どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『桃山―天下人の100年 <後期>@トーハク(東京国立博物館)』なのだ

2020年11月19日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

いつもなら お出かけした順番にブログを書くんだけど 先に書いた方がいいと思って トーハク(東京国立博物館)で 11月29日まで開催している<桃山―天下人の100年>『後期展示』を見に行ったことを書くのだ


※1つ大事なことなんだけど この展覧会わ 事前優先予約制で チケットが余っている場合のみ当日券が発売されるそうなので 時間指定で予約が出来て 待ち時間をなくせるので 予約してから見に行った方がいいと思うのだ


↓前期展示の感想なのだ
https://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/8232f3caff6baf5bf616fa8bf6162dbe


今回の感想わ えこうに任せるのだ

東京国立博物館 <桃山―天下人の100年> 11月29日(日)まで

https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2043

公式サイト
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/momoyama2020/




展示構成

桃山の精髄ー天下人の造形

変革期の100年ー室町から江戸へ

桃山前夜ー戦国の美

茶の湯の大成ー利休から織部へ

桃山の成熟ー豪壮から瀟洒へ

武将の装いー刀剣と甲冑

泰平の世へー再編される権力の美

安土桃山時代は室町幕府滅亡の1573年から江戸幕府開府の1603年までの30年間だそうで、その中で花開いた日本美術史上もっとも豪壮で華麗な「桃山美術」を中心に、その間の100年間の絵画、掛軸、茶器、工芸品、刀剣や甲冑など、前後期合わせて約230点を展示。


気になった作品

5.洛中洛外図屏風

八曲一隻で、洛中洛外図屏風で最大の大きさの作品だそうで、右上に伏見城があり、豊臣ゆかりの者が注文し、江戸時代初期の狩野派が描いたそうです。

金の雲は、盛り上げて立体的で、その雲の中に菊の花のような模様と、六角形を3つくっつけた家紋のような模様で、各々の六角形の中に七つの盛り上がった点あった。


23.狩野永徳 花鳥図襖 国宝

大徳寺聚光院の4面の襖絵。梅の木がドーンとダイナミックで躍動感があり、生命の力を感じる。でも、梅以外は相反して穏やかな風景になっていた。


24.狩野探幽 雪中梅竹遊禽図襖

家光の上洛のため築造された名古屋城上洛殿の襖絵。余白をたっぷりとり、雪の積もった老梅が描かれ、年月を重ねた美しさを感じる作品。

No.23の隣に展示しており、永徳のと見比べて見ると、探幽の作品は、力強くもあるがしなやかな印象。


30.伝 土佐光吉 源氏物語色紙 明石

もとは、「源氏物語画帖」であったものを剥した色絵。煌びやかで、かつ優雅で美しい。トーハク所蔵なので、また見る機会があるかも?


134.狩野永徳 唐獅子図屏風


宮内庁三の丸尚蔵館所蔵で、何度も見ている作品。

縦が2m20cmもあるので、隣の屏風と比べてもかなり巨大、金地金雲の背景の中、ゆったりと、そして雄々しく歩む様は百獣の王にふさわしく大迫力。

くるくるな巻き毛がいいし、ずっと見ているとちょっと人間ぽく思えてくる・・・?


137.長谷川等伯 松林図屏風 国宝 ※以前、トーハクで撮ったもの


静寂の中、冬の風雨にさらされ、湿度を感じる作品で、描かれていない余白の霧の部分に、あるであろう松林を想像するのも、楽しいかも?と思った。


164.陣羽織 猩々緋羅紗地違い鎌模様 ※以前、トーハクで撮ったもの


逆側の写真


小早川秀秋が着ていたと伝わるとされる陣羽織。


私が惹かれたのは屏風などの絵画ですが、他の作品も素晴らしく、後期展示も見に行って正解でした。

事前優先予約制だからか、チケット代が高いからか、大型企画展のわりには、比較的見やすい方だと思いますし、オススメの展覧会だと思います。


この後わ トーハクの総合文化展を見たんだけど そのことわ 今度書くのだ



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