ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

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『猿の惑星:新世紀<ライジング>』

2014-09-21 19:10:48 | 映画
(原題:Dawn of the Planet of the Apes)



----これって、フォーンも
こそっと隠れて一緒に観た映画。
ニャんだか、スゴく評判いいよね。
「そうだね。
個人的には前作『猿の惑星・創世記<ジェネシス>』の方が好きだけど、
今回の作品は、
堂々たる風格を備えた
文句のつけようのない作品」

----ふうん。そんなによかったかニャ。
あまり目新しさは感じなかったけど…。
「うん。
いま考えると、確かに。
でも、日を追うごとに心にのしかかってくるんだ。
それは、ここで描かれている“戦争の始まりの構図”が、
現代の世界、とりわけいまの日本とは無縁ではないからだろうね」

----“戦争のはじまりの構図”か…。
それって、でも一言で言えば“憎しみ”だよね。
ありふれていなかった?
「う~ん。
ここは後で詳しく話すかな。
その前に物語を振り返ってみよう。
舞台は、
天性のリーダーシップを備えた猿のシーザー(アンディ・サーキス)が
仲間を率いて人類への叛乱を起こして10年後。
彼ら猿たちは、森の奥に文明的なコロニーを築いていた。
一方、約90%が絶滅した人類のわずかな生存者グループは、
荒れ果てた都市の一角に身を潜めて暮らしていた。
シーザーは、自分たちのコロニーを守り、
人類とはそれぞれの棲む領域を分けることで互いに共存しようとしている」

----いわゆる“平和主義者”ってことだよね。
「そうだね。
ところが、そこに人間の足音が聞こえてくる。
と言っても、彼らは初めから猿と戦おうと思っていたワケじゃない。
自分たちの暮らしを維持するために必要な電力を確保するため、
猿の棲む領域内にある水力発電所を修理して動かそうと、
こう考えたワケだ」

----電気がないと、
世界のどこかにまだ生きている可能性がある
他の人々との連絡さえも取れなくなるからだったよね。
それにしても、原子力発電所が壊滅というのがリアルだったニャあ。
「う~ん。
それはリアルかどうか…。
原子力発電所がすべて壊滅していたら、
こんな形で、猿も人間も生き残れてはいるとは
とても思えないもの。
と、まあ、このことに関わらず、
細かいアラはまだいくつもある。
たとえば
猿に不信感と怨みを持っている男を、
二度目もまた同行させることもそう」

----これは、もう絶対に無事には済まない。
フォーンだって、すぐに分っちゃたもの。
「で、想像した通りやはり問題が起こる。
映画がまだ封切られたばかりで未見の人も多いから、
これ以上は詳しくは言えないけど、
この新たな人類と猿の戦争勃発の影には、
過去の怨念>からくる相手への<根強い不信>がある」




----しかも、それは<裏切り>の形をとって表面化するんだよね。
「そう、こここからはもう一気呵成。
大スペクタクル・アクション。
人類の棲むコミューンを、馬に乗った猿が襲撃。
まるで、かつての西部劇によくあったインディアン襲撃のように…」




----そう、あそこはスゴかったニャあ。
旧シリーズの方は、
いま観ると、まだのどかというか…。
「うん。
ここがいわゆる技術の進歩というヤツ。
さて最初の話に戻そう。
フォーンが言うように
ここに描かれている、怨念、不信、裏切りといった
一部の人(猿)の悪意から戦争へなだれ込むという構図は、
確かに、そう目新しいものではない。
でも、日本を含む今の世界は
そういう危うい状況の中、
バランスが崩れないように必死に保とうとしている人たちと、
隙あらば、それを壊してしまおうという者がいる。
シーザーは、
いったん均衡が崩れてしまうともう終わりだと考えている。
なぜって
いったん仕掛けられたら最後、
決して許さず報復に出るのが人間だということを知っているからだ」

----つまり人類が平和を維持するには
細かい神経と努力がが必要ということだニャ。
「そうだね。
あるときは忍耐も…。
シンプルだけど、力強いこのメッセージ。
それを寓話の中に描く。
こノ映画はまさしく
元祖『猿の惑星』のDNAを受け継いだ作品と言えるね」




フォーンの一言「『新』であると同時に『真・猿の惑星』でもあるのニャ」身を乗り出す
※このシリーズ、どこまでいいくのか期待は大だ度


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2 コメント

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こんばんは (ノラネコ)
2014-09-30 23:21:06
私は単体の作品を超えて“サガ”を紡ごうとするこの映画の風格が好きです。
次回は二年後だそうで、果たして旧シリーズへと繋がるのか、それとも異なるパラレルワールドに行くのか今からワクワクします。
善意の独裁者として覚悟を決めざるを得なかったシーザーの姿に、マイケル・コルレオーネがかぶりました。
■ノラネコさん (えい)
2014-11-22 19:26:45
この新たなシリーズが旧作に繋がるとしたら、
どんな形でなのか?
ぼくはそのことはまったく考えていませんでした。
そうとうに脚本を練らなくてはいけない。
でも、そこをうまくすれば
まさに映画の奇跡となって現れるでしょうね。

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