日だから、
フォーンも観に行ったけど、
ちょっとこれ頭にきちゃったね。
「えっ、どうして?
鼻息荒いなあ」
----だって、この映画に出てきた生き物の中で
言葉を喋らなかったのは熊と猫さんだけ。
しかも猫さんは、喋らないのに猿ぐつわまでされていた。
「う~ん。
それはぼくも気がついたけど…」
----それに、フォーンのタムナスさんも出てこなかった…。
「まあ、原作ものだから仕方ないじゃない。
この映画のストーリーにケチつけたって、
それは仕方ないわけだしさ。
問題は、その世界観をどのように映画的に処理しているか…」
----それはそうだけど…。
で、えいはどう思ったの?
「これはもしかして『ナルニア国物語 第1章・ライオンと魔女』のときにも
喋ったかもしれないけど、
原作はもともと児童書的な趣がある。
『指輪物語』のように、
ぎっしり書き込まれてはいなくって、
行間を読者が想像して埋める感じ。
ところが映画化に際しては、
これでもかというほどに
丁寧に行間を埋めていっている」
----うん。それも戦いのシーンが派手になっているよね。
「そうだね。実際に多くの生き物や人が死んじゃうしね。
このシリーズ、今後も映画化されると思うけど、
巻によっては比較的おとなしい話もある。
たとえば『魔術師のおい』なんて
半分はこちらの世界でのお話。
どんな感じになるんだろう?」
----でも、監督が今回で降りると言っているから
『ハリポタ』のように、
一作ごとに色合いが変わって
それはそれでオモシロいんじゃない?
「そうだね。そう言う意味では
『ライオンと魔女』『カスピアン王子の角笛』と
都合よく大きな戦いがある2
最初の作から映画化が進んでいる」
----それってC.S.ルイスが書いた順番でしょ?
「うん。ところが彼は
年代順に読んでほしいと言っているという話を聞いたことも…。
でも、『ライオンと魔女』に出てきた街灯の意味が
後に明らかになる方がオモシロいと思うけどね」
----しかし、映画の話にならないなあ。
オモシロくなかったの?
「そんなことないよ。
鬼婆や人オオカミはそれこそ
ゾッとする造型だったし、
川の神も大迫力。
でもなんと言ってもアステリウスだね。
あの遠吠えのような鳴き声は
それこそチューバッカ。
グレンストームやリーピチーフより親しめたね」
----リーピチーフはネズミだしニャあ。
フォーンは思わず喉が鳴ったよ。
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「次は『朝びらけ丸』の話のはずニャ」
※いまごろようやく観た度


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※ここからはCM。
映画とは関係ありません。この車も出ていなかったと思います。

↑よかったらCLICKしてみてください。動画が現れます。
----今日は映画の日だから、
フォーンも観に行ったけど、
ちょっとこれ頭にきちゃったね。
「えっ、どうして?
鼻息荒いなあ」
----だって、この映画に出てきた生き物の中で
言葉を喋らなかったのは熊と猫さんだけ。
しかも猫さんは、喋らないのに猿ぐつわまでされていた。
「う~ん。
それはぼくも気がついたけど…」
----それに、フォーンのタムナスさんも出てこなかった…。
「まあ、原作ものだから仕方ないじゃない。
この映画のストーリーにケチつけたって、
それは仕方ないわけだしさ。
問題は、その世界観をどのように映画的に処理しているか…」
----それはそうだけど…。
で、えいはどう思ったの?
「これはもしかして『ナルニア国物語 第1章・ライオンと魔女』のときにも
喋ったかもしれないけど、
原作はもともと児童書的な趣がある。
『指輪物語』のように、
ぎっしり書き込まれてはいなくって、
行間を読者が想像して埋める感じ。
ところが映画化に際しては、
これでもかというほどに
丁寧に行間を埋めていっている」
----うん。それも戦いのシーンが派手になっているよね。
「そうだね。実際に多くの生き物や人が死んじゃうしね。
このシリーズ、今後も映画化されると思うけど、
巻によっては比較的おとなしい話もある。
たとえば『魔術師のおい』なんて
半分はこちらの世界でのお話。
どんな感じになるんだろう?」
----でも、監督が今回で降りると言っているから
『ハリポタ』のように、
一作ごとに色合いが変わって
それはそれでオモシロいんじゃない?
「そうだね。そう言う意味では
『ライオンと魔女』『カスピアン王子の角笛』と
都合よく大きな戦いがある2
最初の作から映画化が進んでいる」
----それってC.S.ルイスが書いた順番でしょ?
「うん。ところが彼は
年代順に読んでほしいと言っているという話を聞いたことも…。
でも、『ライオンと魔女』に出てきた街灯の意味が
後に明らかになる方がオモシロいと思うけどね」
----しかし、映画の話にならないなあ。
オモシロくなかったの?
「そんなことないよ。
鬼婆や人オオカミはそれこそ
ゾッとする造型だったし、
川の神も大迫力。
でもなんと言ってもアステリウスだね。
あの遠吠えのような鳴き声は
それこそチューバッカ。
グレンストームやリーピチーフより親しめたね」
----リーピチーフはネズミだしニャあ。
フォーンは思わず喉が鳴ったよ。
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「次は『朝びらけ丸』の話のはずニャ」

※いまごろようやく観た度



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※ここからはCM。
映画とは関係ありません。この車も出ていなかったと思います。

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確かにネコさん、ひどい縛られ方でしたね。
他の動物さんキャラは、みんなすごく魅力的でしたが…
今回は出てくるクリーチャーが魅力的な割りに、あまり生かされていないかんじがしました。
なんだか普通の戦争物をみるようで、まだ幼さの残る子供たちが無謀にも一国を背負って、無敵戦隊に突っ込んでいくのは、どうしても母親目線で観てしまって、涙が出そうでした。
この原作って、昔読んだ時はもっとピースフルな感じ。
こういう世界があったら楽しいだろうなという、
ファンタジーの基本を感じさせてくれたものでした。
戦闘シーンなんて、ほとんど印象に残っていません。
実は、本作の映画化にあたって
そこがぼくのもっとも危惧した部分。
映画、それもハリウッド大作にしてしまうと、
どうしてもスペクタクルは避けられない。
で、スペクタクル部分が見劣りしないようにするため
どんどん戦闘シーンは激しくなっていく。
あまりリアルではなく
『シュレック』的な方向性を目指すというのも
この原作の映画化の一つの手だと思うのですが…。