----おっ。やっとだね。
この夏の超話題作…。
「そうだね。
ただ、話題が主演の沢尻エリカの
映画以外での素行に集まりすぎているのが気になるけどね。
でも、それもやむなしか…。
本作は、やはり彼女なしでは考えられない映画」
----過激なセリフ、
それに大胆なベッドシーンもあると聞くけど…?
「もちろん、それもあるけど、
主人公・りりこと、演じる沢尻エリカが
ピッタリ重なって見えるところ。
一瞬、
沢尻エリカがりりこなのではないかと錯覚を起こしてしまう。
彼女も演じていて
これはかなりつらかったんじゃないかな。
さっきも少し話に出た、沢尻の奇行(?)も分かるような気がする。
ここまで役に入り込むと、
まともな神経ではいられなくなるんじゃないかと…」
----う~ん。言っていることは分かるけれど、
まだ、映画の説明が始まってニャいよ。
「あっ、ゴメンゴメン。
話自体は、そう難しい話ものではなく、
これは、芸能界の頂点に君臨するトップスターりりこを描いたもの。
日本中、どこを見ても、りりこ一色。
しかし、彼女には誰にも言えない秘密があった。
それは、彼女は全身整形ということ。
そしてその<秘密>をめぐって、
物語は思いもかけない方向に転がっていく…。
原作は、第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞に輝く
岡崎京子の伝説的コミック。
監督は世界的フォトグラファーの蜷川実花。
この映画では、
派手な原色遣いと大胆なカッティングで
観る者を
<あちらの世界=非日常空間>へと
一気に引きずり込んでいく。
しかも、りりこが<現実と悪夢>のはざまを漂い始めるシーンでは、
ダリが映画に関わつていた頃を彷彿とさせるシュールな映像が次々に登場。
映画を求めてスクリーンに対峙したファンをも
きっちり満足させてくれるんだ。
あっ、この<現実と悪夢>では、
少し『ブラック・スワン』を思い出したな。
ヒロインの性格はまったく違うけどね」
----音楽の方は?
「こちらも要注目。
ミュージシャンの上野耕治が
日本映画らしからぬ音作りで
この世界観の造形に貢献している。
クライマックスでは戸川純の名曲、
『蛹化の女』まで使われていて、
これはもう、ファン感涙だろうね」
----そういえば、サブキャストも凄いんだよね。
「うん。
大森南朋、寺島しのぶの『ヴァイブレータ』コンビ、
窪塚洋介、水原希子、哀川翔、鈴木杏、寺島進、新井浩文…
ひと癖もふた癖もある個性派ばかり。
でも個人的には
70年代のミューズ、桃井かおり&原田美枝子のツーショット。
これは個人的に嬉しかったね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「スターの世界は大変なのニャ」
※『何がジェーンに起ったか?』も怖い度…

