どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『奇想の王国 だまし絵展@Bunkamura』なのだ

2009年07月12日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

ぼくらわ 渋谷のBunkamuraで開催中の<奇想の王国 だまし絵展>に行ったのだ


実わ <だまし絵展>を見ようとして Bunkamuraに行ったのわ 今回で2度目で 前に行った時わ チケット売り場に行列が出来たので 泣く泣くあきらめたのだ やっぱり 朝1だったので まだそんなに混んでなく快適に鑑賞出来たのだ

タイトルが<だまし絵>なので 洋画 日本画 浮世絵 彫刻など 様々なジャンルの作品が展示していたのだ


ぼくが気になった作品を ちょっと ご紹介するのだ

中でも ぼくが1番気になったのわ 最後のほうに展示していた パトリック・ヒューズさんの作品の<水の都>なのだ

これわ 真横から見ると凸凹になっていて 歩きながら見ると 目の錯覚で 海へ繋がっている運河が動いて見えるのだ

動いて見えるのが楽しくて ぼくらわ 何度も 絵の前を 行ったり来たりしたのだ


ジュゼッペ・アルチンボルドの描いた<ウェルトゥムヌス(ルドルフ2世)>なのだ

63もの 果物 野菜 花などで ルドルフ2世が描かれていたのだ よーく見ると 花でタスキ?(←名前が分からないのだ)を描かれているのだ


他にも 円柱の鏡で見る絵や 横から見ると 隠れているものが見えたりする絵や 浮世絵の影絵などもあったのだ


大好評だから 7月24日から 最終日まで 連日21時まで開館しているそうなのだ(入場わ 20時半までなのだ)

この展覧会わ 普段絵画を見ない人でも楽しめると思うし ぼくらの オススメ展覧会なのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

Bunkamura <奇想の王国 だまし絵> 8月16日(日)まで

※ホームページはなくなっています。




展示構成

トロンプルイユの伝統

アメリカン・トロンプユイユ

イメージの詐欺(トリック)の古典

日本のだまし絵

20世紀の巨匠たち -マグリット・ダリ・エッシャー

多様なイリュージョニズム -現代美術におけるイメージの策謀

今回、様々な技法で描かれています。


その技法名の紹介。

※トロンプルイユは、『目だまし』の意味するフランス語。錯覚を起こさせる概念の総称。

※アナモルフォーズは、ゆがんだ像(歪曲像)という意味。

※ダブルイメージとは、ある絵の中に別の画像が潜む、二重像。

※描表装(かきひょうそう)とは、西洋美術の『トロンプルイユ』に近いもの。

掛軸の画面の周囲、本来織物などの裂(きれ)を貼って仕上げるのだが、掛軸の表具を手描きで模したもの。

画面の中と外で虚構と現実の区別を怪しくする機能がある。


いいなぁ。と思った作品。

1.ジュゼッペ・アルチンボルド ウェルトゥムヌス(ルドルフ2世)

63もの、果物、野菜、植物などが合わさって、ルドルフ2世の肖像画になっている。


2.ジュゼッペ・アルチンボルドの流派 水の寓意

四大元素(水、火、大気、大地)を描いた連作の1つのようです。水なので、魚たちが集まって、横顔に見える。No.1作品と比べるとかなり暗い。


3.パウルス・ロイ ルドルフ2世、マクシミリアン2世、フェルディナンド1世の三重肖像画

左右のよって、見え方が違う。

解説には、板にVの字の溝を並べて彫って蛇腹状の縞にし、左右で描き分けたそうです。


4.エアハルト・シェーン 判じ絵-ヨナと大きな魚としゃがむ男

5.エアハルト・シェーン 判じ絵-フェルディナンド1世

4・5の絵は、正面からだと隠れた絵が分からないが、真横から見ると隠された絵が見える。


6.ドメニコ・ピオラ ルーベンスの《十字架昇架》の場面のあるアナモルフォーズ

この作品の後ろにレプリカがあり、鏡の円柱を見ると、ルーベンスの《十字架昇架》が分かるが、そのまま見ると何を描いているのか分からない。

原画のほうの鏡の円柱を置く場所に、人の肌や衣服が描かれているような気がする。


15.コルネリス・ノルベルトゥス・へイスブレヒツ 静物と自画像


22.ヤーコプ・マーレル 花瓶の花

花瓶の中に室内が映る。


39.ペレ・ポレル・デル・カソ 非難を逃れて

絵の外に逃げ出そうとしている少年の絵画。描かれている額縁に手や足をはみ出ていて、影まで描かれている。


特別出品.フランシスコ・スルバラン 聖顔布


58.鈴木守一 百衣楊柳観音図 7月20日まで展示

中廻しの部分に『観音経』が書かれ、下には蓮の花が描かれている。


62.鈴木守一 秋草図


68.河鍋暁斎 幽霊画

画面外に描かれている蝶が怪しく、美しい。幽霊も枠をはみ出し、実際に目の前にいるような感覚になる。


105.ルネ・マグリット 白紙委任状


129.パトリック・ヒューズ 水の都

これは、真横から見ると凸凹になっていて、歩きながら見ると目の錯覚で、海へ繋がっている運河が動いて見える。

何度も絵の前を往復しました。


他にも、歌川国芳の其面影程能写絵の2点や、歌川広重の即興かげぼしづくしのシリーズ、エッシャーの作品なども良かったのです。


あまり美術館に行かない方でも楽しめる展覧会だと思いますよ。7月24日から、閉館時間が21時に変更になったので、行ってみてはいかがでしょうか?


この後わ Bunkamuraから松濤方面に ちょっと歩いたところにある<マヌエル・コジーニャ・ポルトゲーザ 渋谷店 >でランチをしたのだけれど そのことわ また 今度書くのだ



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