goo blog サービス終了のお知らせ 

ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ナルニア国物語 第2章・カスピアン王子の角笛』

2008-06-01 23:26:36 | 映画
(原題:The Chronicles of Narnia : Prince Caspian)

----今日は映画の日だから、
フォーンも観に行ったけど、
ちょっとこれ頭にきちゃったね。
「えっ、どうして?
鼻息荒いなあ」

----だって、この映画に出てきた生き物の中で
言葉を喋らなかったのは熊と猫さんだけ。
しかも猫さんは、喋らないのに猿ぐつわまでされていた。
「う~ん。
それはぼくも気がついたけど…」

----それに、フォーンのタムナスさんも出てこなかった…。
「まあ、原作ものだから仕方ないじゃない。
この映画のストーリーにケチつけたって、
それは仕方ないわけだしさ。
問題は、その世界観をどのように映画的に処理しているか…」

----それはそうだけど…。
で、えいはどう思ったの?
「これはもしかして『ナルニア国物語 第1章・ライオンと魔女』のときにも
喋ったかもしれないけど、
原作はもともと児童書的な趣がある。
『指輪物語』のように、
ぎっしり書き込まれてはいなくって、
行間を読者が想像して埋める感じ。
ところが映画化に際しては、
これでもかというほどに
丁寧に行間を埋めていっている」

----うん。それも戦いのシーンが派手になっているよね。
「そうだね。実際に多くの生き物や人が死んじゃうしね。
このシリーズ、今後も映画化されると思うけど、
巻によっては比較的おとなしい話もある。
たとえば『魔術師のおい』なんて
半分はこちらの世界でのお話。
どんな感じになるんだろう?」

----でも、監督が今回で降りると言っているから
『ハリポタ』のように、
一作ごとに色合いが変わって
それはそれでオモシロいんじゃない?
「そうだね。そう言う意味では
『ライオンと魔女』『カスピアン王子の角笛』と
都合よく大きな戦いがある2
最初の作から映画化が進んでいる」

----それってC.S.ルイスが書いた順番でしょ?
「うん。ところが彼は
年代順に読んでほしいと言っているという話を聞いたことも…。
でも、『ライオンと魔女』に出てきた街灯の意味が
後に明らかになる方がオモシロいと思うけどね」

----しかし、映画の話にならないなあ。
オモシロくなかったの?
「そんなことないよ。
鬼婆や人オオカミはそれこそ
ゾッとする造型だったし、
川の神も大迫力。
でもなんと言ってもアステリウスだね。
あの遠吠えのような鳴き声は
それこそチューバッカ。
グレンストームやリーピチーフより親しめたね」

----リーピチーフはネズミだしニャあ。
フォーンは思わず喉が鳴ったよ。

                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「次は『朝びらけ丸』の話のはずニャ」ご不満

※いまごろようやく観た度

人気blogランキングもよろしく

☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)index orange
猫ニュー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

※ここからはCM。
映画とは関係ありません。この車も出ていなかったと思います。

kaffik_img_0000000163.jpg

↑よかったらCLICKしてみてください。動画が現れます。


最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
戦闘シーンは辛かったです (ノルウェーまだ~む)
2008-06-09 16:06:48
えいさん、こんにちは☆
確かにネコさん、ひどい縛られ方でしたね。
他の動物さんキャラは、みんなすごく魅力的でしたが…
今回は出てくるクリーチャーが魅力的な割りに、あまり生かされていないかんじがしました。
なんだか普通の戦争物をみるようで、まだ幼さの残る子供たちが無謀にも一国を背負って、無敵戦隊に突っ込んでいくのは、どうしても母親目線で観てしまって、涙が出そうでした。
返信する
■ノルウェーまだ~むさん (えい)
2008-06-09 23:03:21
こんばんは。

この原作って、昔読んだ時はもっとピースフルな感じ。
こういう世界があったら楽しいだろうなという、
ファンタジーの基本を感じさせてくれたものでした。
戦闘シーンなんて、ほとんど印象に残っていません。

実は、本作の映画化にあたって
そこがぼくのもっとも危惧した部分。
映画、それもハリウッド大作にしてしまうと、
どうしてもスペクタクルは避けられない。

で、スペクタクル部分が見劣りしないようにするため
どんどん戦闘シーンは激しくなっていく。
あまりリアルではなく
『シュレック』的な方向性を目指すというのも
この原作の映画化の一つの手だと思うのですが…。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。