どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『THE ハプスブルク@国立新美術館』なのだ

2009年10月05日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

ぼくらわ 国立新美術館で開催中の<THE ハプスブルク>を見たのだ



ぼくらわ この展覧会が開催するまで ハプスブルク家のことわ ほとんど知らなかったのだ しいて言えば マリー・アントワネットが ハプスブルク家出身だったくらいなのだ

良い作品がいっぱいあったので 各部門から1~2点ほどご紹介するのだ

まずわ <ハプスブルク家の肖像画>が展示してあって ぼくらわ 2人の女性の肖像画が気になったのだ

1つわ アンドレアス・メラーの描いた<11歳の女帝マリア・テレジア>と もう1つわ フランツ・クサファー・ヴィンターハルターの描いた<オーストリア皇妃エリザベート>なのだ

<11歳の女帝マリア・テレジア>わ 可愛らしさと品性(威厳?)を持ち合わせた肖像画なのだ


<オーストリア皇妃エリザベート>わ 28歳の時のもので 星型の髪飾りなどがキレイだったのだ


休憩室の紹介映像にわ 皇妃エリザベートわ ウエストが 50センチだったそうで 生涯キープしたそうなのだ


<イタリア絵画>の展示でわ ロレンツォ・ロットが描いた<聖母子と聖カタリナ、聖トマス>が良かったのだけれど ぼくわ 左上部に描かている天使の髪の毛がクリンクリン(クルクル?)になっていたのが気になっちゃったのだ



<ドイツ絵画>の展示わ そんなに点数わ 多くなかったけど デューラーが3点もあったのだ ぼくらが気になったわ ルーカス・クラナッハ(父)の描いた<洗礼者ヨハネの首を持つサロメ>が良かったと思うし 豪華な衣服がキレイだったのだ



<スペイン絵画>の展示でわ ベラスケスが描いた<皇太子フェリペ・プロスペロ>・<白衣の王女マルガリータ・テレサ>も良かったのだけれど ぼくわ バルトロメ・エステバン・ムリーニョが描いた<聖家族と幼い洗礼者聖ヨハネ>が良かったのだ


微笑ましい聖家族と キリストと聖ヨハネが可愛らしくて良かったのだ


最後わ <フランドル・オランダ絵画>が展示していて レンブラント ルーベンス アンソニー・ヴァン・ダイクなどが展示してあったけど ぼくわ 最後の方に展示してあった メルヒオール・ドンデクーテルの描いた<水鳥>が良かったのだ

中央にドーンとペリカンがいて ちょっとぼくの体系に似ていて 親近感を覚えたのだ 他にもいっぱい水鳥がいて楽しそうだったのだ


いつもより いっぱい作品を紹介したけど この<THE ハプスブルク>わ 日本でわ 見ることが出来ない作品がたくさんあるので 必見だと思うのだ 

ぜひ 行きましょうなのだ


ミュージアムショップの一角に 皇妃エリザベートのパネルがあって 記念撮影が出来るので えこうの撮ってもらったのだ


ぼくの写ってない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)



ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

国立新美術館 <THE ハプスブルク> 12月14日(月)まで

http://www.nact.jp/exhibition_special/2009/03/habsburg.html




展示構成

ハプスブルク家の肖像画(8点)

イタリア絵画(27点)

ドイツ絵画(9点)

工芸と武具(38点+里帰り品3点)

スペイン絵画(10点)

フランドル・オランダ絵画(21点)

今回の展覧会では、オーストリアにあるウィーン美術史美術館とハンガリーにあるブダペスト国立西洋美術館所蔵のハプスブルク家ゆかりの作品約120点(うち、絵画が75点)を展示しています。日本ではあまり見ることが出来ない、イタリア、ドイツ、スペイン、フランドル絵画のオールドマスター(18世紀以前の絵画)が見ることが出来ます。

あと、奥にある2つ休憩室に異なる紹介映像があるので、お見逃しなく。


気になった作品や感想

3.アンドレアス・メラー 11歳の女帝マリア・テレジア


可愛らしさと威厳を持ち合わせている肖像画。左下に花瓶?(花)を描き、少女の可憐さを、左中部に王冠を置き、威厳を出しているように思える。


8.フランツ・クサファー・ヴィンターハルター オーストリア皇妃エリザベート


この肖像画は、28歳の時のもの、エリザベートが美しく、目を奪われる。

↑ハプスブルク家は、あらゆるジャンルの絵画の中で肖像画がもっともと高い地位を与えたそうです。そして、代々、皇帝とその家族の肖像画を多数描せた。この名門貴族の由緒を保ち、歴史的重要性を強調しようとした。(解説から)


