どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『没後40年 レオナール・フジタ展@上野の森美術館』

2008年12月18日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログは、2008年に違うサイト載せたものを再編集したものです。

上野の森美術館で開催している<没後40年 レオナール・フジタ展>を見に行きました。

上野の森美術館 <没後40年 レオナール・フジタ展> 2009年1月18日(日)まで

http://www.ueno-mori.org/special/2008_fujita/




私は、もともと藤田嗣治(レオナール・フジタ)の描く乳白色の裸婦や、猫等が好きで、今回のレオナール・フジタ展では、幻の大作といえる、4点の作品が見れるので行きました。


私がいいなぁ。と思った作品。

C1-11 人形を抱く少女

人間はちょっと気味悪く感じましたが・・・。描いている猫が気に入りました。


C1-27 仰臥裸婦

フジタの裸婦の作品の中で、この作品が1番美しいと思います!!そばにいる猫も可愛らしい。この作品、福岡市美術館が所蔵だそうですよ。


C1-29 自画像


C2-01 ライオンのいる構図

2006年に東京国立近代美術館で開催した<藤田嗣治展>観ましたが、その時は会期末に行ったため、じっくり観れなかったので、今回はじっくり観ることができました。


C2-02 犬のいる構図


C2-03 争闘Ⅰ


C2-04 争闘Ⅱ

ライオンのいる構図、犬のいる構図、争闘Ⅰ、争闘Ⅱは、それぞれ平和、戦争、天国、地獄を表現しているそうですよ。(←作品解説から)

この4点の大作は、古代ギリシャ、ミケランジェロ、ジョット、ベラスケスなど、フジタの愛するあらゆる時代の美術を超えた美へのオマージュだそうです。(←作品解説から)

なので、ミケランジェロのように筋骨隆々なのでしょうね。


C2-27 馬とライオン

未完の構図だそうです。

この赤い文字の作品の5点の作品は、フランス政府が、日本の国宝に相当する国家財産として認定。


C2-29 猫

C2-31 猫

この2点の猫の作品、いいですよ。猫を友達にする訳は、猫の野獣性と家畜性の2つの性質を持っているので面白いから。(←こちらも解説から)


C3-33 自画像

C1-29の自画像と並べて観たい。


C4-06 聖母子


C4-07 イヴ

このイヴを観たくて行ったようなものです。楽園で禁断の果実を食べる前のイヴでしょうか?このイヴが美しいですし、背景にいる楽園の動物たちも良くて、私の好きな作品です。


C4-10 花の洗礼

私は、この3人の女性が、三美神のように思えます。


C4-17 礼拝

この作品も2006年の企画展でも観ました。フジタ本人も描かれているんですよ。


このレオナール・フジタ展は、オススメですよ。4点の連作が揃って観れるのは、今回がたぶん最後でしょうし、第4章のフジタの宗教画は、素晴らしい作品がたくさんありましたよ。もちろん、フジタ特有の乳白色の作品や、猫猫、そして、私が好きになった<イヴ>もありますし、ちょっと気になった方は行かれてみてはいかがでしょうか?

私は、もう1度観に行きます。


巡回情報

福岡市美術館 2009年2月22日(日)~4月19日(日)

せんだいメディアテーク 2009年4月26日(日)~6月7日(日)


公園内でカラスを発見、カラス好きなので写真撮ってみました。





運よく、カメラ目線で撮れました。



この後は、国立科学博物館内のレストランでランチをしたのですが、このことは、今度書きます。



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