こちらのお花屋さんもよろしく。
こちらは噂のtwitter。

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この夏の超話題作…。
「そうだね。
ただ、話題が主演の沢尻エリカの
映画以外での素行に集まりすぎているのが気になるけどね。
でも、それもやむなしか…。
本作は、やはり彼女なしでは考えられない映画」
----過激なセリフ、
それに大胆なベッドシーンもあると聞くけど…?
「もちろん、それもあるけど、
主人公・りりこと、演じる沢尻エリカが
ピッタリ重なって見えるところ。
一瞬、
沢尻エリカがりりこなのではないかと錯覚を起こしてしまう。
彼女も演じていて
これはかなりつらかったんじゃないかな。
さっきも少し話に出た、沢尻の奇行(?)も分かるような気がする。
ここまで役に入り込むと、
まともな神経ではいられなくなるんじゃないかと…」
----う~ん。言っていることは分かるけれど、
まだ、映画の説明が始まってニャいよ。
「あっ、ゴメンゴメン。
話自体は、そう難しい話ものではなく、
これは、芸能界の頂点に君臨するトップスターりりこを描いたもの。
日本中、どこを見ても、りりこ一色。
しかし、彼女には誰にも言えない秘密があった。
それは、彼女は全身整形ということ。
そしてその<秘密>をめぐって、
物語は思いもかけない方向に転がっていく…。
原作は、第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞に輝く
岡崎京子の伝説的コミック。
監督は世界的フォトグラファーの蜷川実花。
この映画では、
派手な原色遣いと大胆なカッティングで
観る者を
<あちらの世界=非日常空間>へと
一気に引きずり込んでいく。
しかも、りりこが<現実と悪夢>のはざまを漂い始めるシーンでは、
ダリが映画に関わつていた頃を彷彿とさせるシュールな映像が次々に登場。
映画を求めてスクリーンに対峙したファンをも
きっちり満足させてくれるんだ。
あっ、この<現実と悪夢>では、
少し『ブラック・スワン』を思い出したな。
ヒロインの性格はまったく違うけどね」
----音楽の方は?
「こちらも要注目。
ミュージシャンの上野耕治が
日本映画らしからぬ音作りで
この世界観の造形に貢献している。
クライマックスでは戸川純の名曲、
『蛹化の女』まで使われていて、
これはもう、ファン感涙だろうね」
----そういえば、サブキャストも凄いんだよね。
「うん。
大森南朋、寺島しのぶの『ヴァイブレータ』コンビ、
窪塚洋介、水原希子、哀川翔、鈴木杏、寺島進、新井浩文…
ひと癖もふた癖もある個性派ばかり。
でも個人的には
70年代のミューズ、桃井かおり&原田美枝子のツーショット。
これは個人的に嬉しかったね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「スターの世界は大変なのニャ」

※『何がジェーンに起ったか?』も怖い度…



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いろんな意味で刺激的な作品でした。
未だに、この世界に絡め取られて身動きできてないような、
強い力に引き摺り回されてるような感じです。
沢尻エリカの演技もりりこの存在もちょっと半端じゃない凄味があったけれど、
その対比のように置かれた羽田がまた良かったですね。
ごく普通の夕食を囲む2人にホッとしたり…
何か、ちょっと日常に戻るのに時間がかかりそうです。
これは感じましたね。素なのか演技なのかは分かりませんが、この役は沢尻エリカにしかできないと感じました。
沢尻エリカの演技にばかり目がいっちゃいますが、
羽田ちゃんを演じた寺島しのぶもさすがでした。
なんというか、
洗練されたりりこの対極の生臭さ。
これを出せる役者はなかなかいないという気がします。
観ているときは
正直、圧倒されてそこには気づかなかったのですが、
ブログを書きながら
あっ、これはあの映画だ…と。
昨日の舞台足圧によると、
やはり沢尻エリカは、
この役に自分を投影したようですね。
これはリップサービスじゃないと思います。
Twitterから遊びにきました。
映画のお話過去の分も少し拝読させていただきました。
ヘルスケ、私も観ました。
私も映画を観に行くのが趣味なのですが、こんなにたくさん観ていないです。
猫さんとの掛け合いが良いアクセントですてきです。
『アンダルシアの犬』を思い起こしましたね。
映像がきれいな静止画のようだったのも興味深いです。
ダリが出てくるあたり深いですね。絵画と写真の親和性の高さなのかもしれないなと思いました。おそらく、映画よりも両者の親和性の方が高いという事実があって、そこに風穴を開けようとしているような気がします。人物描写やドラマの描写にそこまで重点を置いていないような気がします。
個人的には、それなら一切のストーリー性を廃してビジュアルイメージの塊のようなPVを(例え低予算でも)撮った方が潔いような気がしてちょっと苦手です。画家的な手法でありながら映画としても面白かった黒澤明やスタンリー・キューブリックという偉大な先人たちと比べると酷かもしれませんが・・・。
沢尻エリカのリアルをそのまんまキャラクターに投影するのは確かに「ブラックスワン」でした。
しかし、蜷川監督には正直なところ映像センスは感じてもストーリーセンスを感じないので、正直後半は退屈でした。
主人公が壊れて行くのだから、話しは逆にもうちょっと整理した方が良かった様な。
はじめまして。
お越しいただいてほんとうに嬉しいです。
これからもよろしくお願いいたします。
あと、ベルイマンの『野いちご』とか…。
シュールなものを出すとき、
眼球というのは
一時期の定番。
最近、なかっただけに
ピクッと反応しました。