※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ
ぼくらわ 横浜美術館で開催している<フランス絵画の19世紀 美をめぐる100年のドラマ>を見に行ったのだ
まず 皆さんに1つ言っておきたいのだけれど 企画展会場内に 作品リストが置いてないので 1階の総合案内で<作品リスト>を貰ってから行ったほうがいいと思うのだ(作品のメモをする人わ 特になのだ)
ぼくらの気になった作品を ちょこっとだけ ご紹介するのだ(詳しいことわ えこうに任せるのだ)
アドルフ・ジュルダンとカバネルの共作の<ヴィーナスの誕生>なのだ
共作だからか なんとなく オーラがない(インパクトがない?)気がしたのだ 隣に展示してある<40.真珠と波>のほうが オーラというか魅力があると思うのだ
ちなみに えこうわ 閉館してしまった青山ユニマット美術館で 小さめな<カバネルのヴィーナスの誕生>を見たことがあるので それと比べると・・・そう思ったみたいなのだ
ブグロー(ブーグロー)が描いた<フローラとゼフュロス>なのだ
二人の神様(西風の神ゼフュロス 花の女神フローラ)や 花の描写などが美しいのだ でも ゼフュロスの羽が・・・もうちょっと美しければいいと思ったのだ
ぼくらの大好きな ラファエル・コランの作品<フロレアル(花月)>なのだ
ちょっと大げさかもしれないけど ぼくわ この1枚の絵にお会いするために この展覧会へ行ったのだ あと 隣にも コランの描いた<エリーズ嬢の肖像>が展示していたのだ
ぼくと えこうのオススメなので ぜひ 見に行ってほしいのだ アカデミスムが好きな方わ きっと満足する企画展だと思うのだ
ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ
横浜美術館 <フランス絵画の19世紀 美をめぐる100年のドラマ> 8月31日(月)まで
※展覧会のHPはなくなっています。
展示構成
Ⅰ.アカデミスムの基盤-新古典主義の確立
Ⅱ.アカデミスム第一世代とロマン主義の台頭
Ⅲ.アカデミスム第二世代とレアリスムの広がり
Ⅳ.アカデミスム第三世代と印象派以後の展開
19世紀のフランス絵画の流れが分かる展覧会で、アカデミスムの画家たちの作品を中心とした作品が約80点ほど展示しています。
いいなぁ。と思った作品
8.ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル アレクサンドル・デゴッフ パフォスのヴィーナス
この作品は、アングルとデゴッフの共作で未完成の作品のように思えます。
その理由は、ヴィーナスの左手。描き直しているのだが、その手が透けているし、最初に描かれていた手もきちんと消えていない。私は、最初に描かれた手を組んでいるポーズのほうがいいような気がします。
18.アリ・シェフェール 糸巻のマルガレーテ
解説には、恋の苦しみに苛まれている表情を描いているそうです。
23.イボリット・ドラロッシュ、通称ポール・ドラロッシュ パリ国立美術学校の半円形講堂壁画のための原画
解説には、美術家67人以上も登場しているそうです。ラファエロ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ティツィアーノなどが描かれているそうですが、私はベラスケスくらいしか分かりませんでした。
30.ジャン・ジャラベール オダリスク
背景や後ろにいる召使い?が暗く描かれているので、中央にいる裸婦がよい美しく見える。
43.アレクサンドル・カバネル 狩りの女神ディアナ
解説には、月の女神ルナと同一視されたため、頭に三日月の飾りをつけている。その『三日月の頭飾り』に照明が当たって、光っているように見える。
42.アレクサンドル・カバネル パオロとフランチェスカ
この作品は、サロン出品作のレプリカだそうです。オリジナルは、オルセー美術館にあるそうです。
39.アレクサンドル・カバネル アドルフ・ジュルダン ヴィーナスの誕生
解説には、1864年にカバネルから複製権を買い取ったグービル商会が複製版画生産のためにレプリカの画家アドルフ・ジュルダンに描かせ、その後カバネル自身が加筆修正し、署名したものだそうです。
共作だからか、素人目ですが、閉館した青山ユニマット美術館の<ヴィーナスの誕生>の方が、魅力があるような気がしました・・・。
40.ポール・ボードリー 真珠と波
<ヴィーナスの誕生>の隣に展示しているのですが、こちらの作品のほうが、より官能的のような気がします。あと、絵に迫力があります。
47.ウィリアム=アドルフ・ブグロー フローラとゼフュロス
西風の神ゼフュロスが花の女神フローラに接吻し、春が目覚める瞬間が表現されている。花の描写や2人の神々が美しい。
49.ジャン=ジャック・エンネル 牧歌
背景の鬱蒼とした森の中にニンフと女性がいるので、より幻想的に見える。
55.ラファエル・コラン フロレアル(花月)
コランは、ブグローに師事し、その後カバネルのアトリエに入門。のちに、黒田清輝、和田英作、岡田三郎助などを指導。
フロレアルは、フランス革命暦(共和暦)の4月下旬~5月下旬までの時期に当たるが、まさに春爛漫の花の季節を示す、野原に横たわり物憂げな表情で草の茎をはむ裸婦は、花の季節の擬人像である。この作品は、1886年にサロンに出品され国家買い上げになったそうです。
78.ギュスターヴ・モロー 岩の上の女神(※以前、常設展で撮ったときのもので、企画展会場は撮影禁止です。)
あと、カロリュス=デュランの<ヘペ>も良かった。
他にも、コロー、ミレー、ルノワール、モネなどの作品を展示していますよ。
ちょっとオーバーな言い方かもしれないですが、この<フランス絵画の19世紀展>は、西洋美術館で開催した<ルーヴル美術館展>に匹敵する展覧会だと思います。会期末は、夏休みになるのでじっくり見たい方はお早めにご覧になったほうがいいと思います。
ものすごーくオススメですよ。
この後わ 横浜美術館の常設展示を見たのだけれど そのことわ また 今度書くのだ(※ちょうどいい写真がないので 美術館の外観の写真を載せるのだ)