どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『KORIN展 国宝「燕子花図」とメトロポリタン美術館所蔵「八橋図」@根津美術館』なのだ

2012年05月18日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 前に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

ぼくらわ 根津美術館5月20日まで開催していた<KORIN展 国宝「燕子花図」とメトロポリタン美術館所蔵「八橋図」>を見てきたのだ



約100年ぶり 国宝の<燕子花図屏風>と メトロポリタン美術館所蔵の<八橋図屏風>がそろい踏みで ぼくわ 根津美術館へ行くのわ はじめてだったので すごく嬉しかったのだ

展示内容わ 展示室1・2で 尾形光琳の作品などが23点展示していて 展示室3~6にわ テーマ展示として 根津美術館所蔵?の作品が約100点ほど展示していたのだ


いろいろ展示していた中で ぼくが気になった作品をご紹介するのだ

1番わ やっぱり 国宝の作品 尾形光琳が描いた<燕子花図屏風>なのだ


えこうわ 前に数回見たことがあるみたいだけど ぼくわ 初めて見れたのだ

解説に書いてあったんだけど <燕子花図屏風>わ 伊勢物語の「八橋」の発想源として 描かれたものなのだ

ずっと見ていると 3Dとまでわ いかないけど 立体的に見えてくるのだ ぼくわ その理由を 探してみたのだ 右隻と左隻で 燕子花に 色の濃さの違いもあったし 左隻の1番右側にある草がポイントで 立体的にみると思うのだ


もちろん MET所蔵(メトロポリタン美術館)<八橋図屏風>もいいのだ


念願の揃い踏みなのだ 2つがそろっての展示わ 約100年ぶりらしいのだ 両方を比べて見ると 八橋図の方が 燕子花わ 小ぶりでスマート 密集している感じがするけど 八橋がドーンとアクセントになっていて スタイリッシュなのだ

※部分の画像も載せるのだ


ちなみに <八橋図屏風>わ <燕子花図屏風>を描いた 10年近くあとに 描かれたものらしいのだ


尾形光琳の <燕子花図屏風>と<八橋図屏風>を 同時に見れて良かったのだ 2つとも初めて見れたし 嬉しかったのだ METの<八橋図屏風>わ 今後 見る機会があまりないかもしれないけど 根津美術館の<燕子花図屏風>なら また 見れると思うので 展示しているときわ また 見に行こうと思ったのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


根津美術館 <KORIN展 国宝「燕子花図」とメトロポリタン美術館所蔵「八橋図」> 終了しました

http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/past2012_n03.html

作品リスト
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/pdf/list_120421.pdf




展示構成

初期の画業

燕子花図屏風と八橋図屏風

草花図の展開

『光琳百図』のなかの光琳画

23点が展示していました。


<KORIN展>のほかに、展示室3~6を使用して、<テーマ展示>も開催。

【展示室3~ホール】 仏教彫刻の魅力

【展示室4】 古代中国の青銅器 

【展示室5】 きらめく螺鈿

【展示室6】 初夏の茶

【特別ケース】 宝飾時計

約100点を展示していました。



気になった作品

尾形光琳 蹴鞠布袋図

体など、ほぼ全て○で構成されている布袋様。


尾形光琳 燕子花図屏風 <国宝>


左隻と右隻の大きな画像も載せます。

左隻



右隻


解説には、こう書かれていました。
総金地に濃淡の群青と緑青のみによって鮮烈に描きだされた燕子花の群生。右隻と左隻の対象と均衡を計算しつつ、燕子花をリズミカルに配置する。シンプルでありながら意匠的な構図が圧倒的である。本格的に絵画の制作をはじめてから10年前後、光琳がたどり着いた最初の芸術的頂点である。

大琳派展以来、3年半ぶりの対面でした。見ていて思ったのは、左隻の1番右のちょっとある葉があることと、左隻の燕子花の群青の色が濃いことで、右隻の燕子花に奥にあるように感じ思えて、立体的に見えました。

あくまで、素人考えなんですが、左隻右隻の位置を逆にしても、中央から燕子花が降っていく構図になるので、しっくりするような気がしました。


尾形光琳 八橋図屏風


解説には、こう書かれていました。
「燕子花図屏風」と同様、金地画面いっぱいに燕子花を描く。違うのは、「たらしこみ」をほどこされた黒い橋が右上から左下にかけて稲妻のように配されている点である。「八橋」であることを示すとともに、幾何学的な要素や異なる質感の導入によって屏風絵の構成に新機軸を打ち出そうとしている。

「燕子花図屏風」と同時に展示されるのは、約100年ぶり。私は今回、初めて見ることが出来ました。八橋図屏風は、燕子花図屏風の10年近く後に描かれたものだそうです。「燕子花図屏風」より、燕子花は密集し、やや小ぶりでスマートな印象。背景の金地の影響?もあって燕子花の色も若干薄く感じる。


尾形光琳 夏草図屏風


二曲一双の屏風。八橋図と一緒で、夏草を右上から左下に配置している。


テーマ展示では、<双羊尊>が良かった。あと、日本の螺鈿と中国の螺鈿が展示していましたが、中国の螺鈿は地味な印象でした。



今回、<燕子花図屏風>・<八橋図屏風>の2点同時に見れて良かったです。隣同士の2点をじっくり見比べることが出来ましたし、<KORIN展>は、点数は少ないですけど、ゆったり目に展示していたので、見やすい方でした。

来年、また<燕子花図屏風>を見に行こうと思います。



この後わ 美術館内の庭園を見て 美術館内の<NEZUCAFE>でランチをしたのだけれど そのことわ また 今度書くのだ



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。