12.ロレンツォ・ロット 聖母子と聖カタリナ、聖トマス


聖カタリナは、車輪がアトリビュート、聖トマスは槍。左上のいる天使の髪の毛のクルクル加減が、ちょっと気になる。


13.ラファエロ・サンティ 若い男の肖像

ラファエロの作品を初めて見ました。たぶん、この作品はペルジーノの影響を受けていたころに描いたもののような気がする。


14.ティツィアーノ・ヴェチェッリオ イル・ブラーヴォ

2人の男性が剣を隠し持っているように見えるので、暗殺をしようとしている?


16.ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 聖母子と聖パウロ

伝統的に、聖パウロは、剣と本を持った姿で描かれる。キリストの持っている赤い果実(リンゴ?)の意味はなんだろう?原罪?


17.ティツィアーノ(工房) キリストの埋葬

棺の右下にサインらしきものがあり。


30.グイド・カニャッチ クレオパトラの自害

解説には、『最初に女王を単独で描き、後にカンヴァスを継ぎ足して侍女たちを描いた。』と書かれていた。

背景が黒なので、より悲しさが増しているような気がする。


31.ルカ・ジョルダーノ 物乞い

1点を照らすような光の当て方がいい。タイトルを見なければ聖人のように思える。


37.アルブレヒト・デューラー 若いヴェネツィア女性の肖像


『1505年、向かったデューラーは、ヴェネツィアに到着した直後にこの肖像画を描いた。』と解説に書いてありました。


41.ルーカス・クラナッハ(父) 洗礼者ヨハネの首を持つサロメ


ユダヤの王の継娘のサロメは、洗礼者聖ヨハネに死をもたらした。

聖書の物語に登場する女性。サロメは、ヨハネの的だった母の命に従い、ヴェールを被って踊る褒美として、ヘロデ王にヨハネの首を要求した。(解説から)

豪華な衣装で美しい女性だが、頭と体のバランスがちょっと変な気がする?


59.アンソニー・ヴァン・ダイク 聖フランチェスコの法悦

私は知らなかったのですが、アンソニー・ヴァン・ダイクは、ルーベンスの弟子。


65.メルヒオール・ドンデクーテル 水鳥

20羽以上の水鳥が描かれている。中央にいるずんぐりとした体型のペリカン可愛い。


66.エル・グレコ(本名:ドミニコス・テオトコプロス) 受胎告知


大天使ガブリエルが持つ百合の花は、マリアの処女性を示している。大原美術館の作品に似ているような気がする。


74.バルトロメ・エステバン・ムリーリョ 聖家族と幼い洗礼者ヨハネ


キリストと聖ヨハネが十字架を作っている?様がなんとも愛らしい。


96.オウムガイ脚杯


98.シャーベット用のセンターピース

シャーベットを入れるカップの下にも、模様があるのでしゃがんでみてください。


99.ヒキガエル


サンゴ石灰岩を使用しているヒキガエル。石の模様がちょうど、カエルの皮膚(ブツブツ模様)の見える。


101.ラピスラズリの鉢


112.掛時計

銀、鍍金、紫水晶、碧玉、トルコ石を使用した豪華な時計。装飾してある鳥、果実がすべて秋のもののよう?もしかしたら、他のも同じような時計があって、春、夏、冬の時計があったかも?


あと、ベラスケスの2点と、ムリーリョのミカエルも良かった。

ベラスケス 皇太子フェリペ・プロスペロ


ベラスケス 白衣の王女マルガリータ・テレサ



ムリーリョ 悪魔を奈落に突き落とす大天使ミカエル



この<THE ハプスブルク>は、日本ではあまり見ることの出来ないイタリア、ドイツ絵画などが展示いますし、<11歳の女帝マリア・テレジア>と、<11歳の女帝マリア・テレジア>は必見だと思います。


巡回情報

京都国立博物館 2010年1月6日(水)~3月14日(日)


この後わ 東京ミッドタウン内にあるお店<京乃とうふや 藤野 東京ミッドタウン店>でランチを食べたんだけど そのことわ また 今度書くのだ(※このお店わ 閉店しているのだ)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。