どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション@国立新美術館』なのだ

2016年02月17日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<尖沙咀(チムサーチョイ)>でランチをしたぼくらわ 国立新美術館に移動して 4月4日まで開催している<はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション>を見たのだ



ぼくが気になった作品なのだ

エル・グレコが描いた<受胎告知>なのだ


一言でいうならば「カッコいい受胎告知」なのだ

中央の稲光とともに 聖霊の象徴としての鳩と大天使ガブリエルが現れた劇的な受胎告知なのだ マリアの表情わ 驚いた様子もなく すべてを悟ったかに見えるのも印象に残ったのだ

えこうわ 2006年に国立近代美術館で 大原美術館の作品を見る機会があったんだけど その時にわ この作品わ 東京にわ 来てなくて 倉敷まで行っちゃおうかと思っていたので 今回見ることが出来て 念願が叶ったと言っていたのだ

日本にあるエル・グレコの作品わ 2点だけで この作品と 西洋美術館所蔵のものなのだ

↓※この展覧会とわ 関係ないけど 参考として 西洋美術館所蔵のエル・グレコの作品を載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)



児島虎次郎が描いた<和服を着たベルギーの少女>なのだ


間近で見ると 少女の着物わ かなり塗りたくっているのだ でも 遠目から見ると それがちょうど良くて うまい具合に合わさっていて キレイに見えるのだ


花澤武男の作品<レッツ グルーブ(聖アントワーヌの誘惑)>なのだ

ピンクの空の元 黄緑色のマントを被った聖アントワーヌを誘惑する化物たちが描かれているけど その化物たちが面白いのだ

スターウォーズのチューバッカ 通商連合の人 ハリ・ポッターのトビ―や 妖怪のカッパなど 誰しもが見たことのあるキャラクター?たちがいるのだ

こんな楽しそうな誘惑なら ちょっと 見てみたい気もするのだ 


あと 最後に展示していた 谷保玲奈<繰り返される呼吸>も良かったのだ


ぼくらがずっと前から見たかった エル・グレコの<受胎告知>にお会いできた それにつきるのだ

大原美術館にわ 今回来てない作品で 素晴らしい作品があるみたいなので いつか倉敷に行ってみたいと思うのだ



ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

国立新美術館 <はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション> 4月4日(月)まで

http://www.nact.jp/exhibition_special/2016/hajimari/

公式サイト
http://hajimari2016.jp/

作品リスト
http://www.nact.jp/exhibition_special/2016/hajimari/pdf/20160122_hajimari_list.pdf




展示構成

1章:古代への憧景

2章:西洋の近代美術

3章:日本の近代洋画

4章:民芸運動ゆかりの作家たち

5章:戦中期の美術

6章:戦後の美術

7章::21世紀へ

絵画を中心に150点展示していました。


気になった作品

2-1.エル・グレコ(ドメニコス・テオトコプーロス) 受胎告知


解説には、こう書かれています。
『「受胎告知」は、マリアが読書または裁縫をしていたという聖書の記述から、室内の情景として描かれることが多い。しかし、本作品は、雲に乗った天使が鳩(聖霊の象徴)と共に闇を切り裂いて出現するという、極めて特異な描写である。また、説明的な要素を最小限にとどめ、ドラマに焦点を当てた点も本作品の特徴である。エル・グレコ独自の、細長く引き伸ばした人体、鮮やかな色彩と大胆な明暗、そして勢いのあるタッチが、画面に躍動感と神秘的な雰囲気をもたらしている。』


2-2.ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ 幻想


2014年の<シャヴァンヌ展>でも展示していた作品。

左にいる女性が、植物の蔓でペガサスを捕まえようとしている。前に見た時も思ったが、描かれた人物などは表情が読み取れないし、彫刻のよう?ただ、全体的に青みがかっていて美しい作品でした。


2-8.ポール・ゴーギャン かぐわしき大地


タヒチの大地の女神を描いたかのような印象を受ける。展示していたどの作品とも違い、キャンバス地が荒い感じがした。


2-11.ギュスターヴ・モロー 雅歌


水彩の作品、背景の風景はそうでもなかったが、人物の服などは、精緻で美しい。


2-14.クロード・モネ 睡蓮


水面に木々や空の映り込みは少なかったが、滑らかな作品。しかし、間近で見ると、水面の筆の跡がザラザラとして感じとなってい。


2-16.エドモン=フランソワ・アマン=ジャン 髪


大原美術館のコレクションの第1号だそうです。

全体的にふんわりとした作品で、髪を梳かれている女性が美しい。


2-17.ピエール=オーギュスト・ルノワール 泉による女


風景と一体化したかのような裸婦が描かれていて、女性の肌は光を含んでいるような感じを受ける。あと、下半身にかかってある白い布がいい。


2-20.アメデオ・モディリアーニ ジャンヌ・エビュテルヌの肖像


久しぶりに、モディの作品を見た。確か、ジャンヌはモディの恋人だったような・・・?

アーモンド形の目、首が長めで体のバランスが少し変な感じがするが、妙な一体感がある。


3-2.児島虎次郎 和服を着たベルギーの少女


解説には、こう書かれています。
『児島がベルギーのゲント美術アカデミーに留学していた時代の代表作である。明るく鮮やか色彩と躍動感に溢れた筆遣いは、児島が教えを受けたエミール・クラウスによるベルギー印象派の影響を顕著に示す。少女の顔と髪、着物や帯によって、さまざまな筆触が使い分けられているのが、興味深い、和洋のモチーフが混交した画面からは、日本美術界のために西洋画を収集し、東西文化の架け橋として生きることとなる児島の気概が伝わってくる。』


3-5.関根正二 信仰の悲しみ ※重要文化財



3-9.岸田劉生 童女舞姿



3-10.藤田嗣治 舞踏会の前

フジタの美しい乳白色の女性が7人描かれ、肌が滑らかで触れてしまったら、消えてしまいそうな感じでずっと見ていたくなる。肌の色は美しいが、体系がなんとなくミケランジェロっぽいような・・・?


3-13.熊谷守一 陽が死んだ日

亡くなった自分の子どもを描いている。キャンバスに悲しみをぶつけるように色を塗りつけ、作品の中に、亡くなった子供への思いと、悲しみを封じ込めているような感じがした。


6-1.ジャクソン・ポロック カット・アウト

ポーリングなどで絵具をたらした後に、人型のような形に切り抜いた作品。解説に書いてあったが、ポロックは、切り抜いた中身をどうするか迷っていたそうだが、そのまま亡くなってしまって、亡くなった後に妻が別の作品を貼り付けて現在の形になったそうです。

見ていると、人型が勝手に抜け出したかのように思える。


あと、棟方志功の<二菩薩釈迦十大弟子板画柵>も良かった。


近現代の作品が多いですが、大原美術館の素晴らしい作品の数々を見れて良かったです。

ずっと前から見たかった<受胎告知>も見れましたし、現代美術の作品も、面白いものがあって、新たな発見もありました。

東京にいながら、大原美術館の作品を見れるので、オススメだと思いますよ。


この後わ 四ツ谷駅に移動して<たいやき わかば>に行ったんだけど そのことわ また 今度書くのだ



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