どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『フランク・ブラングィン展@国立西洋美術館』なのだ

2010年05月29日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2010年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

常設扱いの<所蔵水彩・素描展-松方コレクションのその後>を見たぼくらわ 特別展の<フランク・ブラングィン展>を見たのだ



展示していた作品の中で ぼくが気になった作品をご紹介するのだ

ぼくが1番気になった作品わ <白鳥>という作品なのだ(※<白鳥>の写真わ チケット売り場にあったパネルなのだ)


森の中にいる2羽の空色の白鳥が美しいのだ この白鳥わ 日に当たって白い部分が雲のようで 日に当たっていない水色の部分が空のようで 体に空が入っているのだ 図録をちょっと読んでみたら この作品わ 松方の所蔵だったみたいなのだ ちょっと歴史が違えば 西洋美術館の所蔵になっていたかも?と思ったのだ


他にわ <海賊バカニーア>と <慈愛>が良かったと思うのだ

<海賊バカニーア>わ 色が目に入っている強さがある作品だと思うのだ 海賊旗の赤 海の紺色が強烈にインパクトがあったのだ

<慈愛>わ 青い衣を着た女性(聖母マリア?)が 人々に施しをしている絵なんだけど 背景 人物 衣服などが装飾的に描かれている美しい作品だったのだ


フランク・ブラングィンって あまりよく知らなかったけど 絵画や壁画装飾 陶器や家具のデザイン 共楽美術館の建築デザインなど 色々手がけていて 才能にあふれる人の作品を知ることが出来て良かったのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


国立西洋美術館 <フランク・ブラングィン展 伝説の英国人画家 松方コレクションの誕生物語> 5月30日(日)まで

http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/past/2010_219.html




展覧会のチラシの説明文には、こう書かれていました。
『国立西洋美術館設立の礎になった松方コレクション。これは川崎造船所(現・川崎重工業)の初代社長の松方幸次郎が主に1920年代に蒐集した美術品です。この大コレクターを支えたのが、英国人画家フランク・ブラングィン(1867-1956)でした。松方が彼の作品を購入する一方、ブラングィンは松方の美術品ン蒐集を助け、松方の究極の夢、コレクションを公開する「共楽美術館」の建築デザインを手がけます。関東大震災に続く経済恐慌によりこの計画は幻の終わりますが、実現していれば東洋一の西洋美術館の誕生であり、ブラングィン芸術の集大成となるはずでした。』


展示構成

Ⅰ.松方と会うまでのフランク・ブラングィン

Ⅱ.フランク・ブラングィンと松方幸次郎

Ⅲ.壁面装飾、版画、その多様な展開

油彩、リトグラフ、家具や陶磁器など約100以上が展示していました。


気になった作品

19.海の葬送

船で亡くなった人を弔う場面が描かれているが、右端に描かれている波の表現が気になった。


20.海賊バカニーア


この作品は、色が強烈に目に飛び込んでくる。


22.慈愛

背景、人物の衣服などが装飾的に描かれていて美しい作品。左側にいる青い衣を着る女性(聖母マリア?)が施しをしているが、施しを受けている人さえも、美しく描かれている。


23.りんご搾り


画面右下の3人の子供に目がいくからか、この作品は、違う世界(天国?)にいるような感じがする。


65.白鳥


森の中にいる2羽の白鳥が空(水色)と雲(白)で表現されている。森で咲いているオレンジ色の花もいいアクセントになっているような気がする。白鳥は、日の当たっている部分が雲(白)で、日のあたってない部分は、空(水色)で表している。

この作品は、松方の所蔵だったそうです。


今回の展示を見て、もし、共楽美術館が完成していて、松方コレクションが散逸しなかったら、どんなに素晴らしかったか、特に<白鳥>は、好きになったのでいつでも見ることが出来ていたのだなぁ。と思ってしまう。


今回も素晴らしい作品を見ることが出来ました。

ありがとうございます。



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