どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『ダブル・インパクト 明治ニッポンの美@東京藝術大学大学美術館』なのだ

2015年05月06日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<名和晃平 「FORCE」>を見たぼくらわ 東京藝術大学大学美術館に移動して 月17日まで開催している<ボストン美術館×東京藝術大学 ダブル・インパクト 明治ニッポンの美>を見たのだ



ぼくが気になった作品をご紹介するのだ

小林永濯<菅原道真天拝山祈祷の図>なのだ


えこうわ 2006年に見ているそうだけど ぼくわ 初めてだったし この作品にお会いしたかったのだ

マンガの1場面のように思える作品で 雷に導かれ これから宙に浮いていくようにも見えるし 吼えているようにも見えるのだ


高石重義<竜自在>なのだ


2メートルくらいある竜の自在置物で きっとぼくが乗っても大丈夫な大きさなのだ 正面から見ると 怖いという感じわ なくて 可愛いお顔をしていたのだ

X線のパネルもあって 中の構造も分かるようになっていたのだ


あと 狩野芳崖<竜虎>と <谿間雄飛図>も良かったのだ


展覧会名の通り インパクトのある作品が展示していて すごかったのだ

えこうわ 知っていたけど ぼくわ 小林永濯という人を初めて知ったし あんな大きな自在置物もあったビックリだったのだ

あと 10日ほどで終わってしまうので 見に行った方がいいと思うのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

東京藝術大学大学美術館 <ボストン美術館×東京藝術大学 ダブル・インパクト 明治ニッポンの美> 5月17日(日)まで

http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2015/doubleimpact/doubleimpact_ja.htm

公式サイト
http://double-impact.exhn.jp/

作品リスト
http://double-impact.exhn.jp/DoubleImpact_list.pdf




展示構成

プロローグ 黒船が来た!

第1章 不思議の国JAPAN

第2章 文明、開花せよ

第3章 西洋美術の手習い

第4章 日本美術の創造

第5章 近代国家として

ボストン美術館と東京藝術大学大学所蔵の作品、約150点が展示しており、絵画、版画、彫刻、工芸作品などがありました。


気になった作品

23.高橋由一 花魁(美人) 重要文化財


解説に一部には、こう書かれていいます。
『この作品は次第に廃たれていく花魁という存在を記録にどとめたいとの依頼で、稲本楼の花魁「小稲」を描いたものである。』

凛とした美しさがあるのだが、なぜだが、私には、少し怖い絵に思えた。


28.鈴木長吉 水晶置物

大きな水晶に向かい、水の中から龍が登る様が象られている置物。波が北斎の<神奈川沖浪裏>のようで、見方によっては、鳥などの鉤爪のよう。解説によると、鈴木長吉は、鷲などの猛禽類の銅金作品で知られていたようなので、その物づくりが培われていたのでしょうね。


39.旭玉山 人骨骨格


鹿の角で出来ている精巧な人骨骨格で、いろんなポーズが取れるそうです。私が見たのは前期ですが、後期展示には、ポーズを変えて展示しているそうですよ。

私が見た時は、画像のようなポーズではなく、普通に座っていました。


40.川鍋暁斎 地獄太夫


前に見た<クリーブランド美術館展>と同じような構図だが、こちらは、ユーモラスな地獄太夫。

大きな骸骨が三味線を弾き、その上でお坊さん?が踊り、小さな骸骨たちも、宴会のようにはしゃいでいるが、地獄太夫は、澄ましたように静かにその様子を見ている。

地獄太夫の極彩色で艶やかな着物が美しく、たぶん、七福神が描かれていたと思う。

※参考として、クリーブランド美術館の<地獄太夫>も載せます。(クリックすると拡大します。)



42.川鍋暁斎 風神・雷神


双幅の掛軸。左に赤い風神、右に青の雷神、鬼のような怖い顔立ちで迫力がある。雷神は赤い稲妻を起こし、風神は地上に向け風を起こており、宙に舞い上がった楓の葉が、ひらりと舞い、怖い中にも、清々しさを感じる作品でした。

私にとって、風神雷神の色は、宗達のイメージが強いのですが、風神の赤、雷神の青は、昔からの伝統的な色だそうです。


45.柴田是真 雪中鷹図



80.ヴィチェンツォ・ラグーザ 日本の大工

ちょんまげ姿の大工、しかも背中に入れ墨も・・・かなりインパクトがありました。


82.狩野芳崖 悲母観音


芳崖の絶筆。もう何度も見ているが、いつ見ても素晴らしい。


83.岡倉秋水 悲母観音

岡倉秋水は、岡倉天心の甥。

芳崖の<悲母観音>の隣に展示していて、見比べが出来ます。こちらの作品の方が、芳崖よりたくさんの色を使っているので、色鮮やかで、立体的に見えるような気がします。あと、なんとなくですが、芳崖の方が優しいというか慈愛に満ちている感じを受けますが、秋水の作品は、そんな印象を受けず・・・。

この作品は、この展覧会が初公開だそうです!!

ポストカードにしてほしかった・・・。


85.小林永濯 菅原道真天拝山祈祷の図


解説の一部には、こう書かれています。
『菅原道真が大宰府に流されたのち、天拝山上で無実を訴え、天神と化すという場面を描く。突風が吹き荒れ稲妻が走る山上で、道真は爪先立ちで全身を硬直させ両手を震わせる。劇画ともいうべきこの表情は極めて実験的なものだった。』


119.西村五雲 熊図屏風

左隻には、黒の熊、右隻には、2頭の白熊が描かれ、ともに、のほほんとしていて、見ていて癒される。


123.小林永濯 天瓊を以て滄海を探るの図

解説には、こう書かれています。
『「古事記」などに記されている国産みの神話を描いたもの。イザナギとイザナミが天浮橋に立って天の沼矛で潮をかき混ぜると、矛から滴り落ちた潮が積もって、オノコロ島ができ、その後、2神は次々に島を生んで日本の国土を創生したという。永濯は、本作の他にも多数、日本の神話に題材を撮った作品を残している。』

前に1度見たような・・・?この作品は、しずくが落ち、島が出来る前を描いていた。


125.竹内久一 神武天皇立像

かなり大きな木彫りの彫刻で、お顔が明治天皇に似ているような気がした。


145.山本芳翠 西洋婦人像



ボストンと東京芸術大学所蔵の明治の作品は、見応えがあって、見る機会のないボストン美術館の作品が特に良かったです。河鍋暁斎や岡倉秋水、旭玉山、他にも素晴らしい作品が展示していましたし、ご覧になってみてはいかがでしょうか?オススメですよ。


巡回情報


名古屋ボストン美術館 6月6日(土)~8月30日(日


この後わ 東京国立博物館に移動して 表慶館で開催している<コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流>を見たのだけれど そのことわ また 今度書くのだ